明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



昔ならありえないことだが、家で酒を飲んで作業もせずに眠くなって寝てしまうことがある。昔は起きてから仕事をして、夕方K本で飲んで、また朝まで仕事、というのがながらく続いたが、近所の人とばかり飲むようになり、何しろ相手は仕事を終え、後は飲んで死ぬだけ、みたいな状態なので。その後も仕事をしたい私としては大変である。中には“注ぎ殺し”などもいるし。ところが最近K本から、前女将派である常連が追い出されてしまい、落ち武者となり、前ほどは顔を合わせなくなった。よって本を読みながら、誰とも話さず一人じっとしている“藤竜也スタイル”にもどりつつある。 酒でも飲まないと、ずっと仕事をやりっぱなしになってしまう。家で飲む事も多くなり、モニターの前で、安酒を山賊のような調子で飲んだりして。この山賊は、色々こぼしてよく1200円のキーボードを買い替えている。ひとしきり飲んだら仕事を続けるのだが、昔と同じ調子でいると、そうもいかなく、眠くなってしまうのである。残り時間が少なくなって来ているのにこれではいけない。『あれも作ろうと思っていたのにー』。と思いながら死んで行く恐ろしさを考えると我にかえるが、突然死でもしないかぎりは結局は『あれも作ろうと思っていたのにー』と思いながら死ぬことにかわりはないのだろう。

HP

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