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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

ホラー映画4本まとめて感想

2020-05-03 14:00:09 | 映画+ホラー

非常事態宣言がひと月ほど延長されるようですね。
でも一日の感染者数が減少傾向になってきているようです。
出口が見えてきたようで嬉しいです。
ここで油断せずあと一息頑張ってまいりましょう。

自粛中の私の生活は仕事してあとは映画やドラマを観ていますが(いつもと変わらない)
最近マスク作りにもハマりつつあります。
手ぬぐいコレクターなので好きな柄の手ぬぐいでチクチクと作っています。
手縫いだと息抜きしたいときに気軽にできるのでなかなか良いですよ。

さて、最近ホラー映画を続けて観たので感想をまとめて書こうと思います。
基本的にホラーは苦手なのでそんなに怖くはないです。
ネタバレしているのでご注意ください。

ドクター・スリープ
Doctor Sleep

監督 マイク・フラナガン
脚本 マイク・フラナガン
原作 スティーヴン・キング
製作 トレヴァー・メイシー/ジョン・バーグ
出演者 ユアン・マクレガー/レベッカ・ファーガソン/カイリー・カラン/クリフ・カーティス

映画『ドクター・スリープ』US版メイン予告

去年公開されたときに行こうと思ってたけど結局行けなくて
やっとレンタル解禁になったので観ましたが行かなくて良かったかな、と思いました(ごめんなさい)

映画「シャイニング」の続編でシャイニングと呼ばれる特殊な能力を持つダニー少年のその後を描いています。
回想シーンもあり幼少期のダニーや母親のウェンディも別の人が演じていますが
かなり似ています。特にウェンディは話し方や仕草もそっくりでした。

ダンはホスピスで働き、死に向かっている患者を感じることができる猫アジーと共に
能力を利用して患者を安らかに永眠させます。
これいいですよね。私もにゃんこに見守られながら逝きたいです。

ダンはヴァンパイアのトゥルー・ノットに狙われた少女アブラに助けを求められ
トゥルー・ノットのローズと闘います。

ラストはオーバールックホテルで決着をつけようとローズを誘い出すダニー。
そこでダニーは過去とも向き合います。
シャイニングのラストで示唆されていましたがダニーとお父さん、ジャックも登場。
でもあまり核心には触れてくれなかったしジャックはダニーに憑りついてアブラを殺そうとするし
原作のあらすじを読む限りこのあたりはちょっと原作と違うのかもしれません。

テンポも良いしストーリーもそれなりに面白いし役者さんたちもステキなのですが
キューブリックの世界観が凄すぎて続編の実感がわかないのが正直なところで・・・

でもレベッカ・ファーガソンの美しさはとっても眼福でした。
ちょっとカリビアンな衣装も良くお似合いでした。


カーゴ
(Cargo)

監督 ベン・ハウリング/ヨランダ・ラムケ
制作 ラッセル・アッカーマン/クリスティーナ・セイトン
サマンサ・ジェニングス/マーク・パターソン
脚本 ヨランダ・ラムケ
出演者 マーティン・フリーマン/シモーネ・ランダース/アンソニー・ヘイズ

Cargo | Official Trailer
(日本語版の予告探せませんでした・・・あるのかな)

先日配信されているのに気づきました。いつ配信されたんだろう。
マーティン主演のゾンビ映画ということで観たいと思ってたんです。
それにしても欧米ってゾンビ好きですよね。

この映画にはオリジナルがあることを知りました。
オーストラリアの映画祭「Tropfest 」で話題になったショートフィルムです。

Cargo | Finalist of Tropfest Australia 2013

泣けるとは聞いてたけど本当に泣けた。
ゾンビ映画で泣くなんて生まれて初めて。しかも7分しかない映画。
セリフもほとんどないけれどビジュアルだけで伝わりました。

この映画を観る前にオリジナルを見てはいけなかったのかも。
7分の映画を2時間に延ばすわけですよ。
やっぱりちょっと無理があるかなー、という印象でした。

ストーリーは感染すると48時間以内にゾンビになってしまうウィルスが蔓延した世界。
オーストラリアで生き抜こうとするアンディ(マーティン)と妻のケイ、そして娘のローズ。
しかし妻が感染しゾンビに変わってしまったときに噛まれたアンディは残された48時間で
ローズを安全な場所まで運ぼうとします。


この映画の見どころは何と言っても父子愛。
マーティンとロージーがものすごくかわいくて癒されました。ゾンビだけど。
てか、ロージーってどこかで聞いた名前なんですけど。


ゾンビ映画の結末は救いのは無いのが結構あると思いますが
この映画はハッピーとは言えないけれど一件落着している点では救いがあります。
ただ無駄なエピソードが多かったせいかラストの感動は半減されてしまいました。
オーストラリアのネイティブ話がよくわからないせいかも。


ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談
(Ghost Stories)

監督 アンディ・ナイマン/ジェレミー・ダイソン
脚本 アンディ・ナイマン/ジェレミー・ダイソン
製作 クレア・ジョーンズ/ロビン・ガッチ
出演者 アンディ・ナイマン/ポール・ホワイトハウス
アレックス・ロウザー/マーティン・フリーマン

『ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談』予告編

家族離散の経験からニセ能力者を暴くテレビ番組が生きがいとなったフィリップ・グッドマン教授。
彼が影響を受けた超常現象研究家、チャールズ・キャメロンから招待を受け会いに行くと
キャメロンは超常現象を否定してきた自分の行いを恥じていると言う。
その原因となった3つの超常現象を調べて自分の考えを否定してほしいと依頼をします。

少し前ですがアマプラで配信されたので観ました。
怖いと聞いていたのですぐに逃げられるように(笑)他の事をやりながら観ました。

3つの超常現象をアンソロジー形式で描いています。
2本目はアレックス・ロウザーくんが主役でした。
イミテーションゲーム以降ちょこちょこ見かけます。頑張ってますね。

この3つの超常現象、実はグッドマンが夢(?)の中で自身と向き合っているというオチ。
夢と言うか現実は自殺未遂で昏睡状態のグッドマン。
3つの超常現象に出てくる人たちは病院の医師やスタッフだったんです。
一見ゴシックホラーチックですが実は人間の内面を描いた深いストーリーでした。

マーティンは二役演じています。びっくりでした。すごいですね。
プリドル役↓

キャメロン役↓


ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス
(The Haunting of Hill House)

制作 マイク・フラナガン
監督 マイク・フラナガン
出演者 ミチエル・ホイスマン/カーラ・グギノ
ヘンリー・トーマス/エリザベスリーサー

THE HAUNTING OF HILL HOUSE Official Trailer 

ラストはNetflixのドラマ「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」
タイトルからしてものすごくホラーチックなのになぜか手を出してしまいました。
が、ただの怖い映画ではなく凄く面白切なくてあっという間に全10話観てしまいました。

1992年の夏、投資用に購入したヒルハウスに越してきたクレイン一家(夫婦と5人の子ども)
そこで次々と奇妙な事が起こり妻が死んでしまい家族は離れて暮らすことになります。

26年後、成長した子どもたちと父親は末っ子のネリーの死がきっかけで再び集まります。
1992年と現在を行き来しながら当時起きた謎を解明していくストーリーです。

冒頭からあちこちに貼られた伏線が少しずつ回収されていくのも良かったし
家族それぞれが抱えた問題も少しずつ明るみになってきて
最終的にはそれぞれがきちんと向き合うことによって解決していき
すべてが必要な要素だったのかと切ないような気持ちにさせられたラストでした。

もちろんホラーなので心臓バックバクな場面もありました。
でも不思議とあとに引きずらないというか怖いと言うよりも何というかやっぱり切ない感じ。
語彙不足で全然伝わらないと思いますがとにかくとても良い作品でした。

お母さん役のカーラ・グギノさんがとても美しく衣装もとてもステキで楽しかったです。

古くて豪華なお屋敷も見どころです。


アイ・アム・レジェンド

2013-05-31 12:12:57 | 映画+ホラー
原題:I Am Legend


2007年に日米同時公開されたこの映画、もう5年以上前になるんですね。
思えば、ウィル・スミスの映画を観たのはインデペンデンス・デイを除けばこれが最初でした。
インデペンデンス・デイの時はウィル・スミスという認識はなかったのね。

以下、ネタバレが含まれる内容になりますのでご注意ください。

2009年、クルピン博士がはしかウィルスを元にがん治療薬を開発し1万9人に投与しましたが、
そのウィルスがクルピンウィルスに突然変異し、死んでしまうか或いは他の人間を
殺して食べるダーク・シーカーに変異します。


そのため、人類は滅亡の危機に瀕してしまいます。
ダーク・シーカーは超人的な身体能力を持ちますが紫外線に極端に弱いので日中は
暗いビルの中に潜み夜に行動を起こします。

米国陸軍中佐であり科学者のネビル中佐は閉鎖されたニューヨークにひとり残り、
愛犬のサムと共に日々治療薬の研究を続けます。
ネビル中佐は、空気感染するこのウィルスに対して免疫を持っていました。


そして、廃墟と化したニューヨークで3年経過したところからストーリーは始まります。

アメリカはこうゆう映画好きですよね。
死んでないのでゾンビではないけど、ほとんど似たようなものでしょ、感染するし。
ただ、走るの速いし身体能力すごいし知能もちゃんとあるし(笑)

でもすごくよく出来てると思います。
何しろウィル・スミスがかっこいい!もちろんわんわんのサムも賢くてかわいい。
誰もいないニューヨークの街並みもすごくよく表現されているし、ただ一人戦い続ける
ネビル中佐の苦悩もよく理解できます。


実はこの映画エンディングがふたつあるんですね。
DVDに特典としてついていたので以前レンタルしたときに観ました。
劇場公開版と、もうひとつのエンディングと題したものがありましたが、
正直どちらもエンディングとしてはイマイチなんですよ。

もうひとつのエンディングを後から観たときにきっとイマイチだったから修正して、
劇場で公開したんだろうなーとは思ったら当たりでした。
最初のエンディングは、このお話の軸となるダーク・シーカーの突然の行動の理由が
ちゃんとわかるようになってはいますが、ただ人類を救うというネビル中佐の目的が
ほとんど達成できないまま終わってます。

そして劇場版はその目的をちょっと達成させて希望を持たせてタイトルの「レジェンド」
に繋げてはいるのですが、かわりにダークシーカーの行動の謎は解明されないし伏線も
回収できてないし、だからネビル中佐が何も気づかないまま自らを犠牲にした感じで、
ダークシーカーがなぜ行動したのかに気づけば、そこで死ぬことはなかったんじゃないの?
って思っちゃうんです。←エラそうでごめんなさい-。


だからせっかくウィル・スミスはかっこいいしわんわんもかわいいし、ニューヨークの街も
すごく良くできてるからちょっともったいないなーと。
でもそう言いながらも面白いので時々観ちゃうんですけどね。

この映画、最初はリドリー・スコット監督とシュワちゃんで制作する予定だったらしいですね。
シュワちゃんはさておき(笑)リドリー・スコット監督は実現してほしかったなー。

ところでこれ続編が出来るんですね。またウィル・スミスらしいですけど。
・・・多くは期待すまい(笑)

エクソシスト

2013-04-21 00:48:57 | 映画+ホラー
エクソシスト観ちゃいました。

何で今更?なんですが某動画配信サイトにUPされていたので懐かしくなってつい(笑)
子供のころに観たきりだったのですが、改めて観るとただのホラーじゃない、よくできた作品でした。
監督は、フレンチコネクションや元祖ドーンオブザデッドのフリードキンで、怖いだけじゃなくデミアン・カラス神父の葛藤や悪魔に憑りつかれ変わっていく娘に悩む母親、メリン神父などそれぞれのドラマがあります。


だけど何と言っても悪魔に憑りつかれた少女リーガン役のリンダ・ブレアの演技がすごいすごい。

この時、まだ12歳だったんですから驚きです。

エクソシストと言えば、公開当時一世風靡しましたよね。エクソシスとという言葉も流行りましたし、ベッドの大揺れとか体が浮くとかも話題になりました。


もうひとつ忘れてはならないのが顔だけ360度回転(笑)

今観ると仕掛けがちゃんとわかるんですが子供のころは本当に不思議でした。こんなシーンだけは覚えてるんですよ

悪魔と神父のやりとりも興味深かったです。
メリン神父がダミアン神父に「悪魔と会話してはいけない。悪魔は嘘つきだ。嘘の中に真実をまぜて人を惑わす」と言うのですが、
これ詐欺師そのものですよね。要するに犯罪者=悪魔というキリスト教の教えなんだと思います。


エクソシストを調べると続編が沢山あるのにびっくり。私も3くらいまではあった記憶があるのですが、もっとありました(笑)
2は当時の監督がオリジナルで作ったようで不満をもった原作者のブラッディが正当な完結編として3を作ったとか。バッタがいっぱい出てくるのが2だったと思うのですが当時も何だかよくわからない内容で、評判も賛否両論だったようです。
3は、たぶん観てないと思うのすが、Wikipedia見たらリンダブレアも出ていないですね。

人気の作品は続編を出すことが多いのですが、初回を凌ぐ作品はほとんど観たことがないですね。続編で面白かったのはオーメンとターミネーターくらい?監督も変わっちゃうことも原因かもしれません。あ、スターウォーズは例外ですよ(笑)
続編が出ると嫌だからとトップガンはトムクルーズが権利を買っちゃいましたが、うんうん、トムは賢い

リンダ・ブレアさんは何とSupernaturalのシーズン2、EP7に出演しているのですが、まったく気づかなかったです。
クレジットをみて「あー!」と思ったのですが、それにしても・・・・・40年くらい経ってれば仕方ないですね。。。うん

ドーン・オブ・ザ・デッド

2013-03-26 20:41:48 | 映画+ホラー
Daun of the Dead

2004年に製作されたこの映画は、1978年に公開されたあのゾンビのリメイク版です。


当時はすごく流行りましたねよね、ゾンビ。ゾンビの映画がたくさんできましたし。私も確か「サングリア」を観に行って怖かった記憶があります。
何が怖いって、ゾンビ映画はバッドエンドが多いんですよ。ゾンビをすべてやっつけて平和を取り戻したというエンディングのゾンビ映画って観たことないわw
ゾンビ映画ってB級ホラーなイメージでしたけど最近はメジャーになってきたし、そもそもゾンビって言わないのもいっぱいあるし。
映画ファンてゾンビ好きな人が多いんでしょうか。定期的に何かしらのゾンビ映画が出来てるように思います。
有名どころでは、バイオハザード(これは元はゲームですけど。。。)なんか今4作目でしたっけ?続いてますよね。あと、ウィルスミスのアイアムレジェンド、これも面白かったです。ドラマだとウォーキングデッドもシーズン3だし、今年の春にはブラピ主演のゾンビ映画も公開されるんですよね。
昔はB級映画に加えちょっとコメディな作品もありましたよね。あと、日本だと変な邦題が多かったです。「死霊の盆踊り」とか、いや、もうおかしいでしょ、そのタイトル。狙ってるでしょ。
でも、最近のゾンビ映画はアクションもかっこいいし、人間ドラマだったりするし、B級カルトのイメージがどこにもない感じですが、それが嫌な人もいるんでしょうねーきっと。

さて、ドーン・オブ・ザ・デッドですが、ゾンビのリメイク版ではあるけど、内容は大分変ってます。
しかも走るゾンビが出てくるんです。ゾンビって動き鈍いイメージですよね。てか、走られたら怖いんですけど(笑)
これに関してはロメロ監督も「そんなのゾンビじゃない」と言ったとか。うんうん、私も走るゾンビは好きじゃないですw

ヒロインのサラはある日、ゾンビに感染した近所の女の子に夫が襲われ殺されてしまします。ゾンビ化した夫から逃げ何とかショッピングモールまでたどり着き生き残った人たちと一緒にゾンビと戦います。しかしもうモールにいるのも限界になり、ボートでほかの土地に逃げようとしますが。。。。
数あるゾンビ映画の中でもやはり、元祖ゾンビとリメイク版ともに好きですね。