東北の空

車窓から眺めてていつも思うこと。
それは、東北の雲は低いなということ。

空は、ほかのどの地域よりも高いのに
雲はいつも低い場所に浮かんでいる。

目の錯覚なのか本当に低いのか
どっちなんだろう。

仙台発常磐線

常磐線は、上野と仙台を結ぶ幹線。
（登記上は田端・日暮里から岩沼が常磐線）

かつては普通列車や夜行列車が上野から走っていた。
震災前も、「特急スーパーひたち」が
上野から仙台を結んでいた。


現在。
上野からの線路は相馬まで、
仙台からの線路は亘理までで途切れている。

この間の区間は
津波による駅舎の流出や
原発の警戒区域に入っているため
長距離にわたって復旧の目処が立っていない。

ただ、来年の春頃に、
東京方面へ１駅だけ、浜吉田までの運転再開が予定されている。
こうして１駅ずつでも復旧していったとしても
前線再開までには数十年規模の時間がかかることは明白で
果たして自分が生きているうちに
また常磐線を乗り通すことができるのか
誰にもわからない。

震災後 初仙台

今まで何度も来ていた仙台。
震災以降、はじめて仙台にやってきました。

2010年の年末以来になります。

人が溢れ活気に満ちて。
仙台の街は何の変わりもないように思いました。

そう、JR線の上り列車の出発案内を見るまでは…

なまはげ

秋田といえば、なまはげ。
秋田駅でこんな「顔出し」を見つけました。

穴の高さ、大きさからして
大人用かと思われます。

せっかくなので
超神ネイガーの顔出しもあればいいのに…

と思った、秋田出発直前のひとときです。

虹が迎えた秋田の朝

ここ数日、秋田は天気が変。
一昨日は竜巻注意情報も出されていました。

そんな秋田ですが
雨上がりの朝、一瞬虹が市街地にかかりました。

東京からの夜行列車が到着する前の
つまり街が起き出す前の出来事。

変わりやすい天気が生んだ
美しい光景です。

岩木山

津軽富士と呼ばれる、成層火山。
その美しい山容は、津軽平野のどこからでも望め
青森県内の最高峰となっている。

個人的には、本家本元「富士山」に次ぐ
美しい「ご当地富士」だと思います。

斜陽館

太宰治の生家、斜陽館。

太宰は、好きな作家のひとりですが
私の中で、彼の最高傑作は「津軽」だと思っています。
虚実織り交ぜて描かれた、彼の帰郷紀行文。

そこには、彼の生家のことも描かれています。
その家がここで、自分がそこにいると思うと
なんとなく不思議な気持ちになります。


この日の空は
まるで太宰の作品のような空模様でした。

腕木信号

五所川原駅から津軽半島を北上する津軽鉄道には
腕木信号機とよばれる、旧型の信号機が遺されています。

津軽のじょっぱり気質が
古い設備を守ってくれているんでしょうね。

青森駅

北海道と内地を結んでいた青函連絡船。
青函トンネル開通とともに廃止された現在は
青森港も活気を失ってしまったように思えます。

現在、青函トンネルに、新幹線を開通させる工事が行われています。
これが開業すると、青森駅は更に活気を失ってしまいそうです。

小樽

小樽の運河。

早い夕暮れに街灯が映えます。

美しい街並み
ひんやりした風
時々聞こえるロシア語

異国情緒のただよう
不思議な一角です。

サッポロ

空気が一気に冷たくなって
透明感が増してきました。

北の大地ではもうすぐ冬ですが
ススキノの熱気は、冷めそうもありません。

広尾

小さいころから、よくお世話になっていたスーパー
「ナショナル麻布マーケット」。

いまでも、たまに足を運びます。

買うものなんて、お菓子やチーズぐらいだけれども
ちょっぴり贅沢した気分になります。

なんのお店でしょう

おでん？
野球？
焼肉？


答えは

巨人軍OBがやっている
おでんと焼肉が食べられて
おいしくて手ごろな価格のお店

でした。

見次公園

板橋・前野町と小豆沢の間の谷底に
湧水による池がある公園が見次公園。

この谷は出井川によるもので
見次公園の湧水も出井川の水源のひとつである。

ただし、池自体は人工の池で
かつては湧水は溜まることなく川へ流れていたようである、

現在でも、小豆沢側には自然の崖が露出している
数少ない「東京の地形」が観察できる場所でもある。

夏目坂

早稲田駅前、馬場下町交差点から
牛込の若松交差点へ上る喜久井町の坂道は
「夏目坂」と呼ばれている。

これは、夏目漱石の生家がそこにあり
漱石の父が自分の姓を、家の前の坂道に付けたことに由来する。

名前のないものに対しては
「言ったもん勝ち」である。