映画を観てきました 「しあわせのパン」です。
『しあわせのパン』は、東京から北海道の月浦へと引っ越し、洞爺湖(とうやこ)のほとりにある小さな町で"パンカフェ「マーニ」"を営む夫婦の日々や、そこを訪れる お客さん達の四季を通しての人生を描く人間ドラマです。
“心が少し欠けている人たち”と“心だけが離れている夫婦”を描いています。
夫の水縞尚(大泉洋)が色々なパンを焼き、りえ(原田知世)が珈琲を淹れ地元の季節の野菜を使った優しい料理を作る。
店には様々な客が訪れパンと珈琲を前に、それぞれ思い思いの時間を過ごしていく心温まる映画で、マーニーの常連客に「あがた森魚」さんが出演してます。
北海道の春、夏、秋、冬の 四季の折々をまるで絵本から抜け出したかのような景色と、まん丸のお月様!
器とガラス細工も素適で何よりパンが美味しそう!
こねている生地のふんわりした具合がたまらない。
窯でパン焼くときのパチパチと鳴る音。
珈琲をそそぎ淹れる音。
パンをちぎるときの音とか湯気とか、あの細やかさが大事なんですよね~。
で、めっちゃ美味しそうな映像があって!
この映画は空腹では見ないように、満腹で見ないと腹減りますよ。
しあわせのパンはぜひ大切なパートナーの人と一緒に観てほしいですね。
誰かといることで見えてくるものもありますよ、
「一人じゃないんだ」ということに気付かせてくれる映画です…そういう気がします。
大切なのは場所ではなくて、誰と一緒にいるかが大切。
原田知世さんが映画のインタビューでこう言ってました。
りえさんと水縞くんの生き方のように、大切な人たちとともに生きて行くことが、原田さんにとっての何よりのしあわせなのだそうです。
うれしいことがあれば伝えたいと思うし、
おいしいものを食べると『今度あの人を連れて来てあげよう』って思う。
気づけば誰かのことを考えていて、
歳を重ねて、そんな気持ちがより強くなってきましたって。
喜びも悲しみも一緒に、いろんなことを分け合いながら誰かと生きていくのはすごく素敵なことだと思います。
この映画にも老夫婦が出てきますが
あの夫婦のように、この人と年を重ねていきたい、そう思える相手と
最後まで添い遂げるのが本当の幸せな人生なんですね(笑)
私にとって忘れられない大切な映画になりました。