シクル・マーモット(Cycles Marmotte)

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Le café oursblanc 231 貴族探偵考12 (完) aventure ('◇')ゞ 色に出にけりわが恋は

2017年07月04日 | ☆ Le Cafe Oursblanc ☆

   

  昨年の今頃店主は1人Franceを謳歌し、自分は日時変更絶対不可のマンション排水立管清掃で日本に。

自宅を転居しない限り、La  Marmotteに合わせた7月頭渡仏は未来永劫叶わないのが憤懣遣る方ない。 

在仏時お隣の駅にあった自転車shop(写真1-2006時)は、今年もLe tour de  France仕様になっていると思います。

Franceに思いを馳せつつ、定休日の本日は大野さんが無門を主演する映画「忍びの国」を拝見します。

お国役石原さんファン店主も乗り気で珍しく席の心配をするので、net予約をさせられました。

さて、12回も続けてしまった「貴族探偵考」ですが今回で完結です。

titleは、御前の決め台詞「aventureのお誘いですか?」とドラマ化されなかった短編「色に出にけり」から。

 

Q. まず「aventure」とは何でしょう?  ⇒  A. 英語の「adventure」にあたるFrance語。

意味は、①意外な出来事、偶発事、変事、椿事  ②冒険  ③色事、情事、恋愛。

「アバンチュール」だと③のイメージが強いのですが、英語で「adventure」と聞くと随分違ったイメージに。

「エルマーのほうけん」等冒険もの絵本が大好きだった自分は、aventure好きだったのか。

かなり上の世代の方が使われていた印象のある「アベック」(英語coupleの意味合い)も、

元となったFrance語「avec」は英語の「with」の意味です。

そういえば主題歌の「I 'll  be  there」と相葉さんソロ曲「Amore」のどちらにも、

「I 'll  be  with  you」という歌詞が出てきますね!

 

「アバンチュール」に関し「小説すばる」2017/5月号麻耶雄嵩先生と相葉さん対談では、

執筆中の新シリーズ(「貴族探偵対女探偵対怪盗マダム」)の今後の展開に

「きっとアバンチュールどまりでしょう」 「恋愛はない、と。」 とあります。

「愛香に手を出してしまうとドロドロしちゃって話がややこしくなりますから。

  推理合戦のはずが痴話げんかでは洒落になりません。

  愛香の推理も今以上に鈍ってしまいそうだし。」とも。

 

「もう、僕の望みはすべて打ち砕かれました(笑)。推理しない、恋しない、名前もない、と。」、

という相葉さんの嘆きに応えられたのがドラマの展開とendingだったのですね。

愛香さんを様々な動物に譬える比喩がドラマの定番でありましたが、

原作にも「そんなに怒ると、アライグマのような可愛い顔が台無しですよ。」と

好意的に譬える場面があります。(「貴族探偵対女探偵1  白きを見れば」)

9話でのキャンプ場近くで二人でいた鼻形刑事と愛香さんに、「こそこそと」

「もしかしてアバンチュール」という御前のセリフも伏線でしたか。

 

井川さん演じる師匠も生きていて、

武井さん演じる女探偵さんも相葉さん演じる御前に「探偵さん」と尊敬を込めて認められ、

松重さん演じる山本さん&滝藤さん演じる佐藤さん&中山さん演じる田中さん&仲間さん演じる鈴木さんとギリの使用人さんteamも勢揃いし、

生瀬さん演じる鼻形刑事とマル貴teamのクスッとなる可笑しさ(7/3放送テレビ朝日「科捜研の女」にゴーグル状用具登場)と、

最後まで奔放な木南さん演じる依子嬢でほっこりするendingでした!

本当に皆さん愛すべきキャラクターで、御前の愛犬Spiegelも含めて大好きです。

添付写真2~5は、在仏時の現地スタッフAさんがご親族で所有の広大な敷地の別荘(果物は葡萄とmûre)に

お招き頂いた2006/8の写真。Spiegelと同じ配色の人懐っこいワンちゃんも!

このワンちゃんは自宅の「犬種大図鑑」(ISBN 4-938396-33-5)によると、Bernese Mountain Dog。

  

 

ただ最終話(10&11連続)について少しだけ難点を言わせて頂くと、仰天展開を原作「貴族探偵対女探偵5 なほあまりある」

短編自体にも多分に盛り込まれたので、犯人(原作は国見奈和→ドラマは後継者具同弘基殺害は有岡葉子

&有岡葉子殺害は分家の具同真希+幇助的に兄の佳久)の殺意に少し無理がある様に感じられました。

前の9話で犯人の心情も掘り下げた感動があったので、自分で勝手にハードルを高くし過ぎたか。

特にご両親亡き後励ます意味でスピカの宴(Spica-おとめ座α星)を開いてくれている従兄の後継者具同弘基を、

分家と蔑まれていると兄の大学院先輩有岡葉子を操って殺害させその有岡も大好きな乙女座のブロンズ像で殺害、

薬が手放せない位身体の弱い乙女である真希がブロンズ像を振り下ろすのも何だかなあ~と...。へそ曲りで申し訳ない!

 

全体のendingとしては、ほっこりして本当に良かったんですよ!

そしてドラマ化しなかった唯一の短編原作title「貴族探偵対女探偵2 色に出にけり」と、

最後の展開も見事に呼応されていました!

原作titleの基になった百人一首の歌は平兼盛(たいらのかねもり)作、   

「しのぶれど  色に出にけり  わが恋は  ものや思ふと  人の問ふまで 」。( *´艸`)

師匠との抱擁も安定の美しさですが、avec 女探偵さん改め探偵さん呼びの愛香さん。(#^.^#)

backに流れる嵐さん主題歌「I'll  be  there 」とのmariage感といったら!!!

愛香さんが、仕事が手につかなくなりません様に!

 

毎週こんなに積極的に取り組んだ初めてのドラマ、「貴族探偵」Bravo !! 有難うございました。 

又次回、映画かスペシャル版でお会いできる時を楽しみに。(*^_^*)  À la prochaine fois !  

ではでは、湿度と暑さにお気をつけて今週も良い週を過ごし下さい。Bonne  semaine ! 

<関連記事>前記事   貴族探偵考1 原作とドラマのmariage    貴族探偵考2 Fantasyと貴族の余裕 貴族探偵考3 nobleと主題歌

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