先日、耐震強度偽装問題について少しだけ取り上げました。
その後、案の定、醜い責任転嫁争いや、被害の拡大で、国を巻き込む大きな問題に発展してしまいました。
この件に関しては、言いたいことも沢山ありますが、今回はちょっと視点を変えて・・・。
画像は、今日の読売新聞の記事の一部ですが、確かにその通りだと思いました。
"○級○○士"というのは、私も、2級整備士という資格を持っているので、つい目が行ってしまった記事です。
これまで、整備士の国家資格は長い間、2級が最上位でしたが、数年前に、1級が設けられました。
正直な所、現状では、残念ながら1級整備士の資格を取得する具体的なメリットが見つかりませんが、やはり2級より1級のほうが、響きも印象も良く感じてしまうのは否めません。
私も、必要も無いのに、ちょっぴり取得したいと思ったりしてました。
取得するには、かなりの努力が必要なわけですが、記事にあるような目で見られてしまうかと思うとガッカリしますね。
そう考えると、建築なんて全く無関係な業界だと思っていたのに、たった一人のアンポンタンな"1級建築士"の軽率な行為が、こんな形で整備士業界にも影響するんだなと複雑な気分になってしまいました。
合わせて、某メーカーのリコール隠しの例のように、整備関係でも、人命に大きく関わっていることに変わりはありません、改めて気を引き締めるきっかけにもなった記事でした。