明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


市川猿之助、母親の自殺幇助で逮捕だそうだが、自分が死ぬならともかく、両親を道連れにするなど理解出来ない。澤瀉屋は、初代が〝劇聖”九代目團十郎に無断で勧進帳の弁慶を演じ破門になった。顔を見てもいかにも利かん気な顔をしており二十年後に許され初代猿之助となる。二代、三代の猿之助を見ても九代目による破門からすべてが始まり、今に至っている気がする。 蘭渓道隆制作の参考にした肖像画の完成度の高さは当時の日本にはなかった物だろう。もちろん陰影は描かれていないが、立体になれば陰影を与えることも可能になったことになる。760年前の人物に、たまには陰影を与えてみるのも一興かもしれない。     前回の『寒山拾得展』では、怪獣好きの子供時代に戻るようで躊躇した『昇龍図』だが、そろそろと思わなくはないが、今時、2メートルの写真による昇龍図は私のモットー〝感心されるくらいなら呆れられた方がマシ”には充分だが、私が手掛けるからには、という手応えが見出せないでいる。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« 心の持ち様一つ 一休禅師 »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。