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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

26SEP 最近のいろいろ

2015-09-30 07:27:13 | BC_2015・2016

26日過ぎちゃいましたがこのあたりのいろいろと言う事で。

まずはジミー・キンメルショー再び。
去年は「Banadict Cumberbatch what a dickhead(バカとか間抜けの意味)」と書かれたツイートに
「Benedict」が「Banedict」になっていたので、「B E N E D I C Tだよ、dickhead」とお返しをしています。

動画はこちら。
Celebrities Read Mean Tweets #6

で、今年。
「If you find Benedict Cumberbatch attractive,
I’m guessing you’d also quite enjoy staring directly at a cat’s anus.」
「カンバーバッチを魅力的だと感じる人は猫の肛門をまじまじと見るのもすごく楽しいんだろうね。」


というツイートに、左手の薬指を立てて指輪を見せつつ、
「Well someone did, and she put a ring on it」
「そういう人いたよ、彼女は指輪をはめたしね。」とお返し。
この人は切り返しが本当に上手いなーと思いました。


ロンドンファッションウィークでバーバリーが2016年春夏コレクションを
ケンジントン・ガーデンで発表し、カンバーバッチ夫妻もお目見え。


クラシカルなトレンチの下は白Tシャツとクルーネックのセーターでした。

久しぶりにかわいい画像だわ~
記事はこちら。
Burberry's Spring/Summer 2016 Show

ロンドンファッションウィークのタグでBBC Threeがこんなお茶目をやらかしてました。

君のコートステキだね、とジョンに
サンキュー、これは秋の新作だよー、ってFallはアメリカ英語で秋の意味もあるしね。
山田クーン、座布団持ってきて。

エジソンの伝記映画「The Current War」に主演するというお話ですが、
もうこれはほぼほぼ決まりなんでしょうね。と、いいつつロストシティは無くなったけど。

元記事です。
HOLLYWOOD REPORTER

一部駄訳しました。


ワインスタイン制作「The Current War」でジョージ・ウェスティングハウスとトーマス・エジソンを
演じてもらうためジェイク・ギレンホールとベネディクトカンバーバッチにそれぞれ交渉中との事。

「Me and Earl and the Dying Girl 」の監督、アルフォンソ・ゴメス=レホンはエジソンと
ウェスティングハウスの確執を描いた映画の監督をするため
2011年度にブラックリスト入りした脚本のマイケル・ミトニックと話し合いが行われた。
ゴメス=レホンはウィルスミス主演の「Collateral Beauty」の次の映画として電流戦争の制作を計画し秋に撮影を開始する。
またこの秋にギレンホールはトム・フォードの「Nocturnal Animals」を撮影する。

電流戦争は1880年代後半に送電システムの違いにより電力の大物エジソンとウェスティングハウスを中心に争いが起こった。
エジソンは電力を直流送電(DC)を提案し、欧州の数社とウェスティングハウスは交流送電(AC)を支持した。

TWCはこの映画を融資、国内でリリースする。

2012年にティムール・ベクマンベトフは監督するために脚本を得たがフィルムライツの
スティーヴン・ザイリアンとギャレット・バッシュと共にBazelevsを通じてプロデュースすることになった。

ギレンホールはボクシング映画、「サウスポー」でTWCと仕事をしており、
ハーヴェイ・ワインスタインはトロント映画祭でギレンホールと1対1のミーティングをした映画会社社長のひとりだ。
ギレンホールは映画「Demolition」のオープニングナイトでトロントにいた。

カンバーバッチもTWCとはなじみがあり「イミテーションゲーム」では主役を演じオスカーにノミネートされている。

ゴメス=レホンは今年のサンダンス映画祭で「Me and Earl and the Dying Girl」がグランプリを獲得している。
映画祭では買収合戦が繰り広げられたが結果的にFOXサーチライト・ピクチャーズが獲得した。
しかし、「Me and Earl and the Dying Girl」は観客を獲得できず興行収入は700万ドルほどだ。
それでも映画祭では最も評価された映画のひとつだ。

以上です。
アルフォンソ・ゴメス=レホンはGlee、ティムール・ベクマンベトフはウォンテッドの監督さんです。
ブラックリストは優秀な脚本のリストだそうで、同年イミテーションゲームもリスト入りしたそうです。
マイケル・ミトニックは「ギヴァー 記憶を注ぐ者」の脚本を書いています。
TWCはタイム・ワーナー、Bazelevsはエイブラハム・リンカーン:ヴァンパイアハンターの制作会社でした。

電流戦争のウィキ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E6%B5%81%E6%88%A6%E4%BA%89
送電システムとかよくわかりませんが、こんな確執があったんですね。
おふたりとも動力やインフラなど、総合電機メーカーの会社を設立していますが
ウェスティングハウスさんのWECは消滅しちゃったようですね。
エジソンさんのGE社、今では神様のような巨大企業ですけど。
世界はGE社で出来ていると言っても過言ではあるまい。

こちらはRadioTimesに掲載された記事です。
グラハムノートンショーのシリーズ18が始まるって事で10のベストシーンをピックアップ。
もちろん、カンバーコレクティブを生んだあの場面もありました。
記事はこちら。
10 of the best The Graham Norton Show moments

クリパさんの「パインナッツ」の呼称、可愛いから余計にビッチーズと言えない気持ちもわかりますけど(笑)


動画はこちら。
Chris Pine Nuts Vs Benedict Cumberbitches

他の9つもちょろちょろと見ましたが面白かったです。
GNSはかなり面白いと思うのですがなぜ日本で放送してくれないのかしら。

ドリパスがハムレット特別先行上映の企画をやります、という話。
都内4か所それぞれ100人のエントリーで実現されるとの事です。
ただし、日本語字幕はありません。無いのか・・・(泣)

記事はこちらから。
NTライブ、ベネディクト・カンバーバッチ主演『ハムレット』特別先行上映企画が開催

見逃した映画をスクリーンで観れるので私もたまに活用していますが、
一日限りなので上映が成立してもなかなか行けなかったりするんですよね。
昨日、この記事を見て久しぶりにドリパスのサイトに行ったら何とLotRの王の帰還の投票やってるじゃありませんか。
しかもSEE版!(長いのでインターミッションがあるらしいですよ)

話が逸れました。
ハムレットはまだ掲載されていなかったのでおそらく10月1日からなんでしょうね。
都内のしかも金曜日なので遠くの方はなかなか難しいし字幕もないので
成立するかどうか・・・ですがベネディクトファンを甘く見てはイケマセン(笑)

2015年11月6日(金)20:00
・会場=TOHOシネマズ 日本橋/六本木ヒルズ/新宿/渋谷
・料金=事前販売3,500円(別途手数料あり)/劇場販売(事前販売終了後残席がある場合)4,000円
・事前販売期間=10月1日(木)~31(土)
・成立条件=各劇場100人以上の応募があった場合

ついでにNTが公開したハムレットのトレーラーを。
National Theatre Live: Hamlet (Barbican) trailer


もうひとつ、ベネディクトナレーションのImax専用映画「エルサレム」がDVDになりそうな気配。
これも日本で全然上映してくれなくてがっかりでしたが、実現してほしいです。
記事はこちらです。
Electus Takes Global Rights to Benedict Cumberbatch-Narrated 'Jerusalem'

こちらは40枚のベネディクト画像。
懐かしいのも結構ありました。
題してベネディクト・カンバーバッチの可愛さはすべてのロジックに反する・・・って事?
40 Times Benedict Cumberbatch's Cuteness Defied All Logic
ホビットのSDCCの時のこれは本当にかわいかったです。


Third Starも。


ところで動画配信、NetFlixに続いてアマゾンも始まりましたね。
私はHuluなんですけど最近はアマゾンのレンタルを活用していて、
プレミア会員だったので突然配信が始まったのでちょっとびっくりしました。
アマゾンレンタルは割高なんですけど端末にDL出来るのでかなり便利です。

数社が競合してくれるとコンテンツの充実に繋がりそうなので良さそうですね。
アマゾンはファーゴを配信してましたので見なきゃ!と思っていますが
HuluもウォーキングデッドとハンニバルのS2の配信が始まったのでファーゴまでの道のりが長そう。。。

最後に、今年も鈴鹿GPが開催されました。
前夜祭はフェラーリとのセッションで何とあのライコネンが参加してました。
本当に珍しいライコネンのトーク(笑)
そして子どもにサインするニコちゃんが可愛かったです。子どもは得だなー(すみません)

Sherlock 10 Fan Favourite Moments and more

2015-09-28 07:31:17 | Sherlock Topics 2015

シャーロックの公式がUPしたシャーロックのファンお気に入り場面ベスト10の動画と
ルパートさんのレストレードの場面TOP3をまとめてみました。

ファンお気に入りはフェイスブックとツイッターで「お気に入り」をファンに聞いたそうですが、
私聞かれてないんですけど(笑)

ただただベスト10の場面を観ながら萌えるだけのまとめですが。。。

動画はこちら。
10 Fan Favourite Moments - Sherlock

10:Bored!(S1E3グレートゲーム)

私はシャーロックで「Bored」という単語を覚えましたよ。
正典では「マスグレーヴ家の儀式」の中で弾丸100個使ってV.R.と撃ったとワトソンが愚痴っています。
退屈言ってるシャーロックのためにすごいゲームを仕込んでしますモリアーティの愛が素晴らしいですね(違)

9:Staying Alive(S2E1ベルグレービアの醜聞)

JM「D’you mind if I get that?」
電話に出てもいいかな?
SH「No, no, please. You’ve got the rest of your life.」
どうぞどうぞ、生きてるうちはご自由に。
グレートゲームのラストを見た時にこれどうやって切り抜けるんだろうとドキドキしましたが、
これを見てそうきたかって感じでした。
これ実話だってスーさんがコメンタリーで言ってましたよね。

8:生きとったんか、我!(S3E1空の霊柩車)

Yam Yamさんに教えてもらってシャーロックがフレンチ訛りで話している事を知った私。
とにかくマーティンの迫力が凄すぎました。

7:酔っぱらいシャーロックのおしり(S3E2三の兆候)

初めてみた時の衝撃は今でも忘れられません(笑)
これでいいのかシャーロック。かわいいから許すけど。

6:Side of the angels(S2E3ライヘンバッハヒーロー)

JM「Naah. You talk big. Naah. You’re ordinary. You’re ordinary – you’re on the side of the angels. 」
いや、それは嘘だ。違う、君は凡人で、天使の側にいるつまらない男なんだ。
SH「Oh, I may be on the side of the angels, but don’t think for one second that I am one of them.」
僕は天使の側に立つ時もあるけど、天使の1人だとは思うな。
かっこいいですよねー、ふたりとも。シャーロックの表情も神々しすぎて・・・
この場面は本当に大好きなんですけどなぜ6位?私ならベスト3に入れたいっす。

5:レストレードは本当にいい奴(S2E1ベルグレービアの醜聞)

GL「And exactly how many times did he fall out the window? 」
で、実際には何回窓から落ちたんだ?
SH「It’s all a bit of a blur, Detective Inspector. I lost count. 」
さー、よく覚えてないや。
ハドソンさんのゴミバケツの上に落ちてきて「私のゴミバケツが」って言うハドソンさんも大好き。

4:Punch me, in the face.(S2E1ベルグレービアの醜聞)

SH「Punch me, in the face. Didn’t you hear me?」
僕の顔を殴れ。聞こえなかった?
私は↓の会話も好きだわ~
JW「You wanna remember, Sherlock: I was a soldier. I killed people.」
忘れたのか、シャーロック。僕は兵士だったんだ。人を殺した事もある。
SH「You were a doctor!」
君は医者だ!

3:こーいしちゃったんだもん♪(S1E1ピンクの研究)

SH「I’m in shock! Look, I’ve got a blanket!」
名探偵なのに、この言い訳が可愛すぎです。
それにしてもレストレードがいい人すぎて(泣)

2:ベストマンスピーチ(S3E2三の兆候)

「I’m afraid, John, I can’t congratulate you.
All emotions, and in particular love, stand opposed to the pure, cold reason I hold above all things.
A wedding is, in my considered opinion, nothing short of a celebration of all that is false
and specious and irrational and sentimental in this ailing and morally compromised world.」
要するに結婚て偽善だし不合理だよねって持論を披露する場面。
私はてっきりハグの場面かと思いきや・・・・ここですか(泣)

1:SHERLOCKED(S2E1ベルグレービアの醜聞)

SH「I’ve always assumed that love is a dangerous disadvantage.
Thank you for the final proof. 」
愛は危険で不利益なものだと常に仮定してきたが・・ありがとう、これで証明されたよ。
IA「Everything I said: it’s not real. I was just playing the game.」
私の言葉はすべて偽り。ただのゲームよ。
SH「I know. And this is just losing. 」
わかってる。君はゲームに負けたんだ。

本当にここは名場面ですよね。トリハダものです。

そしてルパートさんのレストレードの場面TOP3。


3:NOT REALLY!(三の兆候)

私もここは大好きー。
もう少し小さい声で、とジョンにわざと大きい声で「NOT REALLY!」とレストレードさん。
その声に飛びおきたシャーロックに「Come on.」と言う声のやさしさと
素直についていくシャーロックに萌え転がりました。

2:グレッグだ!(空の霊柩車)

GL「Ooh, you bastard!」
この野郎!
SH「It’s time to come back. You’ve been letting things slide, Graham.」
仕事に戻る時間だ。君は成り行き任せだな、グラハム。
GL「Greg!」
グレッグだ!
SH「Greg.」
グレッグ。
いやーもう言葉はいらないですねー。シャーロックのこの表情がすごく良いです。
辛かったよね、レストレードも。

1:こーいしちゃったんだもんその2(ベルグレービアの醜聞)

このふたりナイスカップルだと思うんだけど。
モリーも絶対幸せになりそうなのに。世の中うまくいかないわ。

そしてルパートさん、ナイスチョイス!最高です。

BBC One、秋冬のシーズンプレビューにシャーロックSPが出たという事で、
必死に観ちゃいましたがほんの5秒くらいでした(涙)

冒頭の5秒くらいのあとにも2回、これも3秒くらい出てましたが何だかトムヒのほうが目立ってたような気が・・・
動画はこちらに。
BBC One autumn/winter showreel
刑事ジョン・ルーサーとか戦争と平和とかいろいろなドラマなどが出てましたが、
トムヒはヒュー・ローリーとジョン・ル・カレ原作「The Night Manager」に主演なんですね。
これは見たいかも。

それではこの辺で。

何となくこの画像。

ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 エンディングと感想

2015-09-26 09:37:26 | ロード・オブ・ザ・リング
The Lord of the Rings: The Return of the King
2003年
Director:Peter Jackson
Screenplay:Fran Walsh Philippa Boyens Peter Jackson
Based on The Fellowship of the Ring by J. R. R. Tolkien

ガンダルフとの別れ。

「Farewell my brave Hobbits. My work is now finished.
Here at last, on the shores of the sea, comes the end of our Fellowship.
I will not say do not weep for not all tears are an evil.」
お別れだ、勇敢なホビットたち。私の仕事は終わりを迎える。
ついにこの海岸で私たちの仲間としての絆が終わるんだ。
泣くなとは言わない。すべての涙が悪いわけではないからね。

ガンダルフは船の前まで歩きフロドに「時間だよ。」と言います。

「We set out to save the Shire, Sam and it has been saved, but not for me.」
僕たちはホビット庄を救おうとしたよね、サム。救うことができたけど僕は救えなかった。

それを聞いたサム。
「You don't mean that. You can't leave.」
うそでしょ。あなたが行くわけがないです。

フロドはサムに本を渡し、最後のページは君のために。と言います。
そしてメリーやピピンとお別れをします。


サムには額にキスをしてお別れ。


最後に明るい笑顔を見せるフロド。
何も言葉は交わさないけど、お互いに全部伝わってるんでしょうね。
もうこれを書いていても涙で前が見えません。

何か額にキスの場面が多いような気がするんですがこれはなぜなんでしょう・・・・敬愛?祝福?

ラストはフロドがサムに書いたメッセージ。
My dear Sam, you cannot always be torn in two.
You will have to be one and whole for many years.
You have so much to enjoy and to be and to do. Your part in the story will go on.
親愛なるサム。君は2つに裂かれることのないように。
ずっと欠けることなくひとつでいてほしい。
これから楽しい事がたくさんある。
君の物語はこれからずっと続いていくんだ。

ここで物語は終わりますがこの後のエンドロールの長い事。
20分はありそう。


指輪の所持者となったフロドがミッション終了、ハッピーエンドで終わらないのが深いですよね。
指輪の所持者となることがいかに恐ろしいことかがわかります。



王の帰還は張り切りすぎちゃって長くなってしまいましたが
旅の仲間もSEE版を観たらいろいろ書きたい事だらけで、SEE版観てからやれば良かったと後悔(笑)
いつかリベンジしようと思っていますがひとまずここにちょっとだけ感じた事を。

旅の仲間といえばボロミアとアラゴルンの関係ですが(え?違う?)
劇場版よりも深く掘り下げてあったので、ボロミアの最期のやりとりがかなり深い言葉になったように思います。
そして同じようにフロドの不安が大きくなっていく過程もあったので、
突然ひとりで旅立つ決意をしたのではなく、次第に決意を固めていった感じです。

裂け谷の会議でアラゴルンの素性を知ったボロミアは
「Gondor has no king. Gondor needs no king.」ゴンドールに王はいない、必要ないってボロミアが言っています。
裂け谷を発つ時にアラゴルンのお母さんのお墓の前でエルロンドが、
王の剣は鍛え直せるけどその力はあなたにしか扱えないよ、と言われた時にアラゴルンは
「I do not want that power. I have never wanted it.」そんな力欲しくないし欲しいと思った事もない、と否定します。
この時点では王となる運命を受け入れる事に迷い続けているアラゴルンと、
ゴンドールはずっと自分たちが守ってきたんだし今更王なんていらない、というボロミアなんだけど
旅と戦いを通してお互いを認め合っていってるんじゃないかと。


ボロミアも最初こそあんな態度でしたけどホビットたちの面倒をよくみてたし、
ガンダルフがいなくなったあと、みんなを庇いつつアラゴルンに従ってたし、
最後、アラゴルンが駆けつけた時も真っ先にホビットたちを心配してたし(泣)

ロスロリアンの森に行った時にハルディアさんが「You bring great evil」大きな災いをもたらすとか
そんな理由でフロドを拒否しアラゴルンが必死に説得している場面があったのですが、
フロドはこのあたりからみんなと一緒にいてはいけないと思ったようです。

ロスロリアンでボロミアがアラゴルンにちょっと弱音を吐く場面。
ふたつの塔でカットされたデネソールとのやりとりを前提にすると父の期待に重圧を感じていそうです。
だからこそ指輪の力を欲しちゃったし、指輪もわざわざボロミアの前に落ちたりして本気で誘惑しようとしています。
ボロミアのセリフ。
「One day, our paths will lead us there. And the tower guard shall take up the call.
The Lords of Gondor have returned!」
いつか、我々はそこに(ミナスティリス)導かれる。そして塔の衛兵が叫ぶんだ。
ゴンドールの主が帰還したと。

ボロミアの言葉に今はまだただ黙って聞いているしかないアラゴルン。

そしてロスロリアンを発つ時、アルウェンは旅立たせると言うアラゴルンにガラドリエル。
「That choice is yet before her. You have your own choice to make,
Aragorn… to rise above the height of all your fathers since the days of Elendil,
or to fall into darkness… with all that is left of your kin.
Farewell.There is much you have yet to do. We shall not meet again, Elessar.」

選択するのは彼女であなたにはあなたの選択があります。
エレンディルの時代からの父祖全てを超えなければあなたの血族は全て暗闇に陥るでしょう。
お別れです。あなたにはまだやることがあります。もう2度と会う事はないでしょう。エレスサール。
と、背中を押すガラドリエル。

ラウロスの滝に向かう途中の野営でのボロミアとアラゴルンの会話。
ボロミアがミナスティリスに行って体制を立て直しゴンドールの軍隊とモルドールに向かおうと提案しますが
ゴンドールの軍なんて役に立たないからとアラゴルン。
ボロミア:
「You were quick enough to trust the Elves. Have you so little faith in your own people?
Yes, there is weakness. There is frailty.
But there is courage also, and honor to be found in Men. But you will not see that.
You are afraid! All your life, you have hidden in the shadows!
Scared of who you are, of what you are.」
エルフはすぐに信用するくせにあなたの民は信用しないのか?
もちろん弱いし、もろさもある。だが人間には勇気もあるし名誉を重んじる。あなたはそれを見ようとしない。
あなたは恐れているんだ!生まれてからずっと目を逸らしてきたものを。
自分が何者なのか、何なのかを恐れているんだ。
アラゴルン:
「I will not lead the Ring within a hundred leagues of your city!」
あなたの都の100リーグ以内には指輪を近づけさせない!


アラゴルンはボロミアが指輪に誘惑されつつあるという事は知っていたし、
デネソールもいたのでこの言葉なんだと思いますが、
ボロミアに痛いところをつかれちゃって逆キレ気味な部分もありますよね。

元気のないフロドの力になろうとサムが頑張りますが今回は役に立たないとサムを突き放すフロド。
ガンダルフからもガラドリエルからも忠告を受けていたフロドはこの会話を聞いてひとりで旅立つ決心を固めたように思います。


そしてボロミアの最期の場面。
フロドはどこ?と聞くボロミアに「行かせたよ。」とアラゴルン。
Boromir: "Then you did what I could not. I tried to take the Ring from him."
私はそうすることができなかった。指輪を奪おうとしたんだ。
Aragorn: "The Ring is beyond our reach now."
指輪は手の届かないところに行ったよ。
Boromir: "Forgive me. I did not see it. I have failed you all."
許してくれ。私は見えてなかった。皆の期待を裏切ってしまった。
Aragorn: "No, Boromir, you fought bravely! You have kept your honor."
そんな事はない、ボロミア。あなたは勇敢に戦った。名誉を汚さなかった。
Boromir: "It is over. The world of men will fall, and all will come to darkness… and my city to ruin."
終わりだ。人間の世界は滅び全ては闇に包まれ、都は崩壊する。
Aragorn: "I do not know what strength is in my blood,
but I swear to you I will not let the White City fall… nor our people fail!"
私の血にどれだけの強さがあるのかわからないが、白き都を、我らの民を守るとあなたに誓う。
Boromir: "Our people? Our people."
我らの民?我らの民。
Boromir: "I would have followed you my Brother… my Captain… my King!"
あなたについていきたかった、我が兄弟・・・我が大将・・・我が王。
Aragorn: "Be at peace, son of Gondor."
安らかに眠れ、ゴンドールの息子。
Aragorn: "They will look for his coming from the White Tower. But he will not return."
民は白い塔から彼の姿を探すだろう。しかし彼が帰還することはないのだ。


ボロミアの死によってやっと王としての自分の運命を受け入れるアラゴルン。
原作ではアルウェンと結婚とするために王になるべく頑張っていたようなのですが、
映画だとボロミアとの約束を守るために頑張ったのかと思う私が腐っているんですね(涙)

ロスロリアンの森でレゴラスが、ガンダルフがいないのは無暗にモリアに入ってしまったからと言うと
ガラドリエルがガンダルフの行動に意味のないものは何ひとつとしてない、と言っています。
そう思うとガンダルフがモリアで落ちたのは必然だったのかなーと。

ボロミアが誘惑に負けたことによりフロドがみなから離れサムと旅立ち、
メリーとピピンはオークに攫われ、それによって大きな力を動かし
ボロミアの死によってアラゴルンは王となる運命を受け入れ、
そしてガンダルフ自身も白の魔法使いとなる、
どれが欠けても成功はあり得なかったんですよね、きっと。

話がちょっと逸れますがかわいかった場面をふたつ。
ロスロリアンでガンダルフを悼んでいるエルフたちの声を聞いたサムが
ガンダルフの花火も詩にしなきゃ、と自分で詩を作って読むんです。
「The finest rockets ever seen,
They burst in stars of blue and green…Came falling like a… rain of flowers…」
それを聞いていたアラゴルン、隣のギムリのイビキがうるさくて思わずパシッと叩いちゃう場面。


もうひとつは同じくロスロリアンを発つ時にガラドリエルがひとりひとりに贈り物をします。
レゴラスには弓、メリーとピピンには短剣、サムにはロープ。アラゴルンにはケレボルンから短剣。
そしてフロドにはエアレンディルの光。
でもギムリは美しいあなたに会えたので何も要らないと辞退します。
その時のガラドリエルの笑顔がものすごくかわいくて。

結局ギムリはひとつだけもし叶うならあなたの髪の毛を1本くださいって、言うんですけど。
ギムリったら。
で、なぜボロミアには何もないかというと・・・・何で?

それにしてもアラゴルンは知れば知るほど惚れちゃいますねー。
伝説の人物の末裔で正当な王位継承者ってそれだけでも高貴なのに
育ての父がエルロンド卿という育ちの良さ。
なのに本人野伏とかやってていつも薄汚くて、でもみんなに頼りにされてて、
しかも嫁はエルフだし、何だかもー。

フロドを逃がすためにひとり大量のオークに向かっていく時にエレンディール!と叫ぶ場面とか
かっこよすぎー。は・・すみません。



生きるって、自覚があるなしに関わらず常に何かの選択の繰り返しなんですよね。

私は10年ほど前に義姉が死にその2週間後に父が死んだ時に、あの時こうしてればと後悔の繰り返しでした。
そして数年後に母が倒れ余命を宣告された時に、結局何を選択しても後悔はあるんだという事を学びました。
時間を戻すことができてもし違う選択ができたとしてもやっぱりあっちを選べばよかったかも、と。

だから何かを選択しなければならない時には後悔しない選択などない、ということを覚悟して、
選んだ以上はその時にできる限りのことをする、そして経験した事はきっといつか誰かの役に立つから、と
ネガティブなんだかポジティブなんだかわかりませんが、そう思うようになりました。
「旅の仲間」でのガンダルフの言葉を聞くたびにこの事を思い出します。

うまく言えませんが、人生なかなか思った通りの結果が出る事はあまりないので、
出来る事もやらないで更に後悔するよりはせめて力を尽くして後悔したほうがいいかなーと。
簡単ではないですけど。

そうそう、「Run!」と叫ぶガンダルフも大好きです。
ホビットでも「Run」言ってましたね。


この映画ももう10年以上前なんですよね。
今見てもまったく古さを感じさせない、どころか見るたびに気づくことがあってそのたびに感動します。
今回は今までになくじっくりと考えながら観たこともあって、
「指輪物語」がずっと愛されている理由がほんの少しだけわかったような気がします。

主役がホビットなのもいいですね。
身体は小さいけれど勇気と元気と思いやりがあって。
そういえば「ホビット」でのガンダルフのセリフがありました。
「I found it is the small everyday deeds of ordinary folk that keep the darkness at bay...
small acts of kindness and love.」
闇をはらうのは普通の人たちのつつましい日々の営み・・
ほんのささいな親切と愛情だと気づいた。

トーリンの最期のセリフもありました。
原文が見つからないのでうろ覚えですが、
「みんながビルボのように家を愛すれば戦争なんて起こらない。」こんな感じでしたか。
キャラクターのセリフがトールキンさんの思いだったように思います。

クリストファー・リーさん亡くなったんですよね。


そんなわけでここのところガッツリ指輪の世界に浸っておりましたが、
やりたいと思ったときにやれる幸せを噛みしめました。
思いのほか長くなってしまいましたが楽しかったですー。
これからシェイクスピアとその後はホームズの世界に入ると思いますが
絶対に時間を見つけて原作を読みたいと思っています。

それにしても設定が凄いんですけど。
人物の歴史とか国の成り立ちとか家系図まであって本当に凄い。
これはトールキンを研究している方たちが作っていったのでしょうか。
深いです、指輪。

ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 7 of 7

2015-09-24 07:28:35 | ロード・オブ・ザ・リング
The Lord of the Rings: The Return of the King
2003年
Director:Peter Jackson
Screenplay:Fran Walsh Philippa Boyens Peter Jackson
Based on The Fellowship of the Ring by J. R. R. Tolkien

火口から何とか逃げ出したフロドたちですが溶岩に囲まれ行き場がなくなります。

それでもほっとしたような安らかな表情のフロドはようやくホビット庄を思い出します。
「I can see the Shire. The Brandywine River.
Bag End. Gandalf's fireworks. The lights on the party tree.」
シャイアが見える。ブランディワイン 川。袋小路屋敷。
ガンダルフの花火。誕生パーティの木の明かり。

「Rosie Cotton dancing. She had ribbons in her hair.
If ever I was to marry someone, it would have been her. It would have been her.」
ロージーのダンス。彼女の髪にはリボン。
僕が結婚するとしたらそれは彼女でした。彼女だったんです。

「I'm glad to be with you Samwise Gamgee here at the end of all things. They hug.」
最後のこの場所にサムワイズ・ギャムジー 、お前と一緒で僕はうれしいよ。

ガンダルフが大鷲たちと迎えにきた場面。

3羽のうち1羽がフロド、もう1羽がサムで、最後の1羽は手ぶらで戻るのですが、
以前どこかで見かけたコメントで(探したんですけど見つからず)
指輪が葬られたのでゴラムがもとのスメアゴルに戻っているのではないか、
そう思ったガンダルフがスメアゴルも助けられるよう3羽だったんじゃないか、とありました。
だから冒頭でスメアゴルたちの素朴な暮らしぶりを見せたのでは、という説にものすごく納得しました。

ビルボの情けが結果的に中つ国を救ったんですよね。すごいわ。

ここはミナス・ティリス・・・?で再会に喜ぶ仲間たち。


そして最後に部屋に入ってきたサムと目だけで会話しているフロドがいい感じです。


エレスサール王の戴冠式では白の木の花が舞い落ちています。

「This day does not belong to one man, but to all.
Let us together rebuild this world, that we may share in the days of peace.」
この日はひとりのものではなくみんなのものだ。
一緒にこの世界を立て直し、平和な日をわかちあおう。

アラゴルンの歌。
Out of the Great Sea to Middle-earth I am come.
In this place will I abide, and my heirs,
Unto the ending of the world.
外なる大海から中つ国へ、我は来たれり。
我と我が裔、この地に世の末まで留まらん。

ファラミアとエオウィン、そしてエオメルの姿もあります。
ファラミアは現執政でエオメルがローハンの王様?

レゴラスは闇の森の王子様として出席。


レゴラスが目くばせした先にはアルウェンが。

すっかり花嫁の父の顔になってるエルロンド卿。

よかったねー。


アラゴルンに頭を下げるホビットたち。

「My friends, you bow to no-one. 」
友人たち。あなたたちは誰にも頭を下げることはない」
そう言ってアラゴルンが頭を下げるとみんな一斉にそれにならいます。
困った顔のフロド。


戴冠式からここまでの動画です。
LOTR Aragorn's Song

立派になってホビット庄に戻ったフロドたちですがいつも通りな感じの住人達。
緑竜館で乾杯。


みんなの顔が大人になっています。

すっかり自信をつけたのか、それともこの一瞬を大事にしようとしたのか
ロージーにププロポーズしちゃいます

4年後。
書き終わった?とサムにもうちょっと、とフロド。

There and back again... a Hobbits tale by Bilbo Baggins.
The lord of the Rings by Frodo Baggins.


「Bilbo once told me his part in this tale would end.
That each of us must come and go in the telling. Bilbo's story was now over.
There would be no more journeys for him, save one. 」
ビルボはこの物語における自分の役割は終わったと言っていた。
僕たちがそれぞれ語り継いでいかなければならないと。
ビルボの物語は終わった。
ビルボの旅もあとひとつを残すだけだ。

ガンダルフがビルボを連れてきて、フロドたちと出かけます。
すっかり年老いてしまったビルボはどこに行くんだと聞きます。
「To the harbour Bilbo. The elves have accorded you a special honour.
A place on the last ship to leave Middle Earth.」
港に行くんだよ、ビルボ。エルフたちがあなたに特別な恩恵を授けたんだ。
中つ国を発つ最後の船が出るところだよ。

「Frodo, any chance of seeing that old Ring of mine again?
The one I gave you?」
最後にあの指輪を見れないだろうか。お前にあげただろう?
と、ビルボは言いますが、なくしちゃったんだ、ごめんね、とフロド。

灰色港ではエルロンド卿とケレボルン、そしてガラドリエルがいました。

「The power of the three rings is ended.
The time has come for the dominion of men.」
3つの指輪の力は終焉を迎えました。人間による支配の時代がくるのです。とガラドリエル。
海が我々を故郷へと呼んでいるとエルロンド卿が両手を広げると
ビルボの表情が輝きを取り戻したかのように笑顔になります。

「I think I'm quite ready for another adventure.」
私はいつでも冒険に出る準備ができています。

ステキですよね、ビルボ(泣)
私は原作を読んでいませんが「ホビット」を観た後にこの場面を見るとやっぱり感慨深いです。

7回でおさまらなかった・・・・次のエンディングと感想で終わりにします。

ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 6 of 7

2015-09-22 05:43:25 | ロード・オブ・ザ・リング
The Lord of the Rings: The Return of the King
2003年
Director:Peter Jackson
Screenplay:Fran Walsh Philippa Boyens Peter Jackson
Based on The Fellowship of the Ring by J. R. R. Tolkien

いよいよあの場面です。みなさんハンカチの用意はいいですか?
動画はこちら
I Can Carry You! (High Quality)

とうとう力尽きてしまうフロドにサムがホビット庄の話をします。

Do you remember the Shire Mr Frodo?
It will be Spring soon and the orchards will be in blossom.
And the birds will be nesting in the hazel thickets.
And they will be sowing the summer barley in the lower fields,
and eating the first of the strawberries and cream.
Do you remember the taste of strawberries?

シャイアを覚えています?Mr.フロド。
もうすぐ春がきて果樹園の花が咲くでしょう。
そして鳥たちがハシバミの茂みに巣を作るんです。
みんなで畑に大麦の種をまき、初物のイチゴにクリームをかけて食べる。
イチゴの味を覚えていますか?

No Sam. I can't recall the taste of food, nor the sound of water or the touch of grass.
I'm naked in the dark. there's nothing, no veil between me and the wheel of fire.

僕は食べ物の味も水の音や草の手触りも思い出せないんだ、サム。
僕は暗闇の中に裸でいる。僕と火の車輪の間には覆い隠すものが何もないんだ。

Then let us be rid of it once and for all!
Come on Mr Frodo, I can't carry it for you, but I can carry you!
Come on!

ではきっぱりとこの場所に別れを告げるんです。
行きましょう、フロド。指輪を運ぶことは出来ませんがあなたを運ぶことは出来るんです!
さあ!

やーめーてー!サムーー(大号泣)
みんな泣いた。PJも泣いた。
ホントにここは何度観ても泣けます。サムがいなかったら中つ国は終わってたよ。
サムならフロドから指輪をとって火口に行けそうな気もするんだけど、
(所持者じゃないから無理なのかな)
フロドのためにフロドごと指輪を運んじゃう方法をとるサム、あなたは本当に凄いです。

そしてここも大好きな場面。
動画はこちら。劇場版です。
Return of the King - For Frodo HD

サウロンの目がアラゴルンに呼びかけます。
「アラゴルン」
「エレスサール」
その声に引き寄せられるように前へ踏み出すアラゴルン。


それからふと止まり静かに振り向きます。
ガンダルフがフロドのミスリルを少しだけ持ち上げます。


アラゴルンは静かに微笑み

「For Frodo.」と囁くように言い、走り出します。


まずホビットたちが後に続くのがすごくステキです。すぐに追い抜かれるのがまたいいんですよ。
そんなホビットたちに引っ張られみんな一斉にスタートします。
音楽の効果も絶大で最高に盛り上がります。
身体は小さいけれどたくさんの勇気と誰にも負けない芯の強さを持っているホビットたち。
トールキンさんのホビット愛を感じるような気がします。

誰かサムの名前も出してあげて!って思いましたけど。

サウロンの「アラゴルン」と「エレスサール」
これは旅の仲間でアラゴルンが指輪に触れようとしたときにも聞こえていましたが
これってやっぱりアラゴルンを誘惑してるんでしょうか。
引き寄せられるように歩み出たアラゴルンが後ろを振り向いた時ガンダルフがフロドのミスリルを掲げます。
それを見たアラゴルンがほんの少しだけ微笑んで「フロドのために」

サウロンの誘惑から目を背けてきたアラゴルン。
迷いながらきたアラゴルンはボロミアの死をきっかけに自分の運命を受け入れ、
フロドのために負けるとわかっている戦をしかけ、サウロンの誘惑を正面から受け止め、
指輪を葬るためにここまできた、長い戦いが今日で終わるんだ、という思いになったのかなー・・・
なんて、妄想妄想。

それにしても固有名詞がたくさんありすぎて最初は??でしたよ。
エステル(幼名?)とかアラゴルン(正式名?)とか馳夫(野伏名?)とか
エレスサール(王位継承後の通称?)とか、エレンディル(ご先祖?)とか
アンデュリル(現名称?)とかナルシル(原料名?)とか・・・
アラゴルン関連でもこんなにあるのに、ガンダルフとかもいろいろ固有名詞があるんですよね。
原作だと覚えるの大変そう。

フロドを背負って歩くサムの前に現れたゴラムは指輪を取り返そうとします。

サムを退けフロドに襲い掛かるゴラム。
「You swore! You swore on the precious! 」
お前は誓っただろう!いとしいしとに誓っただろう!
フロドが言いますがゴラムは、

「Smeagol lied」スメアゴルは嘘つきだよ。

結局ゴラムにもスメアゴルにも良心などなかったんですね。
起き上がったサムが身体をはってゴラムをフロドから引き離します。
その隙にフロドはひとり、火口に向かって走り出します。

一方黒門に翼を持つ獣が襲い掛かりますがその時ガンダルフの前に蛾が姿を見せ
すぐに大鷲が助けに現れます。

最初から助けてくれれば、と私も思いましたが、大鷲って神様の使いのような存在なんですね。
おいそれとお願い事ができる鷲ではないようです。
しかも滅びの山には翼を持つ獣がいるのでなかなか近づけなかった感じですが、
中つ国の危機に彼らも立ち上がった、って事なんでしょうか。

「ホビット」でも大鷲たちが現れるていましたが目頭が熱くなります、私。
みんな中つ国のために命を賭けて戦うんですね。

ゴラムを追い払ったサムがフロドを追いかけて火口にやってきます。

「Destroy it! 」とサムが叫びます。
早く投げて、とサムが言いますがなかなか指輪を手放さないフロドは振り返り

「The Ring is mine! 」
と指輪をはめてしまいます。
この場面、エルロンドとイシルドゥアのやりとりを彷彿させます。

そしてその瞬間サウロンの目がフロドにいき、翼を持つ獣も滅びの山に向かいます。
指輪の魔力で姿を消したフロドの前に再びゴラムが現れフロドに飛びつきます。

黒門での戦い。
懸命に戦うアラゴルンの背後に恐るべき敵が・・・・!
レゴラスの表情もご覧のとおり。
アラゴルン大ピンチ!


と、思ったらトロル?

なぜトロルにこんな必死の形相になってるの?こいつそんなに強いの?とずっと不思議だったんですけど、
撮影の段階ではトロルではなくサウロンの化身だったそうですね。
だけど原作にもないし、旅の仲間のイシルドゥアとの戦いと被るから編集の段階でトロルにしたとか。
いやいや、サウロンの化身との戦い見たかったんですけど。
トロルもじゅうぶん強いけどねー、ここにきてトロルに苦戦とかちょっと。
美しくする予定だったとフランさんの言葉を聞いて余計に見たかったんですけど・・・
仕方ないのでこのトロルがサウロンの化身だと思う事にしました。

指輪の取り合いをしているフロドとゴラムですがフロドの指を噛みきると言う荒業に
思わずこっちも痛っ!


その頃アラゴルンもサウロンの化身(の、トロル)に大苦戦。
レゴラスが必死にアラゴルンを助けようとしますがなかなか近寄れません。


やったーと喜ぶゴラムにフロドが再び取り返そうとします。
そうして取り合った末にフロドとゴラムが指輪ごと火口に落ちていきます。

落ちて沈むまで幸せそうに指輪を見つめているんだからゴラムも幸せだったんじゃなかろうか・・・

フロドは途中の岩にしがみついていました。
サムが手を伸ばしますがなかなかフロドの手をつかめません。

「Don't you let go! Don't let go!」
手を放さないで!

指輪が最後の光を放ち消えるとサウロンの目とバラド=ドゥーアが崩壊します。
長かった戦いが終わった瞬間でした。
フロドがやった!と喜ぶ仲間たち。ガンダルフの目には涙が・・・


しかし喜びもつかの間、滅びの山が爆発してしまいます。
フロドの身を案じピピンは泣き崩れています。


サムもいるんだよー(泣)