明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



14歳の藤井聡太四段の連勝が話題になっている。有り得なくて、“マンガの原作でもボツになる”くらいの話だそうである。私は将棋のルールすら覚えられずにきたが、そういえば、と『聖の青春』を観てみた。いわゆる“羽生世代”の棋士村山聖の物語である。幼少時にネフローゼにかかり、羽生のライバルとして29歳で亡くなった天才。胸打たれる。 円朝の羽織の紐作り。相変わらずブキッチョで厭になってしまう。風呂で身を清め、4時に谷中の臨済宗国泰寺派、全生庵へ、山岡鉄舟が開祖で、圓朝も眠る。七世平井正修住職にお会いする。緊張して職員室に呼び出された中学生の如し。沢庵和尚と木に縛り付けられた宮本武蔵が頭をよぎる。ついでに池の中で杭に捕まり耐える姿三四郎も。全生庵では毎年8月の1ヶ月間、円朝旧蔵の幽霊画を展示する。その期間、私の圓朝像もどこかに展示いただけることになった。有り難いことである。帰りに山岡鉄舟、三遊亭円朝の墓に挨拶し帰る。 緊張しすぎて、いただいた名刺を忘れて来るという大失態。

HP

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