私は子供のころから特定の食品にアレルギーがあり、食べるとたまに蕁麻疹が出ることが何回かありました。
今までの私は食物アレルギーの怖さをきちんと理解できていませんででした。
でも、まさかこんなことが起こるとは思っても見ませんでした。
私がアレルギーの本当の怖さを思い知らされたのは一ヶ月ほど前の6月8日の夕食の後です。
なんか目がかゆいなぁ、息苦しいなぁなんて思ってたら。
あれれ。
急に鼻水と涙がだらだらと流れだして、全身が熱くなってきて鏡を見ると顔も手足も腫れて真っ赤になっていました。
『救急車呼ぼうか?大丈夫かな?』
今から考えると、その時に救急車を呼んで病院に行った方が良かったのでしょうけど。
でも、まだ事態の深刻さがいまひとつわかってなかった私・・・。
この時はまだ救急車を呼ぶほどじゃないって思ってました。、
そうしているうちにどんどん全身がかゆくなって蕁麻疹がでて、喉の気道が腫れて息苦しくなってきました。
で、とりあえず水を飲もうとしたら、もうだめです。
今度は血圧の低下による冷や汗、呼吸が苦しくなっていきます。
パニックです、自分の中で何が起きたのか全くわからなかったのです。
その後に貧血状態に陥り、目の前が真っ白で立っていられなくなり意識がもうろうとしてきます。
急に血圧が低下した感じで、そのままぐったりと会社の床に倒れるように横になった。
喉が腫れているので気道が狭くなり、うまく呼吸できないから倒れたまんま動けなくなります。
唇や、まぶた、首、肘の内側などが赤く盛り上がり瞼の中にまで蕁麻疹ができて痛くて目をあけられません。
胸部不快感や呼吸困難、意識障害などがおこります。
それらの症状すべてが同時に次々と、あるいはいくつかが組み合わさって進行します。
助けを呼ぼうにも周りには誰もいないし。
うすれる意識の中、「だめだ、これは救急車を呼ばねば」と思い必死に電話に・・・
ところがもうこうなると救急車呼ぼうにも電話にたどり着けない。
たどり着いたところで声も出せない。
目が腫れているので、まぶたが開かなくて携帯のダイヤルボタンも見えない。
携帯を持ったまま何もできずにいました。
二時間ほど今まで体験のしたことのないような苦しい状態が続きました。
しばらくして目が覚めたときにはなんとか呼吸が戻ってきました。
一人だと本気で死を覚悟しなきゃいけなくなります。
翌日に『アナフィラキシーショック』だったってことが解りました。
まさか自分がアナフィラキシー・ショックを起こすとは思っていなかったからです。
症状は完全に治るまで二週間ほどかかりました。
後から知り合いのお医者さんから、それは命にかかわるんだぞと言われました。
アナフィラキシーは、食物、薬物や蜂の毒が原因で起こる「急性アレルギー反応」のことです。
また、血圧低下等の異常が急激にあらわれるとショック症状を引き起こし、呼吸困難、めまい、意識障害といった症状を伴うことがあります。
これがアナフィラキシーショックです。
その日は疲れていてそこに、私の場合は食べた柑橘類が引き金になったのです。
今は回復して、今こうしてブログを書いている訳ですが大事に至らなくてよかった。
食物アレルギーを起こしやすい食物として、卵・牛乳・大豆・小麦・米が代表的な食物といわれています。
重症タイプのアレルギー症状を起こしやすい食物としては、次の食物をあげる事ができます。
動物性蛋白、牛乳・卵
魚介類、かに・えび・たこ・いか
穀物類、ソバ・小麦
果物類、キウイ・バナナ・メロン パイナップル・オレンジなどの柑橘類
ナッツ類、ピーナッツ・アーモンド
今回実際に「アナフィラキシーショック」症状を体験して反省することが数多くあります。
以前に蕁麻疹がでた食べ物はこれから絶対に食べないこと。
今度は少しでも異常を感じたら、すぐに救急車を呼びましょう。
このことはブログに書こうかどうか迷ったのですが、以上が私のおばかな体験です。
無知でも、もっと早く気がついて、自分の顔見てびっくり仰天している間に救急車呼べばなんの問題なかったでしょうけれど。
その時は、後から立てなくなるまでになるとは思わなかったのです。
みなみなさまにこんなことが起きませんように。
万が一って時はどうか思い出して下さいね。
すぐ電話です!救急車です!!