M's Print Diary

ようこそぴょん!お疲れ様です。ところで前向きってどっち向き?

音楽好きには面白い本です。

2012年01月21日 | Weblog
 
音楽好きには面白い本です。
 
タイトル通り、1971年から1976年という限られた時間での、それも「音盤」(レコード)にまつわるエピソードを牧野良幸氏により執筆されています。
 
同世代で同じ時代を生きたものとして同感することばかり、というか音楽の嗜好、好きな音楽の変遷、その音楽についての感じ方が自分と似ているのです。
 
私にとってのこの期間は高校生という、いわゆる一番多感な時期だったかもしれません。

それぞれの時代のエピソード(札幌オリンピックや浅間山荘事件など)も懐かしいものばかり。
 
遥か昔に、著者と同じようにステレオ装置にしがみついてLPを聴いていたあの頃を思い出します。

ビートルズ、サイモン&ガーファンクル、キャロル、チックコリア、青春の記録が走馬灯のように蘇ってきます。

1枚のLPをそれこそ宝物のように擦り切れるまで聴いていました。
 
あの時の「ときめき」を大事にしたいと再考させられる本です、一つ一つのエピソードに「うん」と相槌を打ちながら読ませていただきました。


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (S)
2012-01-23 07:42:13
ある種の音楽を聴くとそれが流行っていた時代の自分の気持ちに帰ってしまいます。クラシックだとどうなんでしょうか? 

音楽に目覚めるのは早くて小学5年生、普通は中学生になってからです。友だちの影響が大きいですね。同じ好みが集まると一人よりもっと盛り上がります。

その中にオーディオに目覚めたヤツがいて、私は感化されてしまいました。けれどもカネがないからいい音は手に入りませんでした。少ない小遣いからレコードを買って、いいステレオを持っている友だちの家で聴くとサウンドがゴージャスなんですね。

レコードがたまってからようやく安物のステレオを買ってもらいました。あとはこの本に書いてあるのと同じような道をたどりました。だからこの本は面白いです。
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S様へ (maki)
2012-01-23 10:07:31
当時はLPレコードで4CHがトレンドでした。
ONKYOからX-1モデルというのが発売されて、当時の4チャンネルプログラムを消化できる実力を備えていました。私が親に頼んで買ってもらえたX-3モデルはそのグレードアップ版でした。たしか13万円くらいだったと思います、スピーカーもメインは25センチウーファーで3Wayでリヤスピーカーは壁かけ型でして16センチユニットが奢られているなど、当時はこのステレオで毎日レコードを聴いていました。いゃ~懐かしいです。

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Unknown (S)
2012-01-23 10:51:11
何かに専念しているとその時代に流行ったことが分からない(覚えていない)ということがありましす。私はGSからPOPSへ、POPSからROCKへ、そしてジャズへと聴く音楽が移り変わりました。そのためフォークが抜けています。私は後追いでフォークを聴きました。

rockを聴いているとビートルズはポップに聞こえました。そのためビートルズのLPは当時買いませんでした。30年くらい前にビートルズ・ボックスが発売されたときにそれを買いました。けれど持ってるだけでほとんど聴いていません。

フォークはキングストントリオとかPPMなどの影響で大学生がカレッジフォークを始めました。寺尾聰が在籍していたブロードサイド・フォーはGS扱いですがじつはカレッジフォークだったんですね。/その後はボブディランの影響で岡林とか吉田拓郎などのメッセージ・フォークが流行りました。/その中には私生活を歌うグループも出て、井上陽水が新しい流れを作り、ニューミュージックになっていきました。二十代まではついて行きましたがそれ以降は聴かなくなりました。

ロックもハードロックとプログレッシブロックになりました。私にとってハードロックはツェッペリンの4まで、深紫なら『マシンヘッド』までですね。プログレッシブはピンクフロイドの『狂気』以前まで。イエスの『こわれもの』『危機』はいいですね。

働くようになってからはまたジャズに戻りました。けれどジャズもある意味で古典音楽になったようです。そもそも若者がジャズを聴かなくなりました。かつてはジャズこそ若者の音楽だったのに。/私にとって90年代以降のジャズは余りいいものがありません。

それで最近は懐メロを聴くようになりました。昔買わなかったけれども何となく街で聞いたりTVから流れてきたりして耳になじんでいる曲を求めて廃盤をあさっています。
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S様へ (maki)
2012-01-23 12:12:24
そうですね~。ジャズも古典音楽になったのかもしれません。ポール・マッカートニーが、自分が子供の頃に慣れ親しんできたジャズナンバーのカバーを出すそうです。2月8日に発売されるアルバムです「キス・オン・ザ・ボトム」、何と構想に20年も費やしたそうです、しかもレコーディングにはエリック・クラプトンやスティービー・ワンダーも特別参加しています。
今年はビートルズがデビューしてから50年目、アルバム制作にあたり、ポールはプロデューサーを米ポピュラー音楽界の大御所で、過去にはマイルス・デイヴィスやイエロージャケッツ、ジョージ・ベンソンなど数多のアーティストをプロデュースしてきたトミー・リピューマに依頼。演奏はジャズ界の女王、ダイアナ・クラールを起用(ダイアナは、自身のバンドを率いてレコーディングに参加)している。
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Unknown (S)
2012-01-24 07:48:39
よそのジャンルの人が歌うジャズはやはり匂いが違います。演歌歌手もたまにジャズアルバムを出しますが、味噌汁の味が出ます。石原裕次郎がかつて出したジャズアルバムはムード歌謡の匂いがします。美空ひばりのジャズアルバムは彼女が50年代に耳で覚えた歌なのだからでしょうか味噌汁の匂いを感じません。/ポール・マッカートニーはポップスが得意の人ですから余り期待は…。/秋本順子のジャズはまあまあ良かったですよ。/ビリー・ホリデイは他の人が褒めていますけれど私には合いません。歌がうまいと感じないのです。/江利チエミのジャズは今様に言えばJポップ風でした。/青江美奈は売れる前はクラブのジャズ歌手でしたが、90年代に吹き込んだジャズは演歌を感じさせるものでした。/まあアメリカ人が聴けば味が違って面白いのかもしれません。しかし日本人にとってジャズ・ボーカルとはこんなものという概念が主にアメリカ人の歌手の作品から形成されたものなので、日本人のジャズ(特に歌)は何となく匂いや味が本場と違うと感じます。/それは(余り良くない例ですが)例えば日本以外の国で作り出された創作寿司の味かも知れません。
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S様へ (maki)
2012-01-24 10:03:12
そうですね、ジャンルの違う人が作れば味も違います。最近流行りの恵方巻は日本人としてわからなくもないけど、アメリカ発生のカリフォルニアロールの中身はアボガドと蟹蒲とマヨネーズで、これらをご飯を外側、のりを内側にして巻いてある巻き寿司で。日本人が俗に想像する”寿司”とは大きくかけ離れているSUSHI”であり、寿司と思わなければ美味しいが、でも、何か違う ...日本人から見たら寿司とは思えないので、あえて”SUSHI”とした、みたいな感じがあるのでしょうね!(笑)
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