春雨寺 2020年03月16日 | 東京のお散歩 リニア新幹線の北品川非常口に隣接する、東海道新幹線の線路脇に臨済宗系単立寺院である萬松山春雨寺があります。寛永六年(1629)、澤庵宗彭(沢庵)が紫衣事件によって流罪となった際身柄を引き受けた出羽・上山城主土岐頼行が、沢庵を手厚く保護し草庵・春雨庵などを寄進しました。その後、徳川家光によって赦され江戸に移った沢庵のために、寛永二十七年(正保元年 1644)東海寺に春雨庵を模した塔頭を寄進し延宝三年(1675)に現在地に移転し春雨寺となりました。
リニア新幹線北品川非常口 2020年03月15日 | 東京のお散歩 品川と名古屋を結ぶリニア新幹線の工事が始まっています。起点・品川駅から1.5kmほど南に、変電設備と換気口を兼ねた北品川非常口の工事が行われています。開業後は非常口となりますが、現時点での大きな役割としては品川から川崎市中原区までの首都圏第一トンネル掘削のためのシールドマシン発進立坑となるということです。7年後には、この下を乗客を乗せたリニア新幹線が走るんですね。
3月14日 2020年03月14日 | 徒然 都内に観測史上最速桜の開花宣言が出された今日、その都内に雪が降りました。今日、卒業式・卒園式だった所も多いようです。残念ながら、新型コロナウィルスの蔓延で式が中止となったり規模が縮小されたりした方も多いかと思います。式の思い出が少ない分、桜の開花の日のなごり雪という気象観測史上の珍しい現象で強く印象に残るようにと天からのサービス(ただし都内周辺に限る)だったのかもしれません。
スーパービュー踊り子 2020年03月13日 | 鉄道 東京と伊豆を結ぶ特急列車「踊り子」号。その中でも、一部の列車にはスーパービュー踊り子の名が付けられ251系電車という、他の踊り子号よりもハイグレードな車両が充当され踊り子号運転開始9年後の平成二年(1990)から今日まで運転されてきました。運行開始から30年という長さにも関わらず古さを感じさせないデザインの車両はそれでも伊豆の海辺を走る都合からくる「塩害」には勝つことができず満身創痍の車両は、明日から新しい車両に置き換わることになりました。なお、旧来の踊り子号の一部は、40年目の185系電車があと1年頑張るそうです。
板橋東いこいの森の稲荷社 2020年03月10日 | ご近所 石神井川沿い、埼京線の線路脇の崖に作られた公園の高台に小さな、名も知らない稲荷社が鎮座しています。この付近の石神井川両岸には稲荷社が多く点在していて昔話や地名から、実際に昔は石神井川の崖に多く狐が棲みその記憶が今に遺されていると考えられています。
大塚天祖神社の狛犬 2020年03月09日 | ご近所 元亨年間(1320年代前半)に、豊島景村によって創建された旧巣鴨村総鎮守の天祖神社。江戸時代には鬼子母神信仰も盛んで、十羅刹女神も祀っており神仏分離後の現在も、参道の狛犬は仔犬を護るよう鎮座しています。
ダイヤルまわして 2020年03月08日 | 写真 公衆電話の使い方を知らない子が多いと言われていますがプッシュ式どころかダイヤル式電話だったりしたら更に困ったことになりそうです。個人的には、プッシュ式よりダイヤルの方が好きです。「ダイヤルまわして」なんて歌詞は、今の子には意味不明なんでしょうか
今井神社 2020年03月07日 | 神奈川のお散歩 武蔵小杉駅近くに鎮座する今井神社は、平安時代末期頃の創建とされ当初はこの地に居館のあった秩父氏一族の小宮筑後守を祀り山王社と称していましたが、明治時代に日枝神社ろ改めて村内にあった弁財天と稲荷社を合祀し、大山咋命を祭神として村名から今井神社としました。
二ヶ領用水 2020年03月06日 | 神奈川のお散歩 二ヶ領用水は、多摩川を主な水源とする人工用水路で慶長二年(1597)に家康の命によって測量を開始し14年の月日をかけ慶長十六年(1611)に完成しました。稲毛領(川崎市多摩区)と川崎領(川崎市幸区)を潤した事から二ヶ領用水と呼ばれるようになりました。
大分のホーバー、復活? 2020年03月05日 | 旅 平成二十一年(2009)に惜しまれつつ運航を終了した大分空港のホーバー。大分県によれば、早ければ令和五年(2023)にも、空港アクセス改善のためホーバーを復活させる方針との事です。あの懐かしい爆音が、別府湾に帰って来ます。
板橋駅の石仏 2020年03月04日 | ご近所 以前、埼京線(赤羽線)板橋駅には、東西別々に改札があってそのどちらの改札口内にも、小さな庭園がありました。西口のそれは、駅長室側というこよもあって大きめの庭でその池には石仏が奉安されていました。板橋駅改良工事によって、改札口はひとつに統合され東西の駅建物はどちらも取り壊されました。その取り壊された西口の石仏は現在、旧食糧倉庫貨物線跡の保線車両用線路際池袋寄りに移設され、大事に祀られています。板橋駅南側のこの近辺は、古くは雲雀ヶ谷と言って神田川水系谷端川支流の水源にあたる谷戸でもあるので贅沢を言わせてもらうならば、昔のように池をこしらえて昔の板橋駅や、土地の記憶を残して欲しいところです。
田山花袋「田舎教師」ゆかりの寺 2020年03月03日 | 埼玉のお散歩 埼玉県北部の街、羽生市の羽生駅前に建つ曹洞宗羽生山建福寺。創建は天正年間とされる古刹です。田山花袋の名著「田舎教師」の主人公である林清三は、この寺に下宿していた小林秀三という実在人物がモデルで当時の住職の義弟であった田山花袋が、小林の残した日記から詳細に取材をし、田舎教師を書き上げました。