HOPE 

Day of Hope「希望の日」の到来は間近!

「カインの子女とアベルの子女  -対立と分裂を生み出した原因」~~「櫻井節子夫人のメッセージ」を精読する③

2016-12-17 14:11:40 | 櫻井夫人のメッセージ
「櫻井節子夫人のメッセージ」を精読する③
櫻井節子夫人の呼びかけに一祝福家庭としての感想です。


(2) カインの子女とアベルの子女 
-対立と分裂を生み出した原因


 私たちは長らく、真の父母様を絶対的なアベルとして侍ってきました。しかし、お父様は70年、80年代の頃から私たちに何度も言われてきました。「真の家庭の子女たちがまだ歳が幼いので、今は先生が君たちのアベルのような立場に降りて指導しているけれど、君たちの本当のアベルは、先生の子女たちだよ」と。祝福家庭の本来のアベルは子女様方であられ、アベルの子女とカインの子女とが一体となって初めて、父母様が定着することができ、摂理を推進することができるのです。


「君たちの本当のアベルは、先生の子女たちだよ」というお父様のみ言が一番重要ポイントですね。カインアベルの論争がいろいろ続けられてきましたが、復帰原理の核心部分がここにあることはお父様が明言されてきたことです。そして一番無視されて軽視されてきた言葉かもしれません。一体祝福家庭のいかほどの人たちがこのことをきちんと理解し、そのごとく考え、そのごとく生活してきたのでしょうか?このことを誰もが確信し誰もが実践していたら統一家に問題は起こりえなかったといえるのではないでしょうか。


2000年代を迎え、父母様はいよいよ父母の立場に立たれ、子女たちが御旨の主人となって摂理に責任を担っていく時代を迎えました。天一国の実体化に向かう最終段階の摂理にあって、その内的摂理の中心は“子女間の一体化”であったに相違ありません。しかし、私たちは長年の習慣性からか、ただ父母様のみを見つめ、父母様に喜んで頂きたい、何より父母様から愛されたい一心で歩んできたように思います。その姿は、子女様から見つめる時、僕とは言わないまでも、極めて自分本位で独りよがりな幼い子女の姿に映ったに違いありません。

「ただ父母様のみを見つめ」とあります。
「内的摂理の中心は“子女間の一体化”」とありますが、その内的摂理は忘れ去られるか無視されてカインの子女の立場にある祝福家庭は「ただ父母様のみを見つめ」て来たのではないでしょうか!
父母様を一心に賛美しながらもアベルの子女様を無視したり軽視したり時には否定したりしている人たちがたくさんいます。


子女様方は皆、生まれながらに本性的で、真の愛の感性においては、人一倍、敏感でいらっしゃいます。私たちの内に誤った姿勢や正しくない動機を見出す時、それを黙って見過ごすことはできなかったことでしょう。兄の立場から私たちを強く、時には激しく指導することもあったに違いありません。そんな時、私たちはとかく天使長のような情に流され易いものです。「私はあなた方が誕生する前から父母様の傍らにいたのだ!」と。

実際に「父母様、父母様」と言いながら「誤った姿勢や正しくない動機」を持った人々が多くあったことは事実です。本来真の子女様は祝福家庭にとってみればお兄さんの立場です。そのお兄さんを無視して「私はあなた方が誕生する前から父母様の傍らにいたのだ!」とまさに天使長がアダムにいだいた嫉妬の心です。


両者の間に軋轢や葛藤が生じてきた時、お父様は決まって、アベルの子女様を打ち叱責されました。お父様が子女様の勝利を願われないはずがありません。しかし、カインの讒訴がある限り、お父様はアベルの子女様を認め、愛することも、かき抱くこともできないのです。


「お父様は決まって、アベルの子女様を打ち叱責されました」そうです。そうされてきたのです。
「お父様はアベルの子女様を認め、愛することも、かき抱くこともできないのです。」
お父様の苦悩を、子女様の悲しみを誰がどれくらい理解してきたのでしょうか。



責任者たちの多くがこう言います。「子女様は結局、父母様と一体となれず、絶対服従できなかったのだ」と。しかし、そうだとすれば、子女様の前に果たすべき、カインとしての私たちの責任はどうなるのでしょうか。極めて人間的な目で、自らの判断基準でアベルの子女様を見つめ、これを批判し、讒訴する時、そこにサタンの付け入る隙ができるのではないでしょうか。

「極めて人間的な目で、自らの判断基準でアベルの子女様を見つめ、これを批判し、讒訴」し続けてきた私たち祝福家庭ではなかったでしょうか!


カイン・アベル間の対立はアベルの子女様同士の対立へと飛び火して行きました。サタンは子女様がズタズタになるまで攻撃し、次には、子女様の問題をもって、父母様を讒訴するでしょう。「何が真の家庭だ!こんな状態で、どうして真の父母が勝利したと言えるのか!」と。

結局そういう結果になってしまいました。スタートはアベルの子女様を愛せなかったカインの子女の使命が果たせなかったことにはじまります。



「許せ 愛せ 団結せよ!」神山先生の最後のメッセージ

2016-12-17 07:20:41 | 神山先生の聖和の報
神山先生が聖和され、NYにて帰歓式と聖和式が執り行われました。我々も身近な数人の方に呼び掛けてささやかですが追悼の場を設けました。
神山先生のお写真を掲げ祈祷をして、そのあと神山先生の写真やビデオを見て先生の遺徳を偲びました。
心やすらかに神様とお父様、そして多くの聖和されていった天上の勇士の皆さんの元に旅立って行ってくださいと祈りました。
そして神山先生のみ後を慕い、我々がその使命を引き継いでまいりますとも祈りました。

神山先生の最後のビデオメッセージ「許せ 愛せ 団結せよ!」との映像を見させていただきながら多くの涙を流させていただきました。
「許せ 愛せ 団結せよ!」真のお父様がアメリカ摂理を進める中、当時ウォーターゲート事件で窮地に立ったニクソン大統領とアメリカ国民に団結を呼びかけた一大キャンペーンを展開されました。その先頭に立っていたのが神山先生でした。

神山先生は生涯どれほどお父様の元、忠誠を尽くして歩み続けられたでしょうか。お父様がアメリカ摂理をはじめられたとき真っ先に呼ばれたのが神山先生であり、その後多くの日本食口が渡米して神山先生の指揮の元カーネギーホールでの大会を皮切りに、ヤンキースタジアムやワシントンDCでの大会を推進してこられました。
ウォーターゲート事件に際しお父様が全米に訴えられたメッセージが「許せ 愛せ 団結せよ!」でした。
全米のマスコミや世論がニクソン大統領を糾弾し、アメリカは国家的危機に立っていました。

「天一国は危機に瀕しています」・・・神山先生は真のお父様の聖和ののち統一を失い、分裂状態に陥り、非難の応酬が続く教会(家庭連合)の現状を憂え、再び団結を取り戻そう!の切実に訴えておられるメッセージでした。

「許せ 愛せ 団結せよ!」今際の息のその中でも訴え続けられた神山先生の篤い思いを我々は受け継いでいかなければと思います。
「過去の恨みは水に流し 世界の友よ手をつなごう!・・・」故野村健二先生が作られた「世界の友よ手をつなごう」の歌を我々はよく歌ってきたものです。
今、統一家は団結を取り戻すべき時です。様々に行き違い恨みあった日々があったとしても今はそれを許し 愛し 団結していくべき時です。

ささやかな追悼の集いを開いたあと、何人かの食口に電話しました。みんな今同じ気持ちをいだいていることを知りました。
天一国(統一家)は統一を取り戻さなければならない。神様の願い、天上におられる真のお父様、天上にある先人の篤い思いは統一家が再び統一を取り戻し世界人類の救済のために最前線の歩みを再び歩み始めることではないでしょうか!
過去にお互いを非難しあったり憎んだことがあれば悔い改め懺悔して愛し合う心を取り戻すべきです。
残念なのは神山先生が教会(家庭連合)から除名された状態でこの日を迎えたことです。
教会幹部の方にお願いしたいことがあります。できれば今からでも遅くありません。天の前に忠孝の限りを尽くして歩まれた神山会長の名誉会長職の剥奪と除名の処分を取り消して名誉回復を図っていただければと思います。そうすれば統一家は再び統一への希望の歩みを取り戻していける大きな契機になるのではと思います。
希望の日(Day of Hope)の到来を篤く念願し 希望(Hope)をいだいているHOPEです。