脱ケミカルデイズ

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後を絶たない、まつ毛エクステンションの危害

2015年06月05日 | 化粧品

国民生活センター2015年6月4日
後を絶たない、まつ毛エクステンションの危害
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20150604_1.html

 

 国民生活センターでは2010年2月17日、「まつ毛エクステンションの危害」を公表し、消費者に注意喚起するとともに消費者庁に危害の未然防止・拡大防止を要望しました。これを受けた消費者庁は、厚生労働省に危害防止の更なる徹底を要請し、まつ毛エクステンションの施術に係る安全性の確保等についての検討が行われ、美容師の養成課程における教育の充実と消費者への情報提供等の取組の徹底が図られ始められているところです。

 PIO-NET(パイオネット:全国消費生活情報ネットワーク・システム)には、まつ毛エクステンションの施術を受けたことにより目が痛くなったなどの危害情報が2010年度以降の5年間で599件寄せられており、毎年100件以上で推移しています。また、医療機関ネットワークにも3件の情報が寄せられています。

 まつ毛エクステンションは美容行為であり、施術者には美容師の免許が必要ですが、警察庁によると、まつ毛エクステンションに係る美容師法違反での検挙事件数は2013年に大きく増えています。

 そこで、まつ毛エクステンションによる危害を減らすため、PIO-NETの最近の危害情報を分析するとともに、利用者の実態や、施術に用いられる接着剤などについて調査し、消費者に情報提供することとしました。

相談の概要

  • 被害者の性別は、不明・無回答以外は全て女性でした。
  • 被害者の年代は、20歳代が38.2%、30歳代が35.7%、40歳代が17.2%で、20~40歳代で90%以上を占めていました。
  • 「目が痛い」、「目が充血した」、「まぶたが腫れた、かぶれた」、「目がかゆい」といった事例が多く見受けられました。
  • 危害程度は「治療1週間未満」が31.4%、「医者にかからず」が35.2%でしたが、「1カ月以上」となる事例も4.0%ありました。

 

主な事例

【事例】施術中から液が目にしみて、施術後、目が痛くて充血し涙がとまらない。施術者は、美容師免許のない素人だった

2日前に、知人の紹介でまつ毛エクステンションをした。施術中から液が目にしみて「痛い」と伝えたが「もう少しで終わるので我慢するように。」と言われていた。施術が終わってからも、目が痛くて充血し涙がとまらない。どうしたらよいか。自宅でエクステをやっている人で、美容師免許を持っていないという。違法なことではないか。

【事例】施術の翌日に目が腫れ、医師の診察でエクステに使用した接着剤が原因のアレルギーと言われた

1週間前に無料情報誌を見てまつ毛エクステの施術を受けた。施術の翌日に目が腫れたため医師の診察を受けると、「エクステに使用した接着剤が原因でのアレルギー性結膜炎」と診断された。医師の治療により症状は改善している。

詳しくは

http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20150604_1.html



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