母との最期の思い出

2014年06月28日 | 徒然
母が亡くなって2週間経った。

直接話をしたのは、前日の電話が最後。
でも、その時母はすでに意識が朦朧としていて
正直ちゃんと会話ができなかった。

亡くなる2週間前くらいから
たくさん話をした。
将来のことや、病気が治ったらまたみんなで旅行に行って
美味しいもの食べようねって。
どうしても谷村新司の名前が思い出せなくて
夜中に電話で訊いて来たりもした。
(我が家は二世帯住宅で、フロア違いで住んでいる)

でも一番話したのは昔の話。
私が幼稚園や小学校の頃の話や、母の若い頃の話が多かった。

きっと母自身が人生で一番楽しかった時代だったんだろうなって
最近思うようになった。

きっと、その時には自分の死期を悟っていたのか
そんな昔の事が走馬灯のように見えていたのかなぁ。

闘病は辛そうだったけれど
最期、眠っている顔は少女のような笑顔だった。

昨日、夢の中で一生懸命リハビリに励んでいる母が
「歩けるようになったら、みんなで出掛けようね」
って言っていた。

母は今、祭壇の上で小さな壺に入っている。
四十九日が過ぎて墓に入ったら
母の遺髪を懐に入れて、生前の思い出の場所や行きたがっていた場所に行ってこようと思う。


そう、母から17年前にプレゼントされたニコンFM10と、来月発売のD810を持って!
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