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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

Band of Brothers Part Six 衛生兵 完結編

2013-07-31 12:14:47 | Band of Brothers
原題:Bastogne


続きです。
これで終わりますが途中で切ることも出来ず、すごく長くなってしまいました。


天候が回復しました。
沢山の補給物資が飛行機から落とされたのでユージーンは物資を取りに町まで行きます。


救護所ではルネが負傷兵の額に手をかざしながら手当てをしています。
そんな様子をじっと見つめるユージーン。
これは恋でしょうか・・・きっと本人もよくわからないんでしょうね。


突然、深い傷を負った兵士が運ばれてきました。
血が止まらず苦戦するルネにユージーンが手伝い、懸命に血を止めようとしますが効果はなく死んでしまいます。
やり場のない怒りに思わず手に持っていたガーゼ代わりの布を床に叩き付けるユージーン。

「ショコラ?」
一息つき、外で座りながらルネがユージーンにチョコを勧めます。
チョコの包みをむいているルネの手を見つめながらユージーンは「君の手・・・」と思わず言います。
「え?」とルネが顔を上げると「いい看護婦だよ」と微笑みます。

自分と同じように負傷兵の手当てをし、そしておばあさんと同じように額に手をかざすルネ。
過酷な戦況にあふれかえる負傷兵。自分の無力を痛感し疲弊感もあるユージーンは癒しの手を持つルネに
救いを求めていたのかもしれません。これからも衛生兵を続けていくためには必要な救いでした。

しかしルネは「違うわ。もう治療なんてうんざりよ」と否定します。
それでもユージーンは「でも君の手は患者を癒してる。神の贈り物だ。」と言いますが、
「私には荷が重すぎる」その言葉にユージーンが反応出来ずにいるとまた負傷兵が運ばれたのでルネは建物に入っていきます。

前線で見張りをするコンプトンとガルニア、そしてへフロンにユージーンが毛布を持ってきてくれます。

「あいつ愛称で呼ばないよな」とコンプトンにへフロンが「でも僕の事エドワードって呼んでくれましたよ」とドヤ顔(笑)
みんなは「ユージン」とか「ドク」とか愛称で呼ぶのにユージーンは決して誰かを愛称で呼ぶことはありませんでした。
できるだけみんなと一歩離れていようとしているように思います。

次の日の朝。
向かいの森でドイツ軍の戦車が動き出します。
「ドク、忙しくなるぞ」と言いながら戦闘準備をする隊員たち。激しい銃撃戦が始まりました。

そんな中スモーキーが負傷し、ユージーンを呼びますがちょっと反応が遅いのが気になります。

スモーキーと一緒に町の診療所に行き、遠くから声もかけずにルネを見つめるユージーン。
そんな様子のおかしいユージーンに声をかけようとしますが、奥から呼ばれてしまい何も話さずにその場を離れてしまいます。

その姿を悲しそうに見つめるユージーンの心の傷は誰が治療してくれるんでしょうか。

お食事タイム。
今日はクリスマスです。

ユージーンはどこか一点をみつめて明らかに様子がおかしくなっています。

へフロンが「ドクの分も」と言ってごはんをもらってきますが反応はありません。

そこにマッコウリフ将軍のメッセージを持ってシンク大佐がやってきました。
「大佐が読んでください。」ウィンターズさんから言われるとちょっと嬉しそうにメッセージを読み上げます。
実はシンク大佐はE中隊からも信頼されていて、大佐も隊員たちをきちんと理解できる将校だったようです。

「連合軍は東西からの敵の進軍を抑えている。2日前、ドイツ軍の司令部は全滅したくなければ降伏せよと勧告してきた。」
「それに対し将軍の返事はこうだ。『司令官殿。Nuts!』」(くそくらえ!)
これはヨーロッパ戦線では有名な実話ですね。もちろん隊員たちの士気は上がります。

そんな中ユージーンだけは輪から外れたまま話を聞いている様子もなくぼんやりしています。

ウィンターズさんが心配そうにユージーンを見ています。
将校はいつも部下の様子をきちんと見て限界点の把握に努めます。

それにしてもこのユージーンはなかなか美形なんですがこの人も角度によって残念な時との差が激しいんです(笑)

その夜、ウィンターズさんが見回りをしてるとドイツ陣営からクリスマスの讃美歌が聞こえてきました。

コンプトンはガルニアに彼女の写真をみせながら「別れようって手紙がきたんだ」
「クリスマスなのにひでーな」とガルニアが言いますがちょっと涙ぐんでいるようなコンプトンでした。

マラーキーはマックやペンカラとラッキーストライクをわけあっています。
ラッキーストライクは今でも人気のあるタバコで、当時の兵士にとってはごちそうだったそうです。

厳しい寒さの中、タコツボの中に毛布一枚でいつ始まるかわからない戦闘に待機しながらも、
みんなそれぞれ少しだけクリスマス気分を味わいます。

そんな中、ウェルシュがたき火をしちゃってます。
ウィンターズさんは敵に見つかるので「火はやめとけ」と言いますがそういいながら座ってあたたまってるし、
ニクソンもやってきて「臭ってるぞ、正気か?」と言いながらやっぱりあったまってるし。
みんなとっても疲れてるのね。大の男、しかも屈強の軍人が縮こまって小さなたき火を囲んでるのが何かかわいいです。

と、突然閃光とともにウェルシュが撃たれてしまいます。
ウィンターズさんがユージーンを呼びますがまったく反応がありません。タコツボの中で動かずにいます。
へフロンがユージーンのところに行き名前を呼び続け、やがて意を決したのかウェルシュのもとに走っていきます。
その反動でへフロン、手を切ってしまいます。

手早く応急処置をしてもらいおでこに血で「M]と書かれちゃうウェルシュですが、一命はとりとめています。

「M」モルヒネの事です。モルヒネを打った兵士に印を付けるようです。救急救命の基本をちゃんとやってるんですね。
ウェルシュを車に乗せ救護所に運ぼうとしているときにウィンターズさんが「君も一緒に行け。メシでもくってこい」と言います。

町は攻撃されてどこもかしこも燃えさかっていました。
ルネのいた救護所も炎があがり崩れかけていたのを見て呆然とするユージンはとっさに建物に飛び込みます。

中に入ると人の気配は無くひどい状態でした。ふと見ると瓦礫の下にハンカチーフがおちていました。
それはルネがいつも頭に巻いていた青いハンカチーフでした。ユージーンは無言でそれを見つめます。

「早く逃げろ」と声をかけられ、それをポケットに入れて前線に戻ります。

次の日の朝。
ひとりで前線の見張りをするへフロンのところにユージーンが来ます。
タコツボに入り「大丈夫か?」とへフロンに声をかけます。大丈夫じゃないのはあなたでは?と思いますが、
そういえば、へフロンは友達の死に落ち込んでいたし咳もひどかったですね、忘れてました(笑)

返事をしないへフロンにユージーンが「ベイブ!」と愛称で呼べば、「大丈夫」なんて鼻をこしこし。
その手を見てユージンが「手が切れてるじゃないか」と心配するとへフロンは「お前がやったんだよ」

「・・・治療しよう」といってポケットを探るとルネのハンカチが。
少し見つめてハンカチをポケットに戻そうとしますが、すぐに思い直してそのハンカチをへフロンの手に巻いてあげます。
それに気をよくしたのか(笑)へフロンがにっこりして「ベイブって呼んだね」

それに対して「そうか?いつ?」なんて言ってるユージーンはちょっとツンデレかもしれません。

しかし、「ベイブ」って呼ばれたのがそんなに嬉しいか、へフロン(笑)
八つ当たりはするし、ルネにもらったチョコは食べるし挙句はルネのハンカチ巻いてもらうし、
ユージーンに甘えすぎよ、へフロン、お母さんじゃないんだから。

ユージーンはどこか吹っ切れた様子です。
何がきっかけだったのかわかりませんが、ルネの形見とも言えるハンカチでへフロンを手当てした時に、
辛いし悲しいけどそれでも傷ついた誰かを治療する事が自分の使命なんだと気づいたのかもしれません。

そんな2人のじゃれあい(笑)、通常であれば微笑ましい光景です。
だけどここは戦場のしかも最前線にいて、目の前には白い雪にうっすら血の跡があります。
最後のこのカメラワークは何だか深いものがありました。


このエピソード、ユージーンの部分は原作にはありません。
所々、へフロンがドイツ兵のタコツボに落ちたとかウェルシュが負傷して離脱とかのエピソードは原作通りですが、
ユージーンのシーンはおそらくオリジナルだと思われます。
冒頭の「ユージーンに銀星賞を」という話から制作されたのかもしれませんが、普段あまり知られない衛生兵の活躍、
そしてユージーンのほのかな恋と心の葛藤も描いたこのエピソードがシーズン後半すぎのあたりで挿入されたバランスが
すごく良かったのかも。ここまでくるとかなり隊員たちの名前と顔も一致してくるし(笑)

かなり思い入れが強かったせいか(笑)ものすごく長く長くなってしまいました
でも何か書き足りない自分がいたりします。。。思った通りに書けなかったかもしれません。くすん(泣)
それでもここまで読んでくださった方がもしおりましたら、最後まで読んでくださり心より感謝いたします。

閑話 Top Gear をオンタイムで観よう!

2013-07-28 14:31:22 | 閑話

ベネさん来日の記事でも少し触れましたが、私の愛する「Top Gear」にベネさんがゲスト出演すると聞いて、

観たい!
何としても観たい!!
1~2年遅れのBSフジなんて待ってられるかーー!

と、思いだけで突っ走り、時には友人を巻き込みつつ何とかオンタイムで観ることができました。

などとスマして書いていますが、実際にオンタイムでBBCの放送を観るのはちょっと大変でした。

BBCのTopGearサイトに行くとエピソード別に観れるようになっていますが日本経由ではやっぱり観れません。

上の画面が日本経由で開いたBBCサイトのiPlayerの画面。メッセージが出ています。
Currently BBC iPlayer TV programmes are available to play in the UK only,
but all BBC iPlayer Radio programmes are available to you.
「現在、BBC iPlayerのテレビプログラムはイギリス国内のみでしか再生できません。
しかし、ラジオコンテンツはあなたのお住まいの地域で再生可能です。」

これをUK経由で開くとッセージが消えてプログラムが観れるようになります。

もちろん「Sherlock」のSeason3も観れると思います。

これを観るためにはUK経由でサイトに入らなくてはいけないようなので、
まずはUKのIPアドレスの入手とプロキシ設定の方法をトライ。

通常使っているブラウザに設定してしまうのは面倒だしそのままUK経由にしてると遅いし、嫌だなー。
と、思っていたら「違うブラウザに設定し使い分けると便利よ!」という情報をネットで見かけたので
早速Operaをダウンロードしていざ設定しようとしたら、設定のところがグレーになっていて出来ない。

なぜ?

設定画面がWindows仕様の画面になっていたのでもしかしたらWindows8が原因?
貴重な土日をまるまる使って原因究明しましたが結局最後までわからず。私の休日を返してー(泣)

しかし。

最近では(最近ではないのかも。。。)スイッチひとつで切り替えられるソフトがいっぱい出てるという情報を得て、
これも早速使い勝手の良さそうなものを探してダウンロード。
かなり有名(らしい)なソフトだったのですが、ダウンロードすると「使うにはFramework3.5が必要です。ダウンロードしますか?」
と出るので「はい」にしてDLが始まるんだけどエラーになる。何回やってもエラーになる。
エラーコードで調べても他のコードは出てくるけど私がくらっているエラーコードは出てこない。

どうして?
これもWindows8だから?
(Win8のせいにすればいいってもんじゃ・・・)

もうこの時点で2週間経っていて残りはあと1週間になっていたんだけど休日が何の成果物もなく終わっていく~

このソフトは諦めて他のを探し、2つほど試しに入れてみました。
両方ちゃんとDLできたし何よりちゃんと動くので早速BBCのサイトからiPlayerをDLしてUK経由で繋げようとしたら
繋がらない。いつまでたっても繋がらない・・・・

WHY?

「どうせ観れたって英語わからないんだから諦めたら?」
家族から投げられたこの言葉も聞かなかった事にして、友人にも聞いて回ったけどいい案もなく。。。
結局VPNを契約しました。
ええ、ワタクシ金で解決させました。

そして無事にTop Gearを観ることができました。

BBCが使用している「iPlayer」のアプリで配信されているプログラムをDLすることができます。
1か月以内だったらいつでも観ることができますがDRMがかかっているので一度観ると1週間後には観れなくなってしまう期限付きです。
(DRMを解除すれば・・ごにょごにょ・・・・)
でも、しばらくしてまたDLすると出来ちゃうんですけどね(笑)何故だかわかりませんが。
配信中は出来ちゃう気がします。

Top Gear のDLを自動設定にしたらたまるたまる(笑)
でもうっかり観るのを忘れた時とか便利とか思いますが、そもそもイギリスで放映している時、
日本は夜中の3時なので、そもそもオンタイムで観よう!とは思いませんが(笑)
(それ以前に、日本で観ること自体想定されてませんね)

全く役に立たない記事ですみません。
「こうすれば観れます」「この方法で簡単に設定できます」が金で解決する事だなんて(泣)
あ、契約料はお安いですよ(笑)

私は3か国のパッケージです。下にある緑色の「CONNECT」ボタンを押すとあら不思議、あっという間に繋がります。

iPlayer の画面です。

そんなわけで近いうちにTopGearの記事もUPする予定です。
が、
大して翻訳出来てないです。英語不自由な身に1時間番組はハードル高すぎました。
その分画像をいっぱい貼りますので何となく想像してください(汗)

シャーロック 死を呼ぶ暗号 Part4

2013-07-27 12:00:26 | Sherlock
原題:The Blind Banker


続きです。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。



ディモック警部に経緯と闇の組織「ブラックロータス」の説明をしますが、「証拠は?」と言って取合いません。
シャーロックはヴァン・クーンとジャーナリストのルーキスの死体を確認しにバーツに連れていきます。

と、言っても公式の捜査ではないのでモリーにお願いすることにします。
「もう書類も出して完了してるの」と一応言ってはみますが恋するモリーちゃんは「髪型変えた?」などとシャーロックが
一言褒めただけでお願いを聞いてあげちゃいます。可愛いなー。


「足だけ見せて」
ふたりの踵にはしっかり組織の印がありました。

明確な証拠を見せられた警部は素直に「要求は?」と聞いちゃいます。
「二人が持ってた本すべて届けて」

フラットに戻ったシャーロックとジョン。
密輸された中国の骨董品がオークションで売られていることに気づきます。

その時、警察がふたりの本を持ってきました。
沢山の箱で次々積まれていくのを見てジョンはちょっとクラクラしている感じです。
運び終わって警部が「これ博物館にあった証拠だよ。君の字だろう?」とジョンに渡したのは、スーリンに解読してもらおうと
渡していた暗号の描かれた壁の写真でした。
そして「何か手伝うことある?」と神妙になってしまった警部に「邪魔だから帰って」と冷たいシャーロックでした。

暗号の基となった本、それはふたりが共通してもっていて尚且つ誰もが持っているそんなメジャーな本だと考えているシャーロックは、
膨大な量の本をジョンと1冊ずつ調べていきます。
そして気が付けば朝。ジョンには診療所での仕事がありますが、案の定診察中に眠っております。

フォローしてくれたサラ。「彼女と夜更かし?」などと言われ「あ、何か僕に気がある?」と思ったかどうかは
わかりませんが「今日僕ひまなんだ」と言いながらデートの約束をするジョンでした。

フラットに戻ると未だ本と格闘しているシャーロック。
「ちょっとリフレッシュしないとだから今日の夜は出かけよう」とシャーロックがお誘いすれば、
「僕、今日デートだから」とお断りするジョン。
「何?」とシャーロックが聞くと
「好きな人同士が一緒に出かける事だよ」ってちゃんと答えてあげるジョン。
そうしたら「それはまさに僕の提案だ」とシャーロックは言うし、
「違うよ。そう願うけど」とジョンも答えるし、いやいやいやいや、何言ってるの?この人たち。
と、思ったら最後のジョンのセリフは「At least I hope not... 」で、「そうじゃない事(友達同士じゃない事)を願うよ」って意味なんですね。
紛らわしいよー、字幕!っておかしいのは私ですか?

映画に行くんだと言うジョンに「オリジナリティないよ。これはどう?」と、切り抜き渡すシャーロック。
「一夜限りのサーカスだって」とおススメされますが「君に言われたくないよ!」って、デートって何?って聞く人に言われたくないよね。

でも結局サラを連れて行くジョン。そこは中国のサーカスでした。
シャーロックが予約したので受付で「ホームズで2名」と告げると3名で承っていますって言われるので、
いや、2名だよ。とジョンが言ってると後ろから「3名」と声がして振り向けばシャーロックがいました。

「一晩くらい解放しろ」と怒るジョン。
「これだよ、犯人はこの中にいるんだ。海外公演ならすぐにビザもおりるし。だからこの場所を調べる」とシャーロックが言いますが、
「頑張ってね。僕はサラといるから」と冷たいジョンに
「君の助けが必要だ」とシャーロックがお願いしても
「今夜はそれより大事なものがあるんだ」と聞いてくれません。
デートだもん、そりゃそうなんですが、「デート」もわからないシャーロックには通じないので
「どんな?」とか聞かれちゃいます。
「え?冗談だろ?」と言っても「何が大事なんだ?」と真顔で聞かれるし。
「今日はデートなんだよ。殺人犯を追うより・・・」と言葉を濁すも「何だ?」と詰め寄られるので
「サラをゲットしたいんだ!」と叫んだところにサラがきちゃって「やあ、準備はいい?」と、ごまかすジョンも大変だよね。
そんな苦労も知らずに「アホらしい」と心の中で言ったと思われるシャーロックはその場を離れます。

さて公演が始まりました。
ひとりの女性が装置に太い弓矢を仕掛け、羽を落とすと弓矢が的を目掛けて飛んでいく仕組みを披露し、
的にひとりの男を鎖で縛り、時間内に脱出しないと弓矢が刺さるというショーを披露していました。
引田天功みたいなものですね(笑)

観客がそのショーに注目している間にシャーロックは舞台裏に忍び込みます。

舞台では女性が挨拶をし、続けて天井から紐をつかって落ちてくる男のショーが始まります。
その名も「チャイニーズバードスパイダー(トリクイクモ)」でした。
それを観たシャーロックはこの男が「クモ男」だと確信します。そして黄色のスプレー缶も見つけました。

鏡に吹き付けて確認していると後ろから仮面をつけた男に襲われ乱闘になります。
舞台との仕切りはカーテンだったのでシャーロックが倒れた反動で舞台に飛び出し、気づいたジョンが助けようと
しますが、逆にやられそうになって結局サラがやっつけちゃいました。サラ最強でした。

無駄に長くてほんとにごめんなさい。
次で終わります。

アメージング・グレイス 後半

2013-07-26 07:32:14 | 映画+Benedict Cumberbatch
「Amazing Grace」続きです。



以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。



ウィルバーたちは奴隷貿易廃止法案成立のため精力的に動きます。
奴隷船のマダガスカル号を人々に実際に見せ、エクィアノは自伝を書いて出版し、さらには奴隷貿易の関わった人たちの
話を聞き、証拠を集めます。

現在に戻ります。
夜になってもウィルバーはバーバラに話し続けます。
その活動は段々と浸透し、本は飛ぶように売れ奴隷を使って精製している砂糖は買わない、使わないという人も増えてきました。
自分たちのメッセージが伝わっていると確信していたと言います。
しかし、農園の経営者や船主たちにとっては今の生活を脅かす存在の何者でもないウィルバーたちを反乱分子だと糾弾しました。

ウィルバーの手の震えに気が付いたバーバラは率直に「アヘンチンキはいつから使ってるの?」と聞きます。
「僕の病気はこの聖戦と同時に始まったんだ。大腸炎だと言われた」
夜明け近くになりウィルバーは「朝食の時間かも」と気にしますがバーバラはウィルバーを真正面から見つめ「関係ある?」
と言うのでウィルバーも覚悟を決めたかのように話を続けます。いいなー、バーバラさん。私がヨメに欲しいです。

「勝つべきだった。証拠も集めたんだ」
議会におけるウィルバーの演説も好調で度々ホイッグ党を圧倒していました。
奴隷の必要性を説くホイッグ党に真っ向からその説を崩していきます。

やっぱり嬉しそうなピット君。
クラークソンはいつも観覧席から見守っています。

奴隷貿易廃止に賛同する国民の署名も39万人を超え、議会でこれを大々的に披露し更には「最後の一人がここで署名します」と
言うとフォックスが立ち上がって署名し廃止運動派になったことを効果的にアピールします。

フォックスが動くことに危険性を感じ、タールトンは署名を検分する名目で議会を休会するよう議長に進言しますが、
ウィルバーは尚も「民衆の声」であることを強調しタールトンは政治を動かすのは統治者であることを主張します。
議会は一時休会となりピット君は熱くなったウィルバーに声をかけます。

多くの浮動票を持つダンダスという議員が奴隷の搬送を止めた過去を持つことからウィルバーたちは彼に期待をかけます。
フォックスは「用心しろ」と言いますが性善説を信じる彼らは聞く耳を持ちません。
フォックスはピットのところに行き、ウィルバーのかわりにカードゲームをしてきてくれと持ち掛けます。

「誰と勝負をするんだ?」と仕事をしながら何となく聞くピットにフォックスは「邪魔をする者です」と答えるので、
さすがのピット君も「誰だ?それは」と顔を上げ厳しい表情になります。

「タールトンが反奴隷制度の実力者を買収したと噂を聞きましたよ」
ダンダスにカードを配りながら話すピット。ダンダスは「金が目的ではない。あの男は反逆者なんだ」と言ってはいけない
一言を言ってしまったのでついに「君を脅すことになるぞ」とピット君から脅されますが、相手は実力もある老獪な政治家。
黙って脅されるはずもなく、「そんなことをしたら君たちも無事では済まないよ」と遠まわしに告げ、ゲーム上を出ていきます。

気が付けば主役がまったく出てきません(汗)ちょっと反省。

ダンダスは議会で「奴隷貿易廃止に賛同します」と言います。

その言葉にクラークソンたちもウィルバーも安堵のため息をつきますが、「しかし」とダンダスは続けます。
「今貿易を廃止してしまえば多くの都市が財政危機に陥る。なので徐々に廃止を進めていきたい」
さすが老獪な政治家。ウィルバーは「1年以上も審議してきた。急な話じゃないんだ」と懸命に反論しますが、
ダンダスの同意を得られない以上、法案成立はなくなります。
これを聞いたピット君、無言ですごーく怒ってます。怒る顔もいちいちかっこいいです。反省できない私は猿以下です。


その夜、「相手が上手だった」と言うウィルバーにクラークソンは「フランスはもうすぐ革命が起こるよ。市民が自由になるんだ」
それを聞いたウィルバーは「革命などと軽々しく言うな」と怒ります。
フランスではベルばらで有名なあの革命が起こる寸前だったんですね。ウィルバーが革命と言う言葉を嫌うのは、
「王に仕える身」だからでしょうか。この頃ヨーロッパの各国は革命が自分の国に飛び火しないよう警戒していました。
「でも徐々に広まってるよ」ウィルバーの言葉に「ダンダスみたいなことを言うな。完全な勝利じゃないと解放されないんだ」
クラークソンはそう言うとフランスに旅立っていきました。「この目で民衆の勝利を見るんだ」

それでもなおウィルバーは「社会の変革」を目指し戦おうとしていましたがある日とうとう倒れてしまいます。
医者にアヘンチンキを飲むように言われましたが「考えられなくなる」と拒んでいました。
お見舞いにきたピットくんも「休むんだ。弁のたつ者は君以外にもいるだろう」と言うとすかさずウィルバーは、
「誰がいるんだ、言ってみろよ。君しかいないだろう」と反論します。

余談ですが、映画の中でピットの演説の場面て一度もないんですよね。
ちょっと、いえかなり観たかったです。絶対うまいと思う。

フランス革命が勃発し、フランスとの戦争も始まろうとしていました。ピットは首相としてこの国を守らなければなりません。
「1年以内にフランスは攻めてくるんだ」と言うとウィルバーは「誰を?」とか言っちゃうのでピットくんはつい声を荒げてしまいます。
「誰を?君は自分の事しかみえてないのか」
さらにピットはクラークソンやエクィアノが革命賛成派だという噂があることを告げます。
驚くウィルバーに「世の中の情勢が戦争によって変わってきているんだ」と言い、「友情もか?」と責めるウィルバーに
「友情は特にだ」と言っちゃったよ、ピットくん。

つまりピット君の心情を意訳するとこうなります。
「もうすぐ戦争が始まるし僕はいつも根回しをしてお金も集めなきゃだし、裏の仕事までやって疲れてるのに
君はすました顔で理想ばかり追いかけて、ひどいじゃないか。たまには僕を労われよ。てかこのままじゃ君は暴動の首謀者って言われるぞ」
「誰に言われるんだ。君にか?」ウィルバーの言葉に黙って部屋を去るピットくん。

責務の大きさに余裕のないピットと奴隷貿易廃止法案成立がなかなか進まないウィルバー、見ている方向が違ってきて
しまったふたりが決裂した瞬間にも思えます。
ウィルバーはアヘンチンキに頼ることを決意してしまいます。

もうちょっと先があるのでここで次回とさせてください。

Band of Brothers Part Six 衛生兵 後編

2013-07-24 14:36:01 | Band of Brothers
原題:Bastogne



続きです。
夜のシーンが多いので画像がわかりづらいです。
明るめに加工しましたがこれが限界でした。すみません。

夜。
咳き込むへフロンにユージーンが声をかけます。
「へフロン大丈夫か?」
「へフロンじゃないよ呼び方知ってるだろ?」
「エドワード?」
「そんなの尼さんしか呼ばないよ」
「あー・・、モルヒネ持ってる?」
」ないって言っただろ?」と走り去るへフロンに「聞いてないよ・・」と困った顔のユージーン。
何、八つ当たりしてるんだへフロン(笑)何でそんなに機嫌悪いんだー。


それにしてもへフロンのこの荒み具合と言ったらもうびっくりです。
初期のへフロン↓ かわいいのに・・・

最近のへフロン↓何があったへフロン。


ハサミはパーコンテがもってるという情報をゲットしたユージーン、今度はパーコンテを探す旅に出ます。
前線にいるトイの様子を見に行くと、ブーツをはいていませんでした。前回の爆撃でブーツが飛んでいってしまったようです。

「凍傷になっちゃうからちゃんと毎日靴下かえて、足を濡らさないで」とアドバイスに「努力するよ」とトイは言いますが、
前線で物資不足の現状でそれを実行するのはやっぱり難しいかも。

再びハサミを求めて三千里をしているとガルニアに捕まっちゃいます。
「おしっこすると痛むんだよー」とちょっと情けない顔で訴えるガルニアに「今ペニシリンがないから、とにかく水分とってね」
ともはや医療相談所となっているユージーン。「おしっこすると痛いのにー」と水分とるのを嫌がっているガルニア。尿道炎なのね(笑)

どこかで歌を歌いだす隊員。その声を聴いたコンプトンがあわてて「誰が歌ってるんだ」と飛び出してきます。
ガルニアが「やめさせますから」と宥めますがコンプトンは少し神経質になってるようにも見えます。


自分のタコツボに戻って一息つくユージーン。
隊員たちは皆、過酷な環境に身体も心も変調をきたしている感じなのでかなり大変そうです。
「主よ私に慰めを与えてください。人を理解し愛せますように。心から愛せますように。」
そうつぶやくユージーンがとても印象深いです。


野原をはさんで両側の森にお互い潜んでいる状態のバストーニュ。
次の日、銃撃戦がありシスクが負傷します。
痛がるシスクにモルヒネを打とうとすると「足りないんだからいらないよ」と何かかっこいいシスクでした。
町にある救護所に運ぶときついでに血漿を取りに行くからとユージーンも付き添います。

教会が救護所になっていました。
救護所は負傷した兵士でいっぱいでしたが町もドイツ軍に包囲されているので動かせない状態です。


看護師らしき女性がいたので血漿をもらおうと声をかけますが「ちょっと待って」と、負傷した兵士たちを忙しそうに介抱しています。
しばらくしてお酒を持ってシスクのところにきました。「モルヒネのかわりよ」とお酒を飲ませて癒すようにシスクの額に手を当てます。

「こっちにきて」とユージーンに声をかけ血漿や包帯をわけてくれました。
ルネと名乗る女性はユージーンが前線に戻るときに「ショコラよ」とチョコレートをくれました。


前線にもどると中隊が敵の監視所の視察に出発するところだったので、
ついて行こうとするユージーンにマーティンが「今回は戦闘があるから」と制止します。
雪の中、隊員たちが歩いていった方向を見つめひとりじっと待つユージーン。


監視所近くでジュリアンが撃たれます。
へフロンが必死に助けようとしますがドイツ軍が間髪入れずに撃ってくるので近寄れません。
マーティンはやむなく撤退を指示します。へフロンは必ず助けに戻るからと去っていきます。
撤退の途中でなたひとり撃たれ待機していたユージーンがすぐに手当てをします。

中隊に戻り、落ち込むへフロンを心配そうに見つめるユージーン。
視線に気づいたのかユージーンをチラ見するへフロンがちょっと可愛いです(笑)

マーティンは視察の報告をウィンターズさんにします。戦死者が出るといつもウィンターズさんは心を痛めている感じです。

夜。
へフロンが見当たらないのでユージーンがあちこちのタコツボを覗きながら探します。
へフロンはスピナと一緒にいました。生気のない顔をしてスピナにもたれています。
そんなへフロンにルネからもらったチョコレートを渡そうとしますが反応がありません。
もう一度、今度はチョコの紙を剥いてあげて「エドワード」と名前を呼んであげると顔を上げてチョコを受け取ります。

「あいつと約束してたんだ。死んだらお袋に遺品を送るって。でも何も取れなかった。」
激しい銃撃戦だったのでジュリアンを連れて帰ることができなかった事をとても悲しんでします。

へフロンが眠った後、スピナはユージーンに「ルイジアナでは治療師はなんていうの?」と話しかけます。
「トレイテュール。おばあさんは治療師だったんだ。患部に手をかざすとガンでもなんでも治ってたよ。
 よく祈ってた。『患者から取り出した痛みを取り去ってください。』って」
めずらしく自分の話をするユージーン。
そういえばルネも額に手をかざしてしました。ユージーンはおばあさんとルネを重ねたんでしょうね、きっと。

そんな話を聞いていたシスクは「何でおれは衛生兵に選ばれたんだろうな。もうウンザリだよ」と本音をポロリ。
ユージーンに「お前は?」と聞きますがユージーンは何も言いません。
ここで「辛い、苦しい」と弱音をはければ少しは楽なのにね。

完結編に続きます。