同潤会アパート

2011年08月26日 | 
表参道ヒルズの一角に
レトロな佇まいの建物がある。

表参道ヒルズ同潤館。

もともとここには
1926年に建てられた
同潤会青山アパートメントがあって
老朽化と再開発に伴い
森ビルが中心となって安藤忠雄設計の
「表参道ヒルズ」になったのだが
この東端に、同潤会アパートを復元した
同潤館が建てられた。

大学生の頃には、まだ古い同潤会アパートが残っていて
子供の頃に青山の紀ノ国屋へ買い物に連れて行ってもらって
舶来の(最近は、こんな言葉も使わなくなったな)お菓子を買ってもらった
そんな思い出と重なる場所だったけれど
ヒルズになってからは何の味気もない
ガラス貼りのどこにでもある「画一化されたおしゃれ」の街になってしまった。

変わりゆくからこそ
「生きている街」であることはわかっているけれど
なんとなく、そこだけは時間が止まっていて欲しかった
そんな坂道の途中の一角。
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