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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

アベンジャーズを観る前に その1

2017-04-30 23:25:16 | Marvel

GW明けにアベンジャーズ1をごるちゃんと観に行く予定なのですが
実はごるちゃん、マーベルの事は私以上に何も知りません。
何も知らない彼女を最初に連れて行ったのは「キャプテンアメリカ:シビルウォー」。

彼女は私のブログを見てくれているしマーティンもよく知っているので
多少の反応はあったものの、やはりいくらなんでもdicoさんヒドすぎ、と自分でも思いました。

次に見たのはストレンジ先生。
これはシリーズの最初だしシビルウォーよりはわかりやすいかなあと。
しかし、このままじゃイカン。
これからマーベル映画はクライマックスに向け公開待ちの映画がたくさんあるし、
この壮大な世界を少しでも理解しておいたほうが100倍楽しくなるし、
一緒に行ってもらえるかなーと。結局自分のためか。

そんなわけでまずはアベンジャーズを観たほうがわかりやすいし、
タイミングよくドリパスでアベンジャーズ1が成立したので行くことにしました。

アベンジャーズも予備知識があったほうがより楽しめると思うので
マーベルに関してはまだまだひよっこの私ですが少しまとめたいと思います。

マーベルとは。
ここでいうマーベルはアメコミの出版会社で、
そのコミックに出てくるヒーローたちは世界を共有しています。
その世界を共有させた映画が「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」です。

映画作品はフェーズごとにわかれていて現在は3まで制作が決まっている・・・のかな?
今回はフェーズ1のアベンジャーズまでを時系列に主観を交えてまとめてみます。

フェーズ1:
1)アイアンマン
MCUシリーズ最初の作品でありRDJの転機になった作品だと思っています。


巨大企業「スターク・インダストリーズ」の社長、トニー・スタークはMIT卒の天才。
自身が開発した兵器のプレゼンのために行ったアフガニスタンでテロ組織に誘拐されます。
その時に撃たれた銃の破片が心臓近くに残り、破片が心臓に到達しないように、
同じように組織の捕虜となっていた医師によって胸に車のバッテリーを使った電磁石が取り付けられていました。

トニーの解放の条件がトニーの開発したミサイルの制作だったので、
トニーは作るふりして、まずはエネルギーを生み出す「アーク・リアクター」を小型化させ
電磁石の代わりに胸に取り付け、さらにアイアンマンの基礎となるパワードスーツを作り脱出します。


自分の兵器が使われた結果の無残さや脱出時に命をかけて助けてくれた医師の存在もあり
トニーは兵器の製造をやめると公表。
さらにパワードスーツを改良し、人知れずテロリストたちと戦い始め、
人々から「アイアンマン」と呼ばれるようになります。


アイアンマンが生まれた理由とかその過程の話なので私のようなマーベル初心者でも楽しめました。
パワードスーツが改良されていく過程もすごく面白かったです。
そしてRDJの持つ独特のテンポもすごく良いですよね。

覚えておきたい重要ポイント:
S.H.I.E.L.Dという組織。
正式名称は「Strategic Homeland Intervention, Enforcement, and Logistics Division.(戦略国土調停補強配備局)」

長官のニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)


そしてエージェントのコールソン。


コールソン大好きです。
相手が宇宙人であろうと怪獣であろうと淡々と任務をこなしていき、
どんなにピンチになってもユーモアを忘れないジェントルマンです。

エンドロールあとの映像に出てくる場面:
ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)がトニーに「アベンジャーズ」の話をしたいと言っています。

2)アイアンマン2
1のラスト、トニーが記者会見で自分がアイアンマンだと公表した場面から始まります。


スタークインダストリーの創始者で父親でもある亡きハワード・スタークが始めた
スタークエキスポを何十年かぶりで開催します。
トニーはアークリアクターの原動力である「パラジウム」の毒素に身体を蝕まれ、
パラジウムに変わる元素を見つけようと必死になります。


フューリー長官の助言でトニーはハワードが生み出した新しい元素「ヴィブラニウム」を作ります。

悪役がミッキー・ロークだったのがびっくりでした。昔の面影ゼロですもん。


覚えておきたい重要ポイント:
ナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)が初登場。
彼女はシールドのスパイ、「ブラックウィドウ」。
今回はトニーがアベンジャーズにふさわしいかどうかを判定する任務を負っています。

ナターシャ、最高にかっこいいです。

トニーの父親、ハワード・スターク。
ハワードはキャプテンアメリカにも出ています。
彼の私物の中にはキャプテンアメリカの盾らしきものもあります。

新元素「ヴィブラニウム」も重要ポイントです。

結局トニーはアベンジャーズとしては失格でしたが相談役になります。

エンドロールあとの映像に出てくる場面:
次の「マイティ・ソー」に繋がる映像です。
ニューメキシコ行きを命じられたコールソン。
砂漠の真ん中にはソーのハンマー「ムジョルニア」がありました。


3)インクレディブル・ハルク


超人ハルクです(古)
これはまだ見ていないので詳細はわかりません。
今Huluで配信しているのでそのうち見たいです。ノートンさんだし。
でもおまけ映像だけ見ちゃいました。
トニー・スタークが出てきてバナー博士をアベンジャーズに引き入れるような話をしていました。

エドワード・ノートンはこの作品のみで降板し、
アベンジャーズ以降はマーク・ラファロが演じています。


長いので2回に分けます。

Sherlock 4-2 The Lying Detective その18

2017-04-29 00:49:23 | Sherlock S4E2
Sherlock Series 4 Episode 2

Director: Nick Hurran
Writers: Steven Moffat


病室のベッドに横たわるシャーロックとその様子を見つめるジョン。
生体モニターの音だけが響いています。


ナースが部屋に入ってきます。


N:来たところかしら?
JW:いや、帰るところ。
N:乗り越えられるわ、大丈夫。
もちろん、彼は自分をめちゃめちゃにしてしまったけど、彼はとても強いから、前向きに考えましょう。

ナースの言葉に頷くジョン。
そしてベッドの脇に杖を置きます。

JW:餞別だ。
N:あら、いいわね。杖ね。
JW:昔・・・僕が使ってたんだ。


その時、病室の電話が鳴りナースが出ます。
ジョンはドアを開け帰ろうとします。

N:はい、73病室です。Dr.ワトソンですか?

その言葉にジョンが止まります。

N:あなたによ。

ナースの言葉に相手が誰なのか悟るジョン。
電話を受け取ると「マイクロフト。」と名前を呼びます。
電話の向こうで「下に車を待たせてある。」と言います。


車の中でジョンは再びメアリーと会話をします。

MW:だから、彼は帽子をかぶらないとダメなのよ。
JW:まだシャーロックの事を考えてるのか?
MW:違う、あなたよ。
JW:不服そうだな。
MW:あなたの頭の中にいる私に言わせれば、それは自己嫌悪と言うものよ。

その頃、病室ではモニターをチェックしたナースが明りを消して部屋から出ます。
すると、壁の隠し扉が開きスミスが出てきました。


ゆっくりとベッドに近づき静かに椅子を引きよせ座ります。
手にはラテックスの手袋がはめられていました。


ジョンを乗せた車は221Bの前で止まります。
部屋にはマイクロフトがエージェントを多数連れてきていました。

MH:彼女はどこだ?ハドソンさんはどこにいる?
A:今来ますよ。

ジョンが2階にあがってきます。


JW:何してるんだ?
MH:まるで覚醒剤の製造所だ。君はキッチンに気づいたかね?
何がシャーロックに道を踏み外させたのか立証するつもりだ。
何か良い考えがあるかね?
JW:この人たちはスパイなのか?
J家族を心配するのにスパイを使うのか?
待ってくれ、彼らは片づけてるのか?


MH:シャーロックにはセキュリティ上の懸念がある。
私が彼の兄だという事実によって変わるものなど何もない。
JW:ああ、前にも言ってたな。

メアリーがマイクロフトの隣に立ち「彼に聞きなさいよ。」と言っています。

MH:なぜ、カルヴァートン・スミスに拘るのかね?以前から憑りつかれていたが、
サンタクロースを捕らえる罠を仕掛けるよりもやや行き過ぎてしまったな。

MW:ほら。聞きなさいってば。
MH:居もしない女性と一晩話して過ごしている。
MW:黙りなさいよ。
JW:マイクロフト、前回電話した時・・・
MH:止めたまえ。私は過去形の会話はひどく嫌いなんだ。
JW:あなたは、自分が兄であることは大して重要ではないと言った。
MH:いや。
JW:前回もそうだったし、シャーロックに対しても特別扱いはしないと言った。
では、前回は誰だったんだ?あなたは誰の事を話していた?
(※前回も引っかかりましたが今回も引っかかっています。
その前のこれ。
You said the fact that you were his brother made no difference.
これに関しては「兄だという事実によって変わるものは何もない」にやっと落ち着きました。(遅)
その前後の文章を踏まえると、前回は特別扱いしない、って事と、シャーロックにもやらないよって事かなと。
原文:You said it didn’t the last time and it wouldn’t with Sherlock,
異論は認めますです。)

MW:やるじゃない。
MH:誰でもない。言い間違いだ。
MW:うそよ。
JW:うそだな。
MH:うそなどついていない。
MW:ぜったいにうそよ。
JW:兄弟はシャーロックだけじゃない。他にもうひとりいるんだな。
MH:いない。
JW:本当かよ。秘密の兄弟か!塔かどこかに閉じ込めてあるのか?


そこにハドソンさんが登場します。

Mrs.H:マイクロフト・ホームズ!
この人たち、私の家で何をしているの?
MH:ハドソンさん。お邪魔してすみません。
ご存知の通り、私の弟は彼の基準値を超えた驚くべき自壊行為のプログラムを走らせ始めたんです。
Mrs.H:あなたが探っているのはそれなの?
MH:その通り。
Mrs.H:彼の考えている事?
MH:まあ、そうですね。
Mrs.H:今までにもあったの?
MH:時は無限の供給を持たない・・・・なので我々の仕事なんですよ。

ハドソンさんが突然笑い出します。


Mrs.H:面白人ね、あなたって。
MH:ハドソンさん?
Mrs.H:彼はあなたが賢いと思ってる。かわいそうなシャーロック。
いつもあなたの話をしているのよ。
つまりね、彼はあなたがバカだってわかってるのよ。
だけど、大丈夫。あなたはステキなドクターだもの・・・・
(※これはDr.Whoネタ?)
だけど、あなたがそんなにバカだとは思いもしないでしょうね。
MH:これは単なる意識の流れの乱用なのか?もしくは主張を通そうとしているのか?
Mrs.H:何がシャーロックを悩ませているか知りたい?誰でもわかる世界で一番簡単な事よ。
MH:私は彼の思考過程を誰よりもわかっています。だからどうかわかってください・・・・
Mrs.H:思考の事じゃないのよ、そうじゃないの。
MH:そうではありません。
Mrs.H:違うわ、彼はもっと・・・感情的でしょう?
事件が未解決だと壁を撃つのよ。

ハドソンさんは手で銃を撃つマネをします。

Ms.H:ほったらかしの朝食、karate the fridge!(←わかりません・・・)
無視されたままの依頼。
彼が返事ができないときはそれをどうするのかしら、ジョン。
JW:突き刺すんです。


その時、ジョンはナイフで突き刺してある白い封筒に気がつき、それを開封します。
その間、ずっと話し続けているハドソンさん。

Mrs.H:解決できないときは・・・・あそこに積み上げるの。
私はずっと言い続けてきたのよ。
彼が探偵として優秀なら新しいマンテルは必要ないわよって。

封筒から出てきたのはあのDVDでした。



続きます。

何だかやっとシャーロックらしくなってきたと思うのは、
初期からのキャストが揃っているからなのかしら。

今回はジョンが中心でした。
もうひとりの兄弟の存在に気がつくあたり、ジョンすげー!と思いました。

そしてやっぱりハドソンさんはボーイズの女神というかお母さんと言うか。
シャーロックとジョンを守るためなら歩く英国政府でも敵に回すカッコよさ。
このドラマの良心的存在ですね。

Sherlock 4-2 The Lying Detective その17

2017-04-26 22:46:16 | Sherlock S4E2
Sherlock Series 4 Episode 2

Director: Nick Hurran
Writers: Steven Moffat


「あなた誰?」とフェイスが言います。


シャーロックは221Bで会ったフェイスを思い浮かべ、目の前のフェイスと比較をします。


髪の色も形も同じですがまったくの別人だとわかります。

SH:君は誰だ?
CS:シャーロック・ホームズだよ。お前も知っているだろう。
F:うそー!シャーロック・ホームズなのね。あなたのブログ大好きなのよ。
↓ジョン、顔が嫌そう。


SH:君は彼女ではない。ベイカーストリートに来た女性とは違う。
F:だって私は行ったことないもの。


ここで再びレストレード。

GL:何らかの準備をしていたんだろう。突然こんな行動はとらないよ。
JW:彼がメスを持ってるなんてまったく知らなかったんだって。


死体安置所。

SH:すまない、この状況を理解できる自信がない。
F:理解って何を?
CS:君たちは旧知の仲だと思ってたが。
F:違うわ。会ったこともないのよ。
CS:おや、そうなのか?

スミスが笑います。

F:そうよね?
JW:シャーロック?
SH:じゃあ、僕のフラットに来たのは誰だったんだ。
F:私ではないわよ。
CS:Oh, no!
SH:君は見るからに違う。
F:私は行ってないもの。
SH:僕のフラットには誰が?


F:ごめんなさい、Mr.ホームズ。でも・・・・
私はあなたのフラットに近寄ったこともないと思うわ。


それを聞きまた笑い出すスミス。

CS:Oh, dear!


シャーロックはウィギンスやハドソンさんたちの言葉を思い出します。

Wig:誰と話してるんだ?
Mrs.H:友達って?
F:Anyone.


スミス、大爆笑。

CS:Oh no!

シャーロックは221Bに来たフェイスは自分の幻だったのか?と混乱している様子です。


スミスの笑い声がいつまでも聞こえてきます。
シャーロックは落ち着かない様子でうろうろとしたその時、
メスがたくさん置いてあるテーブルにぶつかります。

その様子をみたジョンが声をかけます。

JW:シャーロック。
シャーロック?大丈夫か?大丈夫なのか?

シャーロックはスミスを指さし言います。

SH:彼をよく見ろ。ナイフを持ってるぞ。
CS:私が何を持ってるって?
SH:メスを持ってるだろう!そこのテーブルから持っていった。
SH:僕は見たんだ。
CS:そんなことはしていない。
SH:背中を見てみろ。
CS:何だって?
SH:僕は見たんだ。メスを手にするのを!

そう叫んだシャーロックの手にはメスが握られていました。


JW:おい、落ち着け、シャーロック。それを下に置こうな?
SH:笑うのはよせ。
CS:笑ってなんかいない。
JW:彼は笑ってないぞ、シャーロック。
SH:笑うのはやめろ!
JW:シャーロック!

シャーロックはメスを持ったままスミスに向かっていきます。

取調室。


GL:こうなることがわかっていたら、とずっと考えてるんだ。
JW:最近、彼は目の前でチャールズ・マグヌッセンを撃ったんだ。予想はついてたよ。
こうなることはわかってたんだけど、でも変だったよ。

警察官がノックをし、PCを持ってきます。

P:サー。おそらく見たいのはこれでしょう。

そう言って警察官は動画をスタートさせます。
ニュース番組に出演するスミスが映っていました。


Re:ハロルド・コーリーが今日の出来事をリポートします。
Mr.スミスは起訴するつもりはないと言っています。
CS:私はシャーロック・ホームズのファンなんだよ。大ファンだ。
今日起こったことはよくわからない。
正直に言うとDr.ワトソンがいなければ、私はこうして立っていられなかったろうね。


死体安置所。

SH:笑うのをやめろ!
JW:シャーロック!

スミスに向かっていくシャーロックをジョンが止めていました。
手に持ったメスを叩き落し、壁に押しやります。

JW:やめるんだ!いいからやめろ!



インタビューに答えるスミス。

Re:彼があなたの病院で治療を受けているのは本当ですか?
CS:私の病院ではないけどね。まあ、ある意味はそうだけど。
だが、私は彼に最高の治療を受けさせると約束するよ。
彼を私のお気に入りを部屋に移そうかと思ってるんだ。
CS:ノッテンガムからカルヴァートン・スミスの今日の出来事でした。


ここでレストレードが動画を止めます。

GL:彼の言う通りだ。お前は彼の命を救ったんだ。


死体安置所。

ジョンがシャーロックを叩きます。

JW:お前は何をやってるんだ。
目を覚ませよ!

取調室。

JW:僕は彼を本気で殴ったんだ、グレッグ。
全力でね。


再び死体安置所。
ジョンは何度もシャーロックを殴っています。

JW:これが・・・・ゲームなのか?
こんなのがゲーム?

その様子を見ているスミスが何となく嬉しそう。

ジョンはずっとシャーロックを殴ったり蹴ったりしています。

戻って来たスタッフたちがジョンを止めに入り、スミスも口を挟みます。

CS:やめてくれ、暴力はいけない。助かったよ、Dr.ワトソン。
だが、もはや彼に危険はないと思うが。
もう放っておきなさい。


SH:いや、いいんだ。彼の好きにさせてくれ。
彼にはその権利がある。
僕は彼の妻を殺したんだ。
JW:そうだ、お前が殺したんだ。


ジョンの言葉を聞いたシャーロックは絶望したような表情をします。


ジョンはその場を離れます。


続きます。

最初にこの場面を見たときはひたすら「?」でした。
だってあまりにも八つ当たり過ぎて正直意味がわかりませんでしたし、
(ついでを言えば、この時ジョンには浮気疑惑もあったし)
シャーロックもなぜ「自分が殺した」とまで言ってるのかも、謎でした。

シャーロックの罪の意識もジョンの葛藤もわかるんですけどちょっと極端というか、
ここに至るまでの描写がほぼ皆無だったので置いてきぼりをくらった心境なのかもしれません。

本当はここに至るまでにふたりには深い話があったかもしれませんし、
地獄のような苦しみもあったのかもしれません。

そう考えると多少ジョンへの怒りが和らぎます。
悪いのはジョンでもシャーロックでもなく、モファティスです(笑)

Sherlock 4-2 The Lying Detective その16

2017-04-24 20:23:46 | Sherlock S4E2
Sherlock Series 4 Episode 2

Director: Nick Hurran
Writers: Steven Moffat



CS:おお、すまないね。そうか。私がシリアルキラーだと言ってるのか。
面白い考えをする君につきあってやってるだけとも言えるな。
そう、それは真実だよ。
私は人と関わりたい。
そう、私は少し気味が悪いが、それが私の売りなんだ。
朝食のシリアルを売るためにそれを利用する。だが私は彼が私を何だと言っているか?
それが君の聞きたいことか?

シャーロックはふたりのやりとりを無言で見ています。



JW:そうだ。
CS:では私に質問させてくれ。
君は本物のドクターか?
JW:もちろん、そうだ。
CS:いや、医師の事ではなく、メディア学か何かのドクターか?

JW:僕は医者だ。
CS:本当か?君が?
本当に・・・真面目な話?


CS:私は冗談につきあっていただけだ。面白くもなんともない。わかってるだろう、彼を見てみろ。
さあ、彼を見るんだ、Dr.ワトソン。

スミスはシャーロックを指さします。



CS:ここで何が起きているのか考えられる説がふたつある。
私がシリアルキラーか、またはシャーロック・ホームズがドラッグでひどく酔っぱらっているか。
パブリックパーソナリティに関するパラノイア?そんなの特別でもなかれば新しくもない。


スミスは小声でシャーロックに言います。

CS:君がやらなければならないのはもはや何が現実なのか把握するには君はハイ過ぎるから、
いかに君が彼の時間を無駄にしているか誠実な君の小さな友人に教えることだ。


突然、シャーロックが謝罪の言葉を口にします。

SH:謝るよ。僕は思い違いをしていた。
僕は交通渋滞を計算に入れるのを忘れていた。
19分と30秒だ。


そして歩き出すと、聞こえてくるドアの開閉の音に耳を傾けます。

SH:これから聞こえてくる足音はあなたにとって馴染みのあるんじゃないか。
2つの音よりむしろ3つの音がするからなおさらだな。3つ目はもちろん、杖のつく音だ。


エレベーターが開き、杖をつきながら歩いてくる女性。

SH:あなたの娘、フェイスの杖だ。
CS:で、なぜ彼女がここに?


SH:あなたが招待したんだよ。彼女のテキストを送って。
技術的には僕が送ったんだけど彼女はそんな事知らないからね。


SH:思いだせるかやってみよう。
「フェイス・・・もう耐えられない。私の罪を告白するよ。どうか許してくれ。」


CS:なぜそんな結果になるんだ?君は彼女を知らないだろう。
SH:知ってるよ。僕は彼女と一晩過ごしたんだ。一緒にチップスも食べた。
彼女に好かれてたんじゃないかな。


CS:君はフェイスの事を知るわけがない。
SH:あなたが彼女をとても大事にしている事はわかっている。
重役会議に彼女を招いてたこともね。彼女がどう思うのかあなたは気にしている。
うわべを取り繕っているだけだ。それが崩れ去ろうとしている。


ここで突然、レストレードが登場します。

GL:知ってたのか?


再び、死体安置所の場面。

SH:彼女はベイカーストリートに来たんだ。
CS:そんなはずはない。


取調室にいるレストレードとジョンの場面。
先ほどのレストレードの質問に答えます。

JW:知らなかったよ。

死体安置所。

SH:父親を恐れた彼女は僕に会いにきた。
CS:そんな事はありえない。
ドラッグが見せたファンタジーじゃないのか?

再び取調室。

GL:彼がメスを手にするのが見えなかったのか?
JW:誰も見てなかったよ。
GL:だから君は何が起ころうとしているのかもわからなかった。
JW:ああ。


死体安置所。

SH:では確かめてみようじゃないか。

そして大きい声でフェイスを呼びます。

SH:フェイス、ドアのところで徘徊していないで入っておいで。
ここは君の父親のお気に入りの部屋だ。


フェイスが部屋に入ってきました。
シャーロックはスミスを顔を見ながら「彼の親友に会いに来たんだな。」と言います。

F:パパ?
何かあったの?あのテキストは一体?
それとも冗談?

フェイスが入ってくるとシャーロックの表情が一瞬にして変わります。


そしてフェイスはシャーロックに向かって、
「あなた誰?」と言います。

続きます。


場面があちこち飛ぶのでわかりづらいかもしれません。
こうしてみると、この安置所の場面は結構長いですね。
・・・長く感じるだけかしら(涙)

Sherlock 4-2 The Lying Detective その15

2017-04-22 08:49:57 | Sherlock S4E2
Sherlock Series 4 Episode 2

Director: Nick Hurran
Writers: Steven Moffat


シャーロックとジョンはスミスと細い廊下を歩いています。

SH:どこに向かっているんだ?
CS:君にお気に入りの部屋を見せたくてね。

突然、シャーロックは「この部屋に入ろう」とドアを開けます。
部屋の中にはテーブルと椅子があり、点滴が並んでいました。


SH:小ぢんまりした会議が別にあったのか。
CS:ああ、それは単に月に一度の補充だよ。告白は魂の平安に効くんだ…それを消し去ればね。

ジョンは点滴のパックを見ます。

JW:TD12って?
SH:記憶阻害薬だ。
CS:至福だよ。
JW:至福?
CS:無知の選択するんだ。それが世の中を動かす。
SH:記憶を選択する人はいないのか?
CS:ああ、点滴をやめる人もいるよ。やりたがる人もいるがね。行こう。時間の無駄だ。


スミスが部屋を出ようとした時、シャーロックが腕時計を見ながら言います。

SH:確かに。僕の推定によるとあなたは20分も無駄にした。


CS:何だって?
SH:あなたの電話からテキストを送ったのを覚えてるか?それはすぐに読まれたよ。
衝撃の度合いをファクタリングし、関連アドレスに基づいた感情的な決断と移動する時間。
あなたの人生はご存知の通り20分失ったと言っていいだろう。


SH:いや、正確には17分と30秒だが、劇的効果のために四捨五入しておいた。
さて、あなたのお気に入りの部屋を見せてもらおう。
それが別れを言う機会になるだろう。


それを聞いたスミスは笑いながら「来なさい。」と部屋を出ます。
あとに続く、シャーロック。


一呼吸おいたあとに部屋を出ようとするジョンにメアリーが声をかけます。

MW:The game is on.
私に会えなくてまださみしい?

ジョンは振り返りますがそこには誰もいませんでした。


エレベーターの中。

CS:シリアルキラーといえば、私のお気に入りは誰だかわかるか?
SH:あなた以外に?
CS:H. H. Holmes.だよ。
(実在するシリアルキラー。本名はハーマン・ウェブスター・マジェット)

エレベーターを降り廊下を移動します。


CS:君の親戚?
SH:僕の知る限りでは、違うな。
CS:確認しておきなさい、ばかだな。

そして目的の部屋に入ります。
そこは死体安置所でした。
中央にあるクロムメッキの検査台に横たわる死体の前に男がファイルを持って立っています。

入るなり、全員外してくれと言うスミスに
「Mr.スミス。我々は仕事の最中で手が離せないんです。」と返します。


CS:君はサヒードか?
SA:はい。
CS:ここで勤めて何年になる?
SA:4年です。
CS:4年か。結構長いと思わないか?
4年ね。


スミスの威圧感に押されたサヒードは「みんな、外に出よう。」とスタッフに声をかけます。
死体に布を被せるサヒード。

SA:5分ですか?
CS:10分だ。

スタッフとともに外に出るサヒードにスミスが言います。

CS:今度はノックを。


JW:なぜそんなことができるんだ?つまり、どうしてここに入れるんだって事だ。
CS:私はどこでも好きな場所に行けるんだ。


スミスはポケットから鍵を出します。

CS:どこでもね。
JW:鍵を持ってるのか。
CS:セレモニーでもらったんだ。Youtubeで見れるよ。
内務大臣もいたな。

シャーロックは死体を入れるキャビネットをドアをひとつ開けます。

SH:で、死体置き場があなたのお気に入りの部屋なんだな。
CS:どう思う?
SH:無情な観客だ。
CS:どうかな。


スミスは横たわる死体の布をはがします。

CS:いや、かなり柔軟だということがわかったよ。

スミスは死体のあごをさわります。

JW:やめろよ。
CS:大丈夫。彼女は死んでいるんだから。
H. H. Holmes は死体を愛していたんだ。
君は彼が何をしたかわかってるのか?彼はホテルを建てたんだ。
人を殺すためだけに建てた特別なホテル。
君は知ってるか、絞首刑の部屋、ガス室、特別に作られた溶鉱炉。
スウィーニー・トッドのような・・・・


死体を顎を動かしながら、「パイがないけど。」と言い、
笑いながら「くだらないな。」と言います。

ジョンはとっさに布を死体に被せます。


JW:なぜくだらないんだ。
CS:そんな尽力をしてもね。
小石を隠したくてもビーチは作らないだろう。ビーチを見つければいいからな。
もし殺人を隠したいなら、大量の殺人をね。だったら病院を見つけるんだ。
JW:はっきりさせるのか?それは自白なのか?
CS:何の?
JW:あなたの話しぶりだよ。



途中なのですが長いので続きます・・・
いやー、盛り上がってまいりましたが私の誤訳も盛り上がってきました・・・はー・・

スウィーニー・トッドはティム・バートン&ジョニー・デップの映画もありました。
ミュージカルでしたっけ。
この話もH.H.ホームズの話も怖すぎます。