実は... 私も前は ヘビースモーカー(60本/日)でしたが、COPDといわれている疾患になったとき にタバコを止めました。
受動喫煙というのは、自分の意志にかかわらず、他人が喫うタバコの煙を吸わされてしまうことです。
受動喫煙の影響として、だれもがまず思い浮かべるのは肺がんでしょう。
国立がん研究センターの研究によると、夫がタバコを喫う場合、
女性(同居。自分は喫わない)の肺がんリスクは1.3倍程度になります。
肺がんなどのがんの発症には、15年~20年もの長い年月がかかります。
それに対して、もっと短期間で発生する病気があります。
それは気管支炎や喘息、あるいは心筋梗塞などです。
実際、タバコの副流煙の影響で気管支や肺の炎症、喘息などを起こしやすくなります。
とくに子供や高齢者は影響を受けやすいので、受動喫煙を避ける必要があります。
受動喫煙は急性心筋梗塞との関係が指摘されています。
高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病では、もともと心筋梗塞のリスクが高いので、
発症を予防するためには自分が禁煙することはもちろん、受動喫煙もできるだけ避けることが大切ですね。
受動喫煙による被害を防ぐ最も効果的で簡便な方法は「室内を完全禁煙にすること」です。
タバコを吸いたい人には最低でも外に出て喫煙してもらうことですね。