That's awesome

海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

クリムゾン・タイド

2013-03-28 22:19:01 | 映画 ミステリー・サスペンス
「Crimson Tide」


ドン・シンプソン、ジェリー・ブラッカイマー製作
トニー・スコット監督
あの「Top Gun」を送り出した制作陣が今回は原子力潜水艦を主役に(違うってw)した映画です。
主役の原潜アラバマ。実在する潜水艦です。

1995年公開

主演はデンゼルワシントンとジーンハックマンなんですが、何気にデンゼルワシントン好きなんですよね。彼が出てる映画はかなり観ている気がしますが、出演作品をみてみるとトニースコット監督とタッグを組んでいる作品も結構あるなーと今更気が付きました。

以下、ネタバレの内容を含みますのでご注意ください。

冒頭はメッセージから始まります。

The Three most powerful men in the World.
The president of the United States...
The president of the Russian Republic...
And
The Captain of U.S. Nuclear missile submarine.
「世界で最も力のある男は
合衆国大統領
ロシア大統領
そして
合衆国の原子力潜水艦の艦長である。」

お~!これを観ただけでワタクシ、わくわくしてしまいましたがw
この意味は観ていくうちのわかるようになっていますが、レッドオクトーバーと沈黙の艦隊が好きな私にとってはもはや常識となっています(笑)
ロシアで国粋主義のラドチェンコ率いる反乱軍が核弾道ミサイルを発射できる基地をのっとり、要求をのまなければアメリカと日本(!)を攻撃すると脅します。しかし、この時点ではミサイルを発射するのに必要な暗号はまだ解読されていないとされています。
この事態にアメリカ政府は原潜アラバマを出撃させます。アラバマの艦長ラムジー大佐(ジーンハックマン)はハーバード大卒のエリートハンター少佐(デンゼルワシントン)を新たに副長として迎え、雨の降る夜にアラバマが出港します。出港前に艦長が部下たちを前に演説をするのですが、その中でアラバマのモットーの話をしています。
We Dare Defend Our Rights
これは元々アラバマ州のモットーで、その名前を持った原潜アラバマも同じモットーとしているようです。
意味としては、「権利を死守する」直訳ですが他に、アラバマが最後の防衛ラインだとも言っているので国と国民を守るような意味でいいんじゃないですか?(いいかげんですみません)
国家防衛のためなら戦争も辞さない熱い艦長とは反対に副長のハンター少佐はいたって冷静です。経験豊富なたたき上げの艦長とエリートのハンター少佐。相反するふたりがTOP1と2ってよく考えたらバランスがよくていいじゃないですか!とは思うのですが、考え方の違いからやがて対立するようになります。

そこへ原潜に政府からの緊急連絡が入ります。規律にのっとり士官から副長、艦長へと確認しながら渡されますがその内容は「反乱軍が核弾道ミサイルに燃料注入を開始したので先制攻撃に備えトライデントミサイル発射準備せよ」艦内に緊張が走ります。さらに正体不明の潜水艦を探知し対応を余儀なくされる中再び政府から緊急メッセージが入りますが深く沈んだことと、対応中に受信装置が壊れたため途中までしか受信できず「核弾道ミサイルを・・・」と、肝心なことが抜けています。もちろん二人はさらに衝突!
「メッセージを確認することが最優先。確認しないままミサイルを発射してはいけない」
もし、反乱軍が降伏していて発射が中止されているにも関わらず発射してしまったらその瞬間から核戦争が始まるんだという副長。
「こうしている間にも反乱軍はミサイル発射の準備をしている。こちらの対応が数分でも遅れたら被害は計り知れない。メッセージが不明瞭な以上、最初の命令を実行する。
このふたりの言い分、最後に軍の最上部もどちらも正しいと判断しておりますが果たして有事においてハンター少佐の判断が通るかどうかですよね。

これを機に内紛が勃発。しかも外の世界から閉ざされた密室状態の原潜内なのに緊張が高まります。
艦長は副長を解任し逮捕せよと命じますが規律上解任することは違反になります。逆に副長が艦長を監禁することになります。

ハンターはメッセージを受信するべく受信装置の回復を命じます。さらに正体不明の潜水艦が反乱軍のもとの判明し戦闘になりますが何とか相手を撃沈。しかし、このままハンターが指導することに不安を抱く士官たちが武装をし艦長を復帰させハンターを監禁します。
復活した艦長はすぐさま核ミサイルの発射を命じますが、またしてもハンターが監禁から抜け出し発射を無効にしたりと攻防が繰り返され、事態は硬直状態になったので艦長がメッセージ受信のために3分(くらい?正確な時間忘れました。。。)あげるよ、ただし時間内に受信できなかったら発射するよと提案します。

ぎりぎりのところで、メッセージが無事受信されました。
「反乱軍が降伏。発射を中止せよ」
しかし、これがハンターの勝ちとか艦長が負けたとかそんな結果にしていないのがこの映画のいいところだと思います。
艦長もハンターもそしてすべての乗員が「反乱軍が降伏したことで戦争は回避できた。危機的状況から脱した」という思いなのです。みな国を守るために行動しているだけなのです。

パールハーバーにある海軍本拠地で査問にかけられる、2人。
しかし、ふたりの行動はどちらも間違っていなかったとし、艦長が提出した退役願いを受理することで終了。また艦長の依頼を受けてハンターがアラバマの艦長となることが決定します。

原潜という名の密室で起きる争いがよいサスペンスになっているし、ジーンハックマンの演技も惹きつけられるよくできた映画です。




ドーン・オブ・ザ・デッド

2013-03-26 20:41:48 | 映画+ホラー
Daun of the Dead

2004年に製作されたこの映画は、1978年に公開されたあのゾンビのリメイク版です。


当時はすごく流行りましたねよね、ゾンビ。ゾンビの映画がたくさんできましたし。私も確か「サングリア」を観に行って怖かった記憶があります。
何が怖いって、ゾンビ映画はバッドエンドが多いんですよ。ゾンビをすべてやっつけて平和を取り戻したというエンディングのゾンビ映画って観たことないわw
ゾンビ映画ってB級ホラーなイメージでしたけど最近はメジャーになってきたし、そもそもゾンビって言わないのもいっぱいあるし。
映画ファンてゾンビ好きな人が多いんでしょうか。定期的に何かしらのゾンビ映画が出来てるように思います。
有名どころでは、バイオハザード(これは元はゲームですけど。。。)なんか今4作目でしたっけ?続いてますよね。あと、ウィルスミスのアイアムレジェンド、これも面白かったです。ドラマだとウォーキングデッドもシーズン3だし、今年の春にはブラピ主演のゾンビ映画も公開されるんですよね。
昔はB級映画に加えちょっとコメディな作品もありましたよね。あと、日本だと変な邦題が多かったです。「死霊の盆踊り」とか、いや、もうおかしいでしょ、そのタイトル。狙ってるでしょ。
でも、最近のゾンビ映画はアクションもかっこいいし、人間ドラマだったりするし、B級カルトのイメージがどこにもない感じですが、それが嫌な人もいるんでしょうねーきっと。

さて、ドーン・オブ・ザ・デッドですが、ゾンビのリメイク版ではあるけど、内容は大分変ってます。
しかも走るゾンビが出てくるんです。ゾンビって動き鈍いイメージですよね。てか、走られたら怖いんですけど(笑)
これに関してはロメロ監督も「そんなのゾンビじゃない」と言ったとか。うんうん、私も走るゾンビは好きじゃないですw

ヒロインのサラはある日、ゾンビに感染した近所の女の子に夫が襲われ殺されてしまします。ゾンビ化した夫から逃げ何とかショッピングモールまでたどり着き生き残った人たちと一緒にゾンビと戦います。しかしもうモールにいるのも限界になり、ボートでほかの土地に逃げようとしますが。。。。
数あるゾンビ映画の中でもやはり、元祖ゾンビとリメイク版ともに好きですね。



レ・ミゼラブル

2013-03-25 21:10:04 | 映画+歴史物
原題:Les Miserables

ヴィクトル・ユーゴーが1862年に書いた、ロマン主義フランス文学の大河小説で、レ・ミゼラブルは「悲惨な人々」「哀れな人々」の意味ですって。この映画は原作ではなくミュージカル版の映画化とされているので部分的なストーリーをきれいに収めていますが原作はもっと長くてもっと悲惨だったりします。

時代はナポレオン皇帝終了後に王政が復活した頃、まさにフランス大迷走時代ですが、イギリスをはじめヨーロッパは圧政により国民の暮らしは貧しく、フランスこそかの有名なフランス革命が起こりましたが結局一党独裁の末路は今も昔も同じように思います。
以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。



1本のパンを盗んだために19年間服役したジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)出獄後も世間の風当たりはひどく冷たく飢えと寒さに震えていた彼に司教が救いの手を差し伸べました。
しかし、長年の服役で心も荒んでいたジャン・バルジャンはその日の夜協会の銀食器を盗み出しますが途中で警察に捕まり司教のところに連れ戻されます。ところが司教はその銀食器は彼にプレゼントしたものだ。と言い、さらに銀の燭台も渡します。
驚くジャン・バルジャンに司教は「あなたの更生のためにそれを使いなさい」と言います。
Dico、ここで涙腺が崩壊しましたー!
もちろん、バルジャンは正直な人間になると近い、身分を捨て懸命に働き工場を営み市長にまでなります。
バルジャンの工場で働いていたファンティーヌ(アン・ハサウェィ)はあるいざこざで工場を追い出されます。小さい娘を知人に預けて働いていましたが借金を返すために売春婦となってしまいます。偶然にバルジャンと再びで出会った頃には体を壊し倒れてしまいます。
彼女から事情を聞いたバルジャンはその娘をコゼットを迎えに行こうとしますが、警官のジャベール(ラッセル・クロウ)に正体を知られてしまいます。
ここから、バルジャンを追うジャベールと成長したコゼットとマリウスのロマンスなど様々な人たちと思いが交錯していきます。
話の中心は共和派の秘密結社と6月暴動なんですが、政治色が薄めなので誰でも楽しめるのではないかと思います。


それにしても、私はGreeでも泣けるしディズニーランドの短いミュージカルでも泣いてしまうくらい弱いので、特に最後の畳みかけるようなエンディングの盛り上がりに声を殺して泣くにも限界がきてあやうく呼吸困難を起こしそうでした(笑)

監督のトム・フーバーは英国王のスピーチを監督した方なんですね。あの映画は本当に大好きで何度みても飽きません。
今回はかなり忠実にミュージカルを再現したそうで、俳優たちが歌う場面も口パクではなく本当にその場で歌っているのを録音したとの事なので驚きです!てか、みんな歌うまくてそっちもびっくりw
そしてファンティーヌが長い髪を売るためにバッサリと短く切る場面があるのですがこれもアン・ハサウェイ自身の髪の毛なんだそうです。ほんとに役者って根性あるよね。でもショートも似合う小顔だからIt's OKですね。

実はこれが映画化されていたことも知らず、知人から号泣したんだよーって話を聞いたあと友人からお誘いがありラッセルクロウが好きだったこともあって上映終了間際に観に行ったのですが、歌詞も字幕なので意味も理解しやすいしなかなかよかったです。

ロビン・フッド

2013-03-23 21:35:59 | 映画+歴史物
2010年度版、ラッセルクロウのロビンフッドです。


この人、何でこんなにアウトローな勇者が似合うんでしょう。しかも鎧とマントと馬が揃ったらもう無敵すぎるw
ちょっとチャラいワールドオブライズもよかったけど、やっぱりコスチュームものが映えるんです。
監督はリドリースコットさん。この人の作品はやっぱり面白いわ。そういえばグラディエイターもこの方だし、ラッセルさんと相性がいいのかもしれませんね。
この映画のトレイラーも大好きなんです。
'Robin Hood' Trailer 2 HD

おや、どこかで聞いた曲が(笑)

マリアン役はケイトブランシェットなんですが、この方本当に品があって大好きです。
また、コスチュームものもよく似合うんですよね。ロードオブザリングもステキでした。エリザベスはちと怖かったけどw


ストーリーは、12世紀末のリチャード獅子心王率いる十字軍がフランスとの戦いで王が戦死、王冠を運ぶ役目を任された騎士ロクスリー殺害場面に遭遇したロビンフッドはロクスリーから死ぬ間際に自分の剣を父に届けてほしいと頼まれ引き受けるところから始まり、リクスリーの妻マリアンとの出会いからイギリス侵略を目論むフランスとの戦いまでを描いています。
とてもテンポがいいし、衣装はステキだし、音楽もかっこいいし、私好みの映画で大変美味しくいただきました。
しかし、ラッセルさんは年々ふくよかになっていきますね。。。レミゼラブルを観たときは私も動揺を隠せませんでしたよ(涙)
グラディエイターの時も決して痩せてはいませんでした、いませんでしたが・・・

こちらはワールドオブライズのラッセルさん(左)右はディカプリオくん

こんな役もできるんだーとびっくりしましたが、私的にはイマイチでしたね。

そういえば、昔ケビンコスナーもロビンフッドの映画やってた記憶がありますがそちらはどうだったんでしょうね。。。。

ライトスタッフ

2013-03-22 23:27:38 | 映画+ドラマ
The Right Stuff
正しい資質という意味なんだそうです。

冒頭からチャック・イェーガーさんが出てくるんです。イェーガーさんと言えば、人類初の飛行機での音速突破ですよねー。
なので、この映画はイェーガーさんがどうやって音速突破するかを感動的に作ってるんだろうなーと思ってました。
こころの隅では公開当時、よく目にした下の画像があって、あの宇宙服は何だったんだろう。。。とは思ってましたが(笑)

しかーし、そのイェーガーさんがあっさりと音速突破しちゃったので「あ、違うの?」なんて思ってるうちにちゃんと宇宙服に関係したお話になったのでちょっとがっかり(笑)

さて、この映画はアメリカが人類を宇宙に送り出そう計画を立てて、戦闘機パイロットが宇宙飛行士にチャレンジするお話です。
フィクションではあるけど、登場人物はほとんど実在の人物だしこの計画も実在した計画なのでちょっと脚色したドキュメンタリーな感じでしょうか。

しかし!
長いんです、この映画。193分ですって。3時間以上です。いや、ほんとに長かった長かった(笑)
これ映画館で観たらかなりしんどいかも。あまり飛行機とかロケットとかが好きじゃない人にはおススメできないです。

出てくる俳優さんたちはどの人も観たことある人ばかりなんだけど名前が出てこなくて、どこで観たんだろう?と出演作を調べても名前は知ってるけど、イマイチピンとこないんですがその中でひとりだけは観てすぐわかりましたw
その人の名はランスヘンリクセン、そうあのエイリアン2のアンドロイド、ビショップさんです。


あと、デニスクエイドとエドハリスも出演作観て、やっとわかりましたが、肝心のイェーガーさんを演じた方、絶対どこかで観てるはずなんだけど未だにわからずです。。。それとも誰かに似てるんでしょうかね。


ちなみにこの映画の撮影技術は後にトップガンでも応用されているそうです。
飛行中のガガガーと揺れる映像ですね。
そして、この映画は飛行機好きにはたまらないそうで特にイェーガーさんが乗ったX-1とか観てると楽しいようですよ。


が!
私はもうちょっと新しい戦闘機の方が好きなのでこの映画は一度観ればいいかなーと思ってます。
トップガンやファイナルカウントダウンのほうが楽しいです。

戦闘機パイロットと言えば、三菱重工のサイトでテストパイロットのブログ(?)が連載されていてすごなどく面白かったです。
今の戦闘機は普通に音速超えてしまいますが、超える瞬間の体験談とか、基本空気があるところならどこまでも高く飛んでいけるとかなかなか興味深いので興味があればご一読してみてください
コックピットから

以上、話が逸れてしまった感もありますがライトスタッフの感想でした。