明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



フィルム代のかからないデジタルカメラの時代になったというのに最近の手法は、撮影の段階で構図など決まっていなくてはならず、従って、だいたい5、6カット撮れば終わる。モニターで確認して撮り直すことはあっても、シャッターを切る回数は極端に少ない。偶然が入り込む余地もほとんどない。眉間にレンズを向ける念写となればそういうことになる。今回やってみて判ったことは、ずっとアイデアスケッチなどしないできたが、これからはやることにした。おかげで二日間でおおよそ背景が出来た。もっとも、精度を高めるためには、そこから手直しの時間が必要だが、やればやるだけ頭に浮かんだイメージに近付いていく。そろそろ蘭渓道隆の法衣に着彩をして完成させたい。


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