若者の車離れ、テレビ離れ、活字離れ、酒離れ、などと言われています。
でも、なんか変だよね。
若者の世代ではない上の世代が、「いまどきの若いモンは」 的な、まるで今の不況の原因を「若者」が消費しないからとか言い出す始末です。
なぜこの手の話しは消費者のせいにされるのだろうか?
どう考えても売れるもの作れない企業のせいだろ。
若者の「○○離れ」とは言うが、そもそも今の若者は、その○○の楽しさや魅力に接したことすらないのだから、離れる以前の問題だと思うのですが。
価値観なんて時代で変化するもので、時代によって環境が変わり、今は若年層の主な情報ソースがテレビではなく、パソコンや携帯などのインターネットになってしまったからね。
テレビが出たとき、ラジオがいらねーとなったように、パソコンがあるからテレビはいらねーとなったわけだ。 それにテレビ離れの原因は、何と言ってもその「低俗さ」と「虚報道の多さ」にもある。 どのチャンネルも、つまらない芸人が出て騒いでるバラエティとクイズ番組と韓国ドラマ。 繰り返すCMの多さにもイライラする。 だいたい、楽しめる番組などほとんどやっていない・・。 普通はモノが売れない場合は、商品が悪い、売り方が悪い、サービスが悪いと、売る側でいろいろ反省をするんだけど・・・。 なんで車が売れない、本が売れないっていう時は「若者の車離れ」「活字離れ」と、まるで買わない若者のほうが悪いって結論になるわけでしょうか? クルマ離れの最大の理由は、魅力のあるクルマが少なくなってしまったからだよ。 私に言わせれば「若者の○○離れ」は単に○○に魅力がないからで、離れるも何も、最初から興味も関心も持っていなかった?そう思うのですが、どうでしょうか? スタイルやら性能やらに惹きつけられるセクシーな「魅力的な車」があれば、無理して借金してでも買おうって「気持ち」にさせてくれるのかも。 ただし実際に若者がお金を使わなくなっているのは事実です、その原因は若者の側にあるのではなく 「不景気」「非正規雇用などによる低賃金」 でもある。 今の若者は物心がついた頃にはもう不況が始まっていて、バブルや元気な頃の日本を知らないから慎重にもなるし、何をするにも臆病になっているのが事実なのかもしれない。 多分一番の原因は「若者の何とか離れ」じゃなくて「金の若者離れ」です、お金がなければ消費できませんよね(笑)。