横浜にいます。
劇団四季のミュージカル『キャッツ横浜公演』を鑑賞してまいりました
ミュージカル?
お前が?ミュージカルかよ?
疲れているの?
病んでるの?(笑)
それとも何かに取り憑かれたの?
アハハ♫
俺はこう見えても舞台を見るのが好きなのです!
横浜でのキャッツの公演は、今年の11月11日で千秋楽です。
公演が終われば、劇場も壊してしまうそうなので、今を逃したらキャッツを見られる保証はないので!ってわけで観てきました(笑)。
ミュージカルを観なくてもこの作品のことは知っている、という方も多いのではないでしょうか。
世界で最も成功したミュージカルとも言われているほど有名なミュージカルです。
劇場に入って、まずは~とりあえずビールで昼のみ!
実は私は「キャッツ」がどんなストーリーで、どんなミュージカルなのかも全く知りませんでした。
キャッツってあの猫の衣装と化粧で集団でそろって踊るミュージカルだろ?・・・ぐらいしか認識していませんでした。
シアターに足を踏み込れると、いきなり「キャッツ・ワールド」です。
客席を含めた会場全体が「舞台」となっているところが魅力の一つとされています。
専用劇場ならではの演出ですね、私たちは大都会のダウンタウンの裏通りにいるような錯覚に陥ります。
「キャッツ」のその舞台セットたるや、猫が集まる「ごみ捨て場」。
観客までゴミで覆って「猫目線」の世界に誘うのですから、観に行った自分もまるで猫になったかのような感覚になります。
この会場とステージの一体感はキャッツならではの魅力ですね!!
手が届きそうな距離にステージがあり回転します。
いつの間にかステージに猫達がいて、客席が暗くなっていて、オーヴァチュアが鳴り始めて…というキャッツの始まりは鳥肌が立つほどのシーンです。
観てビックリ!!
私はものすごく引きつけられる何かを感じてハマってしまいました、「キャッツ」はドラマ性は少ないと思いますがストーリーを見るというよりは、歌やダンスを楽しむ感じ。
キレのよいダンスときれいな声のハーモニーはさすが劇団四季といったところです。
最後にはネコたちが会場のお客さんに握手をしに来ます。
表現力とステージの素晴らしさには、ただ感動です、期待通りでした。
キャッツで歌い踊るキャストのほとんどはクラシックバレエ出身です、ダンス好きにはたまらないでしょう。
CATSはからだの線がはっきりする衣装なので、踊りのうまさがより明確にわかります!
まるで彫刻のような鍛えられた完璧なボディライン。
ダンサーの肉体というのは群を抜いて素敵だ、劇団四季のメンバーってすごいね。
歌が上手く、ダンスが華麗で、演技力があって、見目麗しい と何拍子も揃っていないとキャッツの舞台には立てないのですから厳しい世界だとあらためて感じました。
また、この公演で見所だったのは、グリザベラが名曲メモリーを悲哀を込めながら情感豊かに歌い上げる心に響く歌唱を聴かせてくれました。
圧倒的な表現力!歌声は高いのに深く、枯れていながら響く語るようにしっとり歌い、それが心に染み入ってくる。
とにかく生の迫力はさすが、それほど広くないホールですからなおさらです。
アッという間の二時間でした!
ミュージカルとか舞台って、行ったことない人は、なかなか敷居が高いというか、行きにくいものですよね。
演劇は本当におもしろいものを観たら、テレビや映画などはもう全然つまらなくなってしまうくらいの迫力と魅力があります。
私も観る前はミュージカルに偏見がありました。セリフをメロディに乗せちゃうのって、どうなの?などと。
しかし、観たことなくて偏見を持っている方に贈りたい言葉。
観てから判断しよう!です。