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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

ノーラン監督3作品

2020-09-23 21:56:39 | 映画+その他

大変ご無沙汰してしまいました。

最後の投稿は8月13日なので何と1ヶ月も更新しなかったのは
ブログを始めて7年、初めてかもしれません。いえ初めてです。

あ、コロナに感染したとか具合悪くて入院していたとか
そんな事はなく体調はそこそこ良いのでご心配なく。
心配されていた方には本当に申し訳ございません。

長い間更新せずにいればきっと閲覧してくれる方もいないだろうなー、
と昨日久しぶりにこのブログにアクセスしたところ
以前と変わらない閲覧数にちょっと涙が・・・本当にありがとうございます。

何かあったわけではありませんが
何となく少しブログやツイッターなどSNSから離れていました。
なぜでしょうね、夏バテだったのかも。
今年の夏の気温は異常でしたよね。40度ってインフルエンザじゃないんだから。
その暑さにマスクはかなーりしんどかったですよ。
人が少ないところで外すと、こんなに涼しかったの?って思うほど。(でも40度)

でも最近はめっきり涼しくなりました。
どんなに夏が熱くてもちゃんと秋がやってくるんだなーと。

前置きが長くなりました。
ノーラン監督の「TENET」公開を控えノーラン祭りで盛り上がっていて
私も祭りに参加しようと企画だけは考えていたのですが気がつけばもう公開じゃないですか。

なのでかなり遅れましたがノーラン監督3作品の感想を短くまとめてみました。

まずは2006年公開の「プレステージ」

プレステージ予告

ふたりの天才マジシャンが競い合う、よくあるライバル映画かなと思っていたら
後半の展開とラストのどんでん返しの連続にただ驚くばかり。
これジャンルは何?SF?

Prestigeの意味は名声とか威厳とかそんな意味です。
ふたりは奇術師としての名声をかけて競い合っていました。

マジシャンはクリスチャン・ベールと

アルフレッド・ボーデン(クリスチャン・ベール)

ヒュー・ジャックマン

ロバート・アンジャー( ヒュー・ジャックマン)

ヒューさんはどんな役柄だろうが衣装だろうが髭面だろうがカッコいいですね。
ふたりの手品対決も凄いですが演技対決も目を離せません。

ヒューさんの妻役レベッカ・ホールと

サラ( レベッカ・ホール)

ヒューさんの助手からクリスチャン・ベールの助手になったスカヨハさん

オリヴィア(スカーレット・ヨハンソン)

このふたりの女優さんは最高に好きなので観ていて楽しかったです。

そしてこの作品をキリっと締めるお馴染みのマイケル・ケイン

ハリー・カッター(マイケル・ケイン)

今回は下積み時代のアンジャーとボーデンの直接の師で手品の小道具を作るエンジニアさん

さらに驚きのキャストが。

ニコラ・テスラ(デヴィッド・ボウイ)

ニコラ・テスラが出てくるのも驚きましたが演じているのは何とデヴィッド・ボウイ。
いや、私全然気づかなかったです。

この場面ものすごく美しいです。エジソンさんにもこんな場面ありましたね。

お互いがお互いを超えようとするあまりエスカレートしていく過程と
それに伴う犠牲があまりにも悲しすぎました。
  

2010年公開の「インセプション」


映画『インセプション』予告編

Inceptionは発端と始まりの意味があります。
子どもたちのために相手の無意識にアイディアを植え付ける「インセプション」を
引き受けるコブ。

コブ役のレオくん。

アーサー役のジョセフ・ゴードン=レヴィット

トム・ハーディはイームス


アリアドネ役のエレン・ペイジ

インセプションのターゲット、ロバート・フィッシャーはキリアン・マーフィー

コブの妻、モルはマリオン・コティヤール

この作品のマリオンさんは本当にめっちゃ美しいです。

依頼人サイトーは渡辺謙。

ディカプリオやトムハと渡り合うなんてすごいです、ケン・ワタナベ。

そして今回のマイケル・ケインはコブの師でモルの父、マイルス教授。

この映画は公開してすぐに観に行きました。
考えると思考が止まってしまいそうだったので
難しいことはいろいろすっ飛ばして観ていました。

だけど、ラストのあの場面だけはどうしても理解したくて
理解したいというか、コブのあの世界は現実だったのかどうかわからず、
もしかしたら見落としがあったのかも、次の日も観に行きましたよ。

当たり前ですけど結局わかりませんでした。
わかるようには作ってなかったみたいですね。

コブが幸せならそれでいいよ、と思うことにしました。
迫力ある映像だったので映画館で観ることができて良かったです。

 

最後は2014年の「インターステラー」

映画『インターステラー』予告編

理論物理学者のキップ・ソーンが考案と聞くだけで難しそうな気がしますが
もうね、インセプションもそうだけど深く考えないのが一番です。

あらすじとしては地球の滅亡が迫り人類を救おうとするお話で、
突然現れたワームホールを通り別の銀河系で第二の地球を探したり重力を解明したり。
物理学だし説明されても意味不明な事ばかりなのですが
とにかく映像がとても美しいのでそれだけでも観る価値はあります。

ブラックホールとその中を通る時の映像はとても幻想的でした。
かなり「2001年宇宙の旅」テイストな場面がありましたので
その影響もあるかと思いますが物理学に基づいた仮説を可視化したとのことで
驚いたのは2019年にNASAがシミュレートして映像化したブラックホールが
まんまこの映画に出てくるブラックホールだったんです。

↓これは映画に出てくるブラックホール。

そしてこれがNASAの映像。

ブラックホール周囲の円盤を可視化

ブラックホールを通り抜けたパイロット、クーパーは マシュー・マコノヒー。

クーパーと共に第二の地球を探すミッションに参加するアメリアはアン・ハサウェイ。

クーパーの娘で重力を解明するマーフはジェシカ・チャステイン。

少女時代のマーフとクーパーは最高に可愛い親子でした。

クーパーの息子はベンアフの弟、ケイシー・アフレック。
(画像ありません)
少年時代は ティモシー・シャラメが演じています。

48年前にワームホールを通り第二の地球を探す旅に出たマン博士にマット・ディモン。

そして今回のマイケル・ケインはアメリアの父ブランド教授を演じています。

クーパーたちと共に宇宙に旅立つロボットTARSが結構お気に入り。

とにかく難しいセリフが多いし彼らが何のためにどんな行動をしているのかも
さっぱりわかりませんがそこは重要ではありません。
この映画のポイント、それは「愛」なんです。

愛は地球を救う、いえ愛は人類を救ったんです。
何しろマーフが重力を解明できたのはクーパーとの強い絆、そして愛があればこそだし
第二の地球を見つけることができたのはアメリアの愛ゆえでした。

実は愛こそ現在でも解明されていない不可思議なもの、だそうです。

そんなわけでノーラン監督の作品は一癖も二癖もある厄介だけど最高に面白いので
テネットも観に行かねば・・・・と思っているところです。


感想 女王陛下のお気に入り/パッセンジャー/ミッドナイト・イン・パリ

2019-04-02 19:53:32 | 映画+その他
鑑賞してからかなり時間が経ったったせいで細かい内容が忘却の彼方になりつつあるので
感想どうしようかと思いましたが先日立続けに映画を2本観たのでまとめて書くことにしました。

ネタばれありますのでご注意ください。


「女王陛下のお気に入り」


The Favourite
Directed by Yorgos Lanthimos
Produced by Ceci Dempsey Ed Guiney Lee Magiday Yorgos Lanthimos
Written by Deborah Davis
2018 UK

アン女王:オリヴィア・コールマン
アビゲイル・メイシャム:エマ・ストーン
マールバラ公爵夫人サラ:レイチェル・ワイズ
ロバート・ハーレー:ニコラス・ホルト
サミュエル・マシャム大佐:ジョー・アルウィン
マールバラ公爵ジョン:マーク・ゲイティス
シドニー・ゴドルフィン:ジェームズ・スミス


イギリスの名だたる名優たちが(エマさんはアメリカですが)熱演を繰り広げていましたが
気がつけばオリビアさんの独り勝ちな印象でした。


アメリカではドラマ俳優が映画で主役を演じることはあまりなく(逆は本人が望めばいけそう)
映画とドラマの線引きが強いイメージなのですが、イギリスはドラマと映画の壁がないんでしょうか。
良い作品であれば映画だろうとドラマだろうと拘りがないイメージ。
もちろんイギリスはドラマのレベルも高いですけど。

オリビアさんをみたのはナイトマネージャーが最初で、
(ブロードチャーチはまだ観れてません)
どちらかといえばドラマで活躍されていたように思います。

衣装はデニムを取り入れていて全体的に青と白が基調になっていました。
時代物は衣装や美術品を見るのも楽しいです。
史実は知っていたほうがわかりやすいとは思いますが知らなくても十分楽しめました。


レイチェル・ワイズとエマ・ストーン。ダークなエマの最高でしたよ。


ニコラス・ホルトとジョー・アルウィン。
ふたりともイケメンですがジョー・アルウィン美しすぎ!


そしてゲイティス御大も。

篠田先生も書いてらっしゃいましたが最近の映画は女子が強い作品が多くて
この映画も男子は何やってるんだ!と言いたくなる作品でした。


「パッセンジャー」


Passengers
Directed by Morten Tyldum
Produced by Stephen Hamel Michael Maher Neal H. Moritz Ori Marmur
Written by Jon Spaihts
2016 USA

オーロラ・レーン:ジェニファー・ローレンス
ジム・プレストン:クリス・プラット
アーサー:マイケル・シーン
ガス・マンキューゾ:ローレンス・フィッシュバーン
ノリス船長:アンディ・ガルシア

これはちょっと怖い映画でした。

「宇宙移民を目的とした5000人の人間を乗せた超大型宇宙船アヴァロン号の航行中に人工冬眠ポッドの故障によりジム(クリス・プラット)だけが目覚めてしまう。
再び冬眠状態になる事は不可能なうえ、アヴァロン号が目的の惑星に到着するまであと約90年あり、宇宙船の中で孤独に寿命を迎えるのは確実となる。
地球へ助けを求めるメッセージを送るも返事が来るまでに約74年を要し、乗組員ではない植民者のジムは宇宙船のコントロールにアクセスする事も出来ない。
さらに、アクセス権を持つ乗組員達が冬眠している部屋は頑丈なハッチに守られているため起こす事も不可能という、絶望的な状況に追い込まれる。」
(Wikipediaより)

こんな状態になったらどうしますか?
コンピューターの脆さ怖さを訴える映画は多種多様にありましたが
これはもう絶望的な怖さです。

話し相手はバーカウンターにいるアーサーですがもちろんこれもロボットで
誠実な性格なのですがロボットゆえの機微のなさがまた悲劇を生んだり。


次第に壊れていくジムがとった行動。
それはオーロラの人工冬眠ポッドを操作して目覚めさせてしまうんです。


人道的にやってはいいけないことをしてしまうわけですが
自分がジムの立場にあったら・・・そう思うとジムを責めることはできません。

ポスターにある「There’s a reason we woke up early」

結局は宇宙船自体故障が発覚しこのふたりが目覚めていなければ乗客とクルー全員が死んでいたわけです。

見どころは何と言ってもジェニファー・ローレンスの美しさと強さ。
そうなんです、この映画も女子が強いんです。
一昔前の映画だったら目覚めたヒロインはヒーローに守られるだけの存在だったかもしれませんが
この映画ではオーロラがジムを救出するかっこいいヒーローでした。


途中、やはり故障で目覚めてしまう宇宙船のクルー、ガス・マンキューゾのローレンス・フィッシュバーン


そして最後にちらっと出てくるノリス船長のアンディ・ガルシア。



アーサーにより事実を知ったオーロラですが最終的にはジムを赦し
ジムとふたり+アーサーで惑星にたどり着くことなく生涯を宇宙船の中で過ごすことになります。
惑星に到着しクルーと乗客が目覚めた時にこのふたりはおそらく生きてはいませんが
ふたりが宇宙船を救ったことを知ることはあるのだろうか、とそこが気になりますが・・・


ミッドナイト・イン・パリ

Midnight in Paris
Directed by Woody Allen
Produced by Letty Aronson Stephen Tenenbaum Jaume Roures
Written by Woody Allen
2011 United States/Spain

ギル・ペンダー:オーウェン・ウィルソン
イネス:レイチェル・マクアダムス
ジョン:カート・フラー
ヘレン:ミミ・ケネディ
ポール・ベイツ:マイケル・シーン
キャロル・ベイツ:ニーナ・アリアンダ
美術館の案内人:カルラ・ブルーニ
ゼルダ・フィッツジェラルド:アリソン・ピル
F・スコット・フィッツジェラルド:トム・ヒドルストン
アーネスト・ヘミングウェイ:コリー・ストール
ガートルード・スタイン:キャシー・ベイツ
パブロ・ピカソ:マルシャル・ディ・フォンソ・ボー
アドリアナ:マリオン・コティヤール
ジューナ・バーンズ:エマニュエル・ユザン
サルバドール・ダリ:エイドリアン・ブロディ
マン・レイ:トム・コルディエ
ルイス・ブニュエル:アドリアン・ドゥ・ヴァン
T・S・エリオット:デイヴィッド・ロウ
アンリ・マティス:イヴ=アントワーヌ・スポト
マキシムの女将:カトリーヌ・ベンギギ
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック:ヴァンサン・マンジュ・コルテス
ポール・ゴーギャン:オリヴィエ・ラブルダン
エドガー・ドガ:フランソワ・ロスタン


この他にもたくさん登場しています。
ウディ・アレンが作ったパリを舞台にした不思議な物語。
偉大な芸術家たちが惜しみなく登場します。
もちろんパリの名所もたくさんたくさん出てきます。
とても美しい映像でそれだけでも楽しめました。



主人公のギルは「ベルエポック」と呼ばれるパリの時代を愛しその時代にタイムスリップします。
だけどその時代の人たちは「ルネサンス時代」が良い時代だったと言います。
どの時代いてもそこに生きる人たちは古き良き時代を愛しみ、「昔は良かった」と常套句を言うんです。



今回は無神経な女子を演じたのレイチェル・マクアダムス。
でもすごくかわいいの。


パッセンジャーに引き続きここにもマイケル・シーンが!
凄くない?私。いや、凄いのはマイケル・シーンだけど。



大好きなマリオン・コティヤールもいて、


しかもトム・ヒドルストンもいて


キャシー・ベイツ、


それにヘミングウェイ役のコリー・ストールもステキ過ぎ。


眼福、眼福。
もっと早く観れば良かったと後悔しました。

古き良き時代に思いをはせながらゆったりと観れるステキな映画でした。


フロントランナー

2019-02-08 07:06:20 | 映画+その他
The Front Runner

Directed by Jason Reitman
Produced by Helen Estabrook Aaron L. Gilbert Jason Reitman
Screenplay by Matt Bai Jason Reitman Jay Carson
Based on All the Truth Is Out: The Week Politics Went Tabloid by Matt Bai
2018 USA


実はあまり期待していなかったのだけど、予想に反して結構面白かったです。
でもこれは好き嫌いが顕著な作品かも。


ネタばれがありますのでご注意ください。



上院議員のゲイリー・ハート氏が1988年アメリカ合衆国大統領選挙に出馬し、
最有力候補(フロントランナー)でしたがスキャンダルによって撤退したという伝記映画でした。

ゲイリー・ハートさんについてwikiでは以下のことが書かれていました。

1936年生まれのアメリカ合衆国の政治家。民主党の元・大統領候補
1987年初頭の時点では、上院議員のゲイリー・ハートが出馬を表明していた候補の中では明らかな先行候補であった。
(民主党はこのほか、ニューヨーク州知事のマリオ・クオモも候補として考えていた。)
ハートには、1984年の大統領選挙の際に民主党の予備選挙を戦った経験がありそのことも彼を有利にしていた。
しかしハートは、マイアミ・ヘラルド紙に女性スキャンダルをスクープされたことにより世論調査での支持率が急落、
1987年5月には選挙キャンペーンからの撤退を迫られている。この後ハートは、1987年12月に電撃的に予備選レースに復帰したものの、
スキャンダルによるイメージ失墜は致命的であり、結局再撤退を余儀なくされた。
(via 1988年アメリカ合衆国大統領選挙)

ブッシュさんが圧勝した選挙でした。

でもこの映画は政治ネタでも選挙を勝ち抜く感動ストーリーでもありませんでした。
ヒューさんがインタビューで「正解のない映画」と仰っていて
結論は視聴者に丸投げ・・・・ではなく考えてみてねってことなんだと思いました。



ヒュー・ジャックマンasゲイリー・ハート



大統領選出馬を表明し、実直な演説とカリスマ性で順調に支持率を伸ばしていたゲイリー・ハートさん。
ある日、「モンキー・ビジネス」という名のクルーザーでドナ・ライスと出会い、
ハート氏のタウンハウスに出入りしたことをマイアミ・ヘラルド紙にスクープされていまいます。

「モンキービジネス」は「いんちき」という意味があるのでこれもネタにされていました。


でも当時は政治家の女性スキャンダルなど取るに足らないと軽く考え何も手を打たなかったため
マスコミが殺到しドナやハート氏の家族まで巻き込むことになり撤退に追い込まれて行きます。


選挙でハート氏の参謀をつとめたビルに J・K・シモンズ。
大好きなおじさまです。




当時、ワシントンポスト紙はマイアミ・ヘラルドのようなゴシップを扱うメディアを三流扱いし
一流を自負するハート氏のゴシップを追いませんでしたが最終的には民衆の要望に応えざるを得なくなっていきます。

メディアの誇りはどこにいってしまったんでしょうね。
某N〇〇が芸能人のゴシップをトップニュースで流しているのを見るとゲンナリします。
民放のバラエティやワイドショーならともかく・・・


あらさがしをするために張り込みをしプライベートを暴き立てるのが本当に正義なんでしょうか。

でもマスコミをそうさせているのは外ならぬ私たちなのかもしれません。
私たちがゴシップに飛びつき炎上させるとマスコミは喜んで次のゴシップを探します。


劇中ではドナ・ライスにも焦点を当てていました。
重罪を犯したわけではないのに追いかけまわされ
髪がブロンドというだけで頭の軽い女とレッテルをはられ人生を壊されてしまいます。


不倫や浮気は決してやって良いことではありませんが犯罪ではないですよね。
それは夫婦の問題であり相手を含め当事者が解決すべきことのひとつだと思います。
なのにまるで犯罪者のように不倫の相手はもちろんのこと、
自分の家族までも犯罪者のように追いかけまわされ責め立てられます。

ハート氏の奥様はヴェラ・ファーミガが演じていました。



ハート氏を擁護しているわけではないんです。
大事な時期に何をやってるのかと説教したいです。
奥さんや娘さんと別居しているからこそもっと慎重にならないといけませんし、
何より家族を傷つける行為はやはりダメだと思います。


ハート氏も挽回しようと頑張りますが
マスコミに追いかけられた娘が負傷し撤退を決意します。
ほんのわずかな油断と慢心が取り返しのつかない結果となりました。



ハート氏は自分の今までの実績を見てほしいと言います。
国を良くしようとずっと尽くしてきたのに女性関係のスキャンダルで転落します。
それまでハート氏を支持してきた国民も一瞬で背を向けました。



民主主義って恐ろしいと感じました。
大げさに言えばこれで国の運命が変わってしまうわけです。
今は不寛容の時代だと言われていますが、
ゴシップにばかり目がいってしまい物事の本質がおざなりになっているように思いました。


世の中に一度も間違いを犯したことない清廉潔白な人間がどれほどいるのでしょう。
問題を起こさない、イコール優秀な人だとは限りません。


自分の国のリーダーに求める資質はなんでしょうね。


誰が正しいのか、何が正しいのか、
正解がないというのはこの事かもしれません。




ハート氏を擁護しているわけではないと書きましたが
どう見ても擁護してますね、私。

これヒューさんではなくジャバ・ザ・ハットみたいなおっさんが演じていたら
全然違う感想になっていた可能性は否定できません。。。。



昔は芸能人もプライベートはベールに包まれていましたよね。
だからこそ雲の上の人感もあり夢を見れたんだと思います。

役者だったら舞台の上や映画で魅せてくれれば良いだけで
プライベートはどうでもいいし知りたくもないかな。

ゴーストバスターズ 2016

2016-10-07 07:40:51 | 映画+その他

先月の話になります。
シンゴジラも観たかったのですが、こちらの公開がほぼ終わりかけていたし
クリヘム見たかったので急きょ行ってきました。
金曜日の夜にも関わらず、ものすごく空いていましたよ。
当時、期間限定で公開していたスーサイドスクワットは盛況でしたけど。

そうそう、噂の「怒り」の予告が流れて頭の中は???でした。妻夫木くん・・・(泣)
インフェルノの予告もやっていましたが、
先日、インフェルノ行きたいと友人が言っていて、
へー、タワーインフェルノってリメイクしたんだーとずっと思っていました。
ダン・ブラウンなのね・・・

ゴーストバスターズはオリジナルが大好きで、
今回はリブート版だという事以外ほとんど予備知識を入れないで見ましたが、
オリジナルネタどころかキャストまでカメオ出演していて、かなりニヤニヤできる映画でした。

アメリカでは評判が良くないという話も聞きましたが、
オリジナルと比べると毒も弱めだし、全体的に物足りなさはありました。
何といってもビル・マーレイとダン・エイクロイドのけん引力と、
それに流されないハロルド・ライミスの存在感はすごかったし。

だからこそ全員女子にしたのはかえって良かったのではないでしょうか。
今の時代を反映していたしパワーがありました。
この映画を楽しむコツは、
オリジナルと比較したりしないで何も考えずに見る、事ですよ、きっと。


一緒に見に行ったごるちゃんはオリジナルを知りませんがすごく楽しかったと言っていました。
もちろん知らなくてもじゅうぶん楽しめるとは思いますが、知ってると、その10倍は楽しめます。

今回は3Dで見ました。
選んだわけではなく、3Dしかなかったんです。
私はあまり3Dで見る事はないのですがこの映画は3Dで良かったと思いました。
漂うゴーストが3Dだとすごくリアルで、さすがにもう手は出しませんが
物が飛んできたときは思わずよけちゃいました。く、悔しい(笑)
それほど効果的だったという事で。


ここからネタバレ含みます。


素粒子物理学博士のエリン・ギルバート。

終身雇用の資格を獲得しようと奮闘していたエリンですが、
以前友人と書いたゴーストが実在すると言う本を出した事が教授にバレてしまい契約を切られてしまいます。
フィルモア教授はチャールズ・ダンスさん。


ゴーストの研究をしている友人のアビー・イェーツに差し止めるよう言います。


アビーと一緒に研究している装備開発担当のジリアン・ホルツマン。


彼女たちに同行した幽霊屋敷の調査でゴーストに遭遇し、一緒にゴーストバスターズを創設。


大学を追い出された彼女たちはオフィスを探しますがその物件がオリジナルと同じビルでした。
おお、と思いましたがそこは家賃が高すぎたので結局チャイニーズレストランを2階に居を構えるというオチでした。
そこに受付として応募してきたのがケヴィン。


容姿とは裏腹にちょっと頭の足りないマイペースな男ですがエリンに気に入られて就職。
この辺りはビル・マーレイ演じるヴェンクマンの女好きを踏襲しているのね。
バカな子ほどかわいいの典型でいつの間にかみんなに気に入られます。


ケヴィンのボケはほとんどクリヘムのアドリブらしいですね。
ケヴィンは頭が空っぽのケン人形とホルツマン役の ケイト・マッキノンに揶揄されていました。うまいことを・・・
そんなケヴィンの特別映像です。
『ゴーストバスターズ』本編映像

そんなケヴィンですが世界の破壊を企むゴーストに憑りつかれた途端、ヒーロー並みのイケメンに。


ホルツマン、かなり人気ありましたが演じるケイト・マッキノンも人気コメディアンで、
2016年エミー賞ではSNLの助演女優賞を受賞しました。


見つけちゃった~、かわいい。


事件がきっかけでメンバーに入ったパティ・トラン。
演じるレスリー・ジョーンズは最高に面白かったです。


オリジナルの「エクトワン」の相当する車両は葬儀屋を営む彼女の叔父から拝借した霊柩車。


この叔父さんがオリジナルでウィンストン・ゼドモアを演じたアーニー・ハドソン。


ビル・マーレイは幽霊を全否定している教授として。


最後の戦いの時にエリンを乗車拒否したタクシーの運転手にダン・エイクロイド。
これはあやうく見逃すところでしたよ。


ラストにはシガニー・ウィーバーも。何の役だったかよくわかりませんが教授か何か?


オリジナルではダン・エイクロイドと共に脚本も書いたハロルド・ライミスは
残念ながら亡くなっていますがエンドクレジットに名前がありました。

ゴーストも健在でした。
スライマー。


マシュマロマンもバージョンアップ。


カメオではないのですが、
アンディ・ガルシアさんがエリンたちに非協力的な市長で出演していました。


悪者を対峙してエンドロールになりますが、なぜか延々とクリヘム特集。
私的には眼福でしたが、なぜなんだ?
しかし、ここで席を立ってはいけません。エンドロール終了後に少しだけ続いています。
最後に「ズール」というキーワードが。
もしかして続編?と思わせるようなエンディングでした。

駆け足の紹介になってしまいました。
ガールズパワーに溢れた作品でしたのでちょっと元気になりたいときはおススメの映画だと思います。