明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



最近は寒いこともあり、夕食に限らず鍋を連発している。その分炭水化物を食べる量が減るのは良いが、ただ鍋を食べるのが“もったいない”と、つい飲んでしまう。この日本人のもったいないという精神は、世界にも浸透しつつあるらしい。誇らしいことである。 鍋には高野豆腐を入れる。もともと好物でもあるが、ただの豆腐と違い買い置きできるのが良い。先日の深夜、スーパーで仕事を終わったO田のYちゃんと顔を合わせた。高野豆腐を買うというと「水から戻して?へえ凄いね」。といわれてついウンといってしまった。彼女が頭に描いたのは、上品に煮含められた高野豆腐であろうが、実際はただ手で割って鍋に放り込むだけである。もっとも煮立ったところに入れず、水から始めるから、まんざらウソというわけではないだろう。 保存食といえば、先日Hさんにいただいた誕生日のプレゼントのサバの水煮缶詰が入った紙袋には、他にもアルファ米の、お湯を入れるだけで食べられるご飯やら、災害時の保存用クラッカーが入っていた。クラッカーは災害前に食べてしまったが。 以前、玄関の前で自転車を磨いていて、部屋に入ったところで自転車が倒れ、部屋に閉じ込められたことがある。あの時のことがHさんの頭にあったのかもしれない。しかたなく当時階下に住んでいたYさんに助けてもらった。あんな馬鹿なことは2回まではともかく、いくらなんでもさすがに3回目はないだろう。助けてくれたYさんは極度の便秘症で、ある日トイレで万事休すとなり、逆に私に助けを求めるところだったと聞いた。ちなみにYさんは最近還暦を迎えた男性である。当時私がYさんから“掻き出し”ているところをイメージし、笑いながらも冗談じゃない、と腹の中で思ったものであるが、何かのおり、その話になり、単に便秘薬を買って来てもらおうとしただけだったことを知り、過ぎたこととはいえホッとしたのであった。

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