今、「断捨離」という考え方が注目されている。
断捨離(だんしゃり)とは、物理的・精神的な意味で
自分にとって不要な対象を切り捨てて、身軽になってシンプルなライフスタイルを目指すこと。
ヨガの「断業」、「捨行」、「離行」という考え方を応用
不要なモノを断ち捨てることでモノへの執着から離れ
身軽で快適な生活を手に入れようというものだ。
今回の震災で、棚から落ちた食器や本や道具が散乱して
少しずつ壊れた物の処理をしながらつくづく思ったことは
今まで自分はなんと必要のないものに囲まれて生活していたのだろうということ。
それこそ、大量に溜め込んだ使わない物が何の意味もなかったと感じて
そもそも、家具や家電そのものを少しでも減らすべきだと思った。
ただし、何でもかんでも捨てて世捨て人のように暮らしたいというわけではない。
あくまで、不要なものだけを捨てるのであって
自分にとって重要なものはむしろ大切にしようという気持ちが断捨離には込められている。
人間沢山なものを持つと皮肉なことに、内実はむしろ貧弱になっているのではと。
そう考えると自分に本当に大切で必要なものはごく僅かで
本当に残しておきたかったものは少ないのです。
地震は自分にとってある意味、断捨離の意味を考える良い機会となりました。
やっぱりシンプルに最低限のもので生きようね。
…今回の震災で失った物も、分かった事も多かったです。