明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



先日撮影した現像、色調整がまだ終わらない。PCのパワー不足である。合間に国産馬を検索してみると、上野動物園に木曽馬とトカラ馬、というのがいた。なかなか良い感じである。そういえば知り合いで数年前から与那国島で与那国馬と暮らしている女性がいる。その随分前から与那国島に住んでいる別の女性からは、馬糞にいけないキノコが生え、学生運動で逃げて来たような連中が山?から帰って来ない、と昔聞いたことがある。 それはともかく。国産馬を探していたのは、いずれ手がけるであろう泉鏡花作『高野聖』に山中に住む妖しい女性の誘惑に負けて化かされ、馬に変えられてしまう男にそなえての事である。サラブレッドではリアルではないし、山中で颯爽とされては男の鈍臭さもでない。 動物を登場させる、というのは楽しいことである。前回はエドガー・アラン・ポーの史上初の推理小説といわれる『モルグ街の殺人』をやろう、と多摩動物園にオランウータンを撮りに行った。今まで映画、イラストなどで観て来た『モルグ街の殺人』が理由は判らないが、本物のオランウータンを使った物を観た事がなかった。しかし思いのほかポーを読んだ人が少ないようで、当然、この名誉の作品も知られていなく、オランウータンが何してるの?ということに。


HP

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