脱ケミカルデイズ

身の周りの化学物質を減らそうというブログです。 

ネイルアートは危険がいっぱい

2012年05月29日 | 化粧品

朝日新聞2012年5月21日 ネイルアートでキラキラ4 安全なサロン見極めて

ネイルアートについて、国民生活センターに寄せられた相談には次のようなものがある。〈2012年3月。20代女性〉美容室で爪に飾るネイルシールを貼ってもらった。はがすとき、爪の表面がはがれてボロボロになった。粘着力が強かった。〈09年3月。60代女性〉自宅でマニキュアを塗り、専用ライトに入れて乾かした。なかなか乾かないので何度も出し入れした。夜中に痛みが走り、病院に行ったらやけどと言われた。赤くなり水泡ができた。

センターはトラブルが増えてきた08年、つけ爪に関して注意を呼びかけている。当時、ネイルサロンでつけ爪をした人からは「自分の爪にかびがはえた」「指が腫れ、化膿した」などが寄せられた。ネイルアートは、爪に化学物質を塗り、取るときは溶剤で接着剤を溶かしたり、爪を削ったりするもの。知識が不十分なまま自分で施すことや、安全面の認識が薄いネイリストに任せるのは危険だ。

参考になるのはNPO法人・日本ネイリスト協会(東京都)が09年につくった衛生管理自主基準だ。施設や道具を清潔に保つことや、施術中に爪に異常を感じた場合は中止することなどを定めている。これにもとづく衛生管理士資格をとった人は現在1万8千人。協会は、資格者がいることに加え、賠償責任保険に入っているなどの案件が整っているサロンを認定しており、一覧表がホームページ(http://www.nail.or.jp/)にある。木村俊弥事務局長(51)は「安全・安心なサロンを見極める基準になる」と話す。

さて、最後に男性のネイルについて。近年は男性用のコースやサロンが増えてきた。新潟県燕市のネイルサロン「リュクス」では、メンズネイルケアのコースがあり、月に1度、男性のみが利用できる日もある。オーナーの池端真由子さんは「ケアをしているのは、会杜の経営者が多い。仕事のためという人も、リラックスのためという人もいます」。(石弁暖子)

爪を傷めないために  国民生活センターの資料をもとに作製

・つけ爪用の接着剤を使うときはかぶれや化学やけど、引火に注意

・自分で施術するときは衛生管理をしっかり。異常を感じたらすぐに受診を

・時々は爪を休ませる


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