Bohemian Rhapsody
Directed by Bryan Singer Dexter Fletcher
Produced by Graham King Jim Beach
Screenplay by Anthony McCarten
Story by Anthony McCarten Peter Morgan
2018 UK/USA
ネタばれを含みますのでご注意ください
この映画は夏に予告を観た時からずっと観たくて
でも入院になって、ダメかー諦めるしかないかー、と思っていたら
何やら右肩上がりに人気が上昇し気がつけばロングランになっていて
公開から約2ヶ月、まさかスクリーンで観られるとは、
しかもDolby ATOMSの立派な設備で観られるとは・・・まさかの奇跡。
かなり大げさですが、
いやでもまさか年を越しても上映しているとは思いませんでした。
何というか、この世代のファンは本当に根強いと思うんです。
その方たちに後押しされたQueenの魅力が若い世代に伝わり一大ブームになったと、
かなり適当な事を言っていますがそんな感じですよね。
私は友人に中学生の頃からいつもロジャー、ロジャーとうるさかった人がいたので
人並みに聴いてはいたもの熱心なファンではありません。
でも確かにロジャー・テイラーはかわいかったと思います。(何を言ってるんだ)
昨年、映画を観たその友人の感想は、
ブライアンもジョン・ディーコンもかなり似てた。
でもロジャーはちょっと違う・・・・でした。
うん確かにそれはわかる。
ベン・ハーディが残念だと言っているわけではないんです。
きっと誰が演じてもダメだったと思うんです。ファンてそんなものです。
でもロジャーらしい、とても良い味だしてました。
フレディ・マーキュリーも含めてメンバーは顔というよりは
雰囲気やしぐさがそっくりでものすごく研究したんだと思うとラミ・マレックのGG賞も納得です。
年代で変化していったメンバーたちの髪型も忠実でしたし、
LIVE AIDに至っては隅から隅までコップひとつも逃さず再現した拘りはファンでなくても感動しました。
Youtubeに20世紀フォックスがDVDの宣伝で本物と比較している動画をUPしていましたが観ました?これ。
Live Aid Side by Side: "Crazy Little Thing Called Love"
メンバーを演じた役者さんたち、
素の彼らを見るとそうでもないあたりやっぱり役者は恐ろしいし、
メンバー以外の方たちもみんなかなり似ているのでよくこれだけ集めたと思うしすごいキャスティングです。
アカデミーもノミネートされましたね。
正直なところストーリーは平凡だとは思いますが、LIVE AIDをゴールにしたのは良かったと思います。
曲の使い方も最高でした。
今更ですがキャストです。
ラミ・マレックasフレディ・マーキュリー
グウィリム・リーasブライアン・メイ
左ベン・ハーディasロジャー・テイラー
右ジョゼフ・マゼロasジョン・ディーコン
単体の画像がなかったの。
ジョゼフ・マゼロがジュラシックパークの子役だとは!
ルーシー・ボイントンasメアリー・オースティン
オリエント急行殺人事件では伯爵夫人でした。
エイダン・ギレンasジョン・リード
びっくりしました。エイダン・ギレンだと最初は全然気づかず。
何だかんだ言ってもバンドへの愛は深いのにクズ男にはめられ契約解除されてしまったマネージャー。
トム・ホランダーasジム・ビーチ
フレディに「マイアミ」と呼ばれた専属弁護士。
劇中の画像が探せませんでした。
見るたびに渋くなっていくホランダーさん。
アレン・リーチasポール・プレンター
クズなゲイ男をアレン・リーチがきっちり演じていました。
アレン・リーチはちょっと情けないダメ男を演じるのが上手いと思います。
マイク・マイヤーズasレイ・フォスター
ずっとサングラスなのであまり気づいてもらえなかったらしいマイク・マイヤーズ。
劇中のフレディは人を信じ切れないゆえの孤独感があったように思います。
セクシャルマイノリティもその要因のひとつですが、
天才にありがちな性質みたいなものもあるのかなと。
ボヘミアン・ラプソディ大ヒット 伝説のバンドに涙する理由
↑
フレディのインタビューで友人を作らない、他人と親しくなれないと言っていました。
また、フレディの孤独感は生い立ちからもきているようで父親との確執もありました。
フレディはこんなセリフを言っていました。
「We’re family. We believe in each other. That’s everything.」
僕たちは家族だ。お互いを信頼している。それが全てなんだ。
でもそのあとに
ブライアン(ロジャーかも)の
「Freddie, we're a family.」俺たちは家族だ。
のセリフに
「No, we're not!We're not a family!You've got families,children, wives.What have I got?」
違う、家族じゃない。君たちには妻や子どもがいるだろう。
家族と言われてもこの頃のフレディにとってはキレイ事でしかないだろうし、
孤独を抱えたままポールの用意した世界に閉じこもりソロアルバムも制作し
メンバーたちとも疎遠になっていきます。
見かねたメアリーがフレディに会いに行き、言うんです。
「Freddie, you don't need to be.Because no matter what, you are loved.
By me, by Brian, Deacy, Roger...your family.」
何があろうとあなたは愛されている。私やブライアン、ロジャー、ディーキー。
だって家族なのよ。
泣けますね。
フレディはポールと決別しジムに頼みメンバーたちとの話し合いの場を持ちます。
この時のロジャーの「You just killed Queen.」もすごく好き。
フレディにクイーンを壊したのは君だよってセリフなんですけどね。
フレディにとってメアリーは唯一の友人であり、
言葉では言い表せない深い愛情と信頼を寄せられる相手だったそうです。
LIVE AIDの当日にフレディは父親にこんなセリフを言います。
「Good thoughts, good words, good deeds. Just like you taught me, papa.」
良い考えを持ち、良い言葉を使い、善い行いをする。パパから教えてもらったことだ。
ここから「魂に響くラスト21分」の宣伝通り涙腺崩壊でした。
We’re family
そして
Good thoughts, good words, good deeds.
何度か出てきていたセリフです。
バンドが家族はこの映画のキーワードですね。
様々な事を経てラストに聞くLIVE AIDのボヘミアンラプソディが
フレディの人生と重なってしまって更に涙。
伝説のチャンピオンもね。
胸アツ上映だったら確実に泣くながら歌っていたと思います。
オープニングからエンドロールまでちゃんと意味のある選曲なんですよ。
考えようによってはとても深くQueenの楽曲の良さをあらためて感じました。
ツイッター見てるとファンの方たちが仲良しエピソードや感動話をツイートしてくれるので
読むたびに思うことがいろいろあります。
20世紀フォックスのオープニングのファンファーレがやけにロックだなと思っていたら
ブライアンとロジャーの演奏だったと後で知りました。
ブライアンがインスタにUPしている映像。いいのか、これ(笑)
オープニング
アダム・ランバートがカメオ出演していたのも気がつかず・・・何か悔しい。
あとね、
フレディが猫好きなので猫がたくさん出てくるのだけど
「にゃーん」だけじゃなく「ゴロゴロ」まで入れてくるのですごく癒されました。
『ボヘミアン・ラプソディ』がもっと楽しくなる!トリビアまとめ
「クイーン」B・メイ&R・テイラーが明かす、映画「ボヘミアン・ラプソディ」と事実の違い
クイーン単独インタビュー【前編】ロジャー・テイラーさん
クイーン単独インタビュー【後編】ブライアン・メイさん
動画です。
映画『ボヘミアン・ラプソディ』最新予告編が世界同時解禁!
映画『ボヘミアン・ラプソディ』メイキング映像「クイーンになるまで」”本物”ブライアン・メイ、ロジャー・テイラーらも絶賛!
Queen - Live at LIVE AID 1985/07/13
フレディになるまで『ボヘミアン・ラプソディ』メイキング映像
ベストヒットUSA QUEENスペシャル
Queen + Adam Lambert - We Will Rock e We Are The Champions
毎度まとまりのない感想になりましたがこれで終わります。
Directed by Bryan Singer Dexter Fletcher
Produced by Graham King Jim Beach
Screenplay by Anthony McCarten
Story by Anthony McCarten Peter Morgan
2018 UK/USA
ネタばれを含みますのでご注意ください
この映画は夏に予告を観た時からずっと観たくて
でも入院になって、ダメかー諦めるしかないかー、と思っていたら
何やら右肩上がりに人気が上昇し気がつけばロングランになっていて
公開から約2ヶ月、まさかスクリーンで観られるとは、
しかもDolby ATOMSの立派な設備で観られるとは・・・まさかの奇跡。
かなり大げさですが、
いやでもまさか年を越しても上映しているとは思いませんでした。
何というか、この世代のファンは本当に根強いと思うんです。
その方たちに後押しされたQueenの魅力が若い世代に伝わり一大ブームになったと、
かなり適当な事を言っていますがそんな感じですよね。
私は友人に中学生の頃からいつもロジャー、ロジャーとうるさかった人がいたので
人並みに聴いてはいたもの熱心なファンではありません。
でも確かにロジャー・テイラーはかわいかったと思います。(何を言ってるんだ)
昨年、映画を観たその友人の感想は、
ブライアンもジョン・ディーコンもかなり似てた。
でもロジャーはちょっと違う・・・・でした。
うん確かにそれはわかる。
ベン・ハーディが残念だと言っているわけではないんです。
きっと誰が演じてもダメだったと思うんです。ファンてそんなものです。
でもロジャーらしい、とても良い味だしてました。
フレディ・マーキュリーも含めてメンバーは顔というよりは
雰囲気やしぐさがそっくりでものすごく研究したんだと思うとラミ・マレックのGG賞も納得です。
年代で変化していったメンバーたちの髪型も忠実でしたし、
LIVE AIDに至っては隅から隅までコップひとつも逃さず再現した拘りはファンでなくても感動しました。
Youtubeに20世紀フォックスがDVDの宣伝で本物と比較している動画をUPしていましたが観ました?これ。
Live Aid Side by Side: "Crazy Little Thing Called Love"
メンバーを演じた役者さんたち、
素の彼らを見るとそうでもないあたりやっぱり役者は恐ろしいし、
メンバー以外の方たちもみんなかなり似ているのでよくこれだけ集めたと思うしすごいキャスティングです。
アカデミーもノミネートされましたね。
正直なところストーリーは平凡だとは思いますが、LIVE AIDをゴールにしたのは良かったと思います。
曲の使い方も最高でした。
今更ですがキャストです。
ラミ・マレックasフレディ・マーキュリー
グウィリム・リーasブライアン・メイ
左ベン・ハーディasロジャー・テイラー
右ジョゼフ・マゼロasジョン・ディーコン
単体の画像がなかったの。
ジョゼフ・マゼロがジュラシックパークの子役だとは!
ルーシー・ボイントンasメアリー・オースティン
オリエント急行殺人事件では伯爵夫人でした。
エイダン・ギレンasジョン・リード
びっくりしました。エイダン・ギレンだと最初は全然気づかず。
何だかんだ言ってもバンドへの愛は深いのにクズ男にはめられ契約解除されてしまったマネージャー。
トム・ホランダーasジム・ビーチ
フレディに「マイアミ」と呼ばれた専属弁護士。
劇中の画像が探せませんでした。
見るたびに渋くなっていくホランダーさん。
アレン・リーチasポール・プレンター
クズなゲイ男をアレン・リーチがきっちり演じていました。
アレン・リーチはちょっと情けないダメ男を演じるのが上手いと思います。
マイク・マイヤーズasレイ・フォスター
ずっとサングラスなのであまり気づいてもらえなかったらしいマイク・マイヤーズ。
劇中のフレディは人を信じ切れないゆえの孤独感があったように思います。
セクシャルマイノリティもその要因のひとつですが、
天才にありがちな性質みたいなものもあるのかなと。
ボヘミアン・ラプソディ大ヒット 伝説のバンドに涙する理由
↑
フレディのインタビューで友人を作らない、他人と親しくなれないと言っていました。
また、フレディの孤独感は生い立ちからもきているようで父親との確執もありました。
フレディはこんなセリフを言っていました。
「We’re family. We believe in each other. That’s everything.」
僕たちは家族だ。お互いを信頼している。それが全てなんだ。
でもそのあとに
ブライアン(ロジャーかも)の
「Freddie, we're a family.」俺たちは家族だ。
のセリフに
「No, we're not!We're not a family!You've got families,children, wives.What have I got?」
違う、家族じゃない。君たちには妻や子どもがいるだろう。
家族と言われてもこの頃のフレディにとってはキレイ事でしかないだろうし、
孤独を抱えたままポールの用意した世界に閉じこもりソロアルバムも制作し
メンバーたちとも疎遠になっていきます。
見かねたメアリーがフレディに会いに行き、言うんです。
「Freddie, you don't need to be.Because no matter what, you are loved.
By me, by Brian, Deacy, Roger...your family.」
何があろうとあなたは愛されている。私やブライアン、ロジャー、ディーキー。
だって家族なのよ。
泣けますね。
フレディはポールと決別しジムに頼みメンバーたちとの話し合いの場を持ちます。
この時のロジャーの「You just killed Queen.」もすごく好き。
フレディにクイーンを壊したのは君だよってセリフなんですけどね。
フレディにとってメアリーは唯一の友人であり、
言葉では言い表せない深い愛情と信頼を寄せられる相手だったそうです。
LIVE AIDの当日にフレディは父親にこんなセリフを言います。
「Good thoughts, good words, good deeds. Just like you taught me, papa.」
良い考えを持ち、良い言葉を使い、善い行いをする。パパから教えてもらったことだ。
ここから「魂に響くラスト21分」の宣伝通り涙腺崩壊でした。
We’re family
そして
Good thoughts, good words, good deeds.
何度か出てきていたセリフです。
バンドが家族はこの映画のキーワードですね。
様々な事を経てラストに聞くLIVE AIDのボヘミアンラプソディが
フレディの人生と重なってしまって更に涙。
伝説のチャンピオンもね。
胸アツ上映だったら確実に泣くながら歌っていたと思います。
オープニングからエンドロールまでちゃんと意味のある選曲なんですよ。
考えようによってはとても深くQueenの楽曲の良さをあらためて感じました。
ツイッター見てるとファンの方たちが仲良しエピソードや感動話をツイートしてくれるので
読むたびに思うことがいろいろあります。
20世紀フォックスのオープニングのファンファーレがやけにロックだなと思っていたら
ブライアンとロジャーの演奏だったと後で知りました。
ブライアンがインスタにUPしている映像。いいのか、これ(笑)
オープニング
アダム・ランバートがカメオ出演していたのも気がつかず・・・何か悔しい。
Lol #bohemianrhapsody @ItsRamiMalek pic.twitter.com/984cjkXIjC
— ADAM LAMBERT (@adamlambert) 2019年1月20日
あとね、
フレディが猫好きなので猫がたくさん出てくるのだけど
「にゃーん」だけじゃなく「ゴロゴロ」まで入れてくるのですごく癒されました。
『ボヘミアン・ラプソディ』がもっと楽しくなる!トリビアまとめ
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クイーン単独インタビュー【前編】ロジャー・テイラーさん
クイーン単独インタビュー【後編】ブライアン・メイさん
動画です。
映画『ボヘミアン・ラプソディ』最新予告編が世界同時解禁!
映画『ボヘミアン・ラプソディ』メイキング映像「クイーンになるまで」”本物”ブライアン・メイ、ロジャー・テイラーらも絶賛!
Queen - Live at LIVE AID 1985/07/13
フレディになるまで『ボヘミアン・ラプソディ』メイキング映像
ベストヒットUSA QUEENスペシャル
Queen + Adam Lambert - We Will Rock e We Are The Champions
毎度まとまりのない感想になりましたがこれで終わります。
熱心なファンではありませんでしたが、フレディがご存命頃の活躍は当然知っていましたし、フレディがああいう人だってことも勿論分かっていたので「ちょっと美談に偏り気味かも」と思わなくもなかったですが、亡くなった人を悪く扱う必要はもちろんないし、追悼映画としてまとまって良かったのかなと思いました。
とはいえ、フレディが今で言う「パリピ」だったのは事実で。「寂しかったから」みたいなメロドラマ展開に話が流れたときには「いやいやいや!」とツッコミを入れずにはいられませんでした(笑)。
あとは俳優さんもスタッフさんも徹底したリサーチと、再現ぶりがすごかったですよね。
ところが、実際に当時ライブエイドを観に行った人とこの映画の話になったとき、彼は「あんなじゃなかったよ。あれは古すぎる」とライブの観客のファッションにツッコミ入れておられたんですけど、当時を知らないとしてもスタッフのリサーチは徹底していただろうし・・・それこそ、当時を知る人の記憶の「補正」や「美化」が入ったのでは?と思いました(何も言わずに黙っておきましたが)。dicoさんのロジャー好きのお友達もそうですけど、往時を知る人は多かれ少なかれ映画を観て同じようなこと、言ってるでしょうね・・・。
なんにせよ、オールドファンも若い世代も楽しんだことでここまでの社会現象になったし、見終わった後も皆が語りたくなる映画でしたよね。
当時を知るファンからは美談すぎるという意見もかなりありましたよね。でもそうなんですよね、これは伝記映画というよりは追悼映画だし、メンバーのクイーン愛フレディ愛はうまく表現できていたと思います。
ライブエイドの観客のファッション!目のつけ所がすごいわ!どうだったかなあ。80年代のファッションとしては間違ってなさそうな感じでしたけどね。
ファンであればあるほど細かく見てるし突っ込みたくなるものなんですよね。自分もしかり・・・
幅広い世代が楽しんだことにより幅広い感想や意見があってそれも楽しかったですね。
昨日も映画を観てきましたが今でもこの映画iMAXを含めて最新設備の部屋で上映していましたよ。アカデミー賞終わるまではやるのかな。