椙森神社

2017年01月12日 | 東京のお散歩
日本橋堀留町の椙森神社(すぎのもり神社)は、平安中期に藤原秀郷が平将門の乱鎮定の際に戦勝祈願を行い、
戦勝後に白銀の狐像を奉納したことを起源とする神社で、日本橋七福神の一つ(恵比寿大神)でもあります。





江戸時代には、柳森、烏森とともに「江戸三森」のひとつに数えられ、庶民や諸大名の崇敬を受けました。

また、江戸時代に「富籤」が行われた事でも知られ、富籤を題材にした古典落語『富久』(三遊亭圓朝作)で
噺中の富籤が椙森神社の富籤として演じられることがあります。
(『宿屋の富』は、上方落語を三代目柳家小さんが江戸落語に移植したもの)

社殿は関東大震災で被災し焼失しましたが、昭和六年に鉄筋コンクリートの耐震造で再建されました。

このために、戦争中も空襲で焼失する事もなく、住民の避難場所として機能し、これをご加護とされました。
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