明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



アクセサリーを作っているHは、私と誕生日が二日違いなので、自分がいくつになったか判らなくなった場合、聞くには丁度良い友人である。ただでさえ数字が頭に入りにくい体質のところへもってきて、興味がない場合、まったく頭の中に定着しない。人形を作るに差し障りさえなければ問題はないが。 今日はそんな問い合わせをしたわけではなかったが、メールでHが保険の見直しで80歳まで延長したと聞いた。好きなことも、やらなければならない、となればちょっと気分が違って来るだろう。あくびをしているうちに1週間くらいあっという間の今日この頃である。気絶でもしていたのではないか、と思うくらいである。よって老人には盆栽が日々ニョキニョキ生えているように見えるので、あんなことができるのだ、と今となれば良く判る。しかしさすがに80は遠い。 K本へ。常連席の唯一の女性Hさんから誕生日プレゼントを頂く。『サバの水煮缶詰』。最近ではないようであるが、やはりサバの水煮は良い、とTVでやっていたらしい。飽きっぽい日本人のこと。誰かがダイエットにトイレットペーパーが良い、といえばそちらに行くことであろう。 K2さんとT千穂へ流れ座敷に上がると、後からマンモスT、モアイK、氷川君ことMさんが合流。誕生日に誰かがわざとキャステイングしたかのようなメンツである。どうせ目出度くもなんともないのであれば、いっそ清々しいというものである。ただK本で珍しく隣の女性客と話し込み、ホッピーの瓶を並べたマンモスTが、特大の麻酔弾を撃ち込まれたかのように、早々に堕つ。その寝顔を正面に見ながら飲むはめになる。どうせ目出度くないのなら、といいたいところであるが、目出度くないにも程があるというものであろう。

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