凡そ、平凡。-ohyoso,heibon.

副業的サラリーマンの競馬バカが、そんなコトとは全く関係なく、日々のうつらうつらしたことをあーだこーだと語る、趣味の駄文。

イエス・オア・ノー

2008年11月07日 | 雑記
えー、アメリカ大統領選にて、民主党のバラク・オバマ氏が、「圧倒的大差」で勝利し、史上初の「有色人種」のプレジデントが誕生した、と。

…ぶっちゃけ、政治の世界に全く興味のないワタシですが、これが凄いことだというのは感じます。
また、これによって世界にどういう影響があるのか、つうのもね。

えー、オバマ氏の経歴を調べてみたり。

実のお父さんがケニア人で、お母さんがスウェーデン…だったか。
つまり、アフリカ系黒人とヨーロッパ系白人のハーフ。
しかして、離婚し、インドネシアへ移住。

「ほぼ単一民族」のワタシラからすりゃ、こっから不思議。

「アメリカ」のアの字もない。

出身が「ハワイ州ホノルル」だとか。
…いやぁ、本土じゃねーんだ。

コロンビア大学を出たのち、ハーバード・ロー・スクールに。
人権擁護派の弁護士として活躍したのち、上院議員。
そして、民主党の候補選でクリントン妻を破って大統領選。

んでもって、今回、ジョン・マケイン候補を破って、次期大統領に選出、と。


なるほど。

つまり、そーとー異例の方らしい。

なんだか、ブルース・スプリングスティーンとビリー・ジョエルという大御所二人が「オバマ応援ライブ」をやったとか。
アカデミー俳優のトム・ハンクスが支持表明したとか。

ある意味、後押しもソートーなモンである。

選挙運動資金が破格だったとかね。


そうですか。


調べていったら「凄い」ことは解ったんですが、ちょっと「引いて」きた感じ。

なんだろうなぁ。

日本じゃ、まずないことですからね、この「熱」は。
つうか、日本のバヤイ、「どんなに選挙で立派なこと言ったって、要は任命されたのちにやるこたぁ、前任と変わらん」つう、諦めがありますから。

顔と名前としゃべり方と着手される政策は違っても、結局やることは一緒…つうコッテす。
それがわかってるから、期待もないし、盛り上がらない。


しかして、アメリカの方々。
毎度、大統領選つうたら、大リーグのワールドシリーズ以上に盛り上がりますわなぁ。
「国のリーダーを決めるんだから当たり前」なんでしょうが、…それにしても、ねぇ。

あそこまで熱狂的だと引きます。


根本的に、アメリカ国民て、「マッチレース」やら「イエス・オア・ノー」が好きなんじゃないか、なんて風にも思いますが、ここまでだと、…

あまりに現大統領が「ノー」過ぎちゃって、つうのと、オバマ氏が「異例」過ぎて期待感が盛り上がっちゃった、つうことでしょうかね。


つうことは、オバマ氏も「これからが大変」つうコッテす。
おそらく、世論は「結果」しか求めません。何かの「礎」で、10年後に開花するよな政策なんざ待ってないでしょう。
人気は、なんかやる度に極端に上下したり。

…まるで小泉さんだな。
つうか、政治的関心は日本をはるかに超えますんでね、んなもんじゃないだろし。

ともかくは…
まあ、他国のことではありますが、ドラスティックな変革をするにしても、あまり焦らず…長いスパンでじっくりと、と思いますな。
つうか、「ノー」の人ほど任期が長い傾向から変わらなきゃあかんのじゃないでしょかね、ホント。