年度末から新年度にかけ、沢山のお客様にご利用頂き誠に有難うございました。
店主孤軍奮闘で迅速な作業を心がけておりますが、現物の未納などで
お待たせしているお客様に関しましては誠に申し訳ありません!!
今後もより良いサービスを心掛けてまいりますので、
どうぞよろしくお願い申し上げます。
未だ残務のあるドタバタ&ぐったりの年度末作業ながら、日本で行われた
フィギュアスケート世界選手権2014をテレビ観戦で十分楽しませて頂きました。
ただフジTVでは、REED姉弟選手出場のアイスダンスが放送されず残念!
(J SPORTS4で5/5-6放送予定
)
Cathyさんのブログを拝見したら、幼き頃に遊ばれた新宿中央公園の桜も
見に行かれたとの事。日本は私の故郷と言って下さった事に感謝の気持ちで一杯です。
さて、今年は新しいスタートの季節なのにずっとスッキリしないのがSTAP騒動。
今思い返すと茶番の感すらあるのが、後に理研が撤回した
「STAP細胞が明らかにした新しい原理の補足説明」資料。
2006年の初歩的資料と比較されてしまったiPS細胞の山中教授を国会答弁に引っ張り出す
⇒ Sorry ! 2016.3現在リンク先記事は閲覧できなくなっています。
上記の京都大学iPS細胞研究所のニュースにも掲載されている様に
医療応用の観点から比較されるべきはSTAP幹細胞で、
樹立(作製)者の若山教授が早い段階で言われていた「信じ続ける事が難しい」
という発言が、騒動の核心の一つをついていると思います。
小保方氏の4/9会見では博士論文についての記者質問は一件のみで
早稲田大学の調査も結論が出ていませんが、研究者としての小保方さん個人を
知る上で学位を授与された博士論文に生じた疑義は驚愕でした。
4/10TBSの朝番組では東京大学医科学研究所の上特任教授が、
小保方さんの不勉強・未熟さ発言を受け研究の世界の初歩の初歩も知らないと
厳しい評価をされていました。
私も、学部卒論一年超の動物実験経験しかない自分と同じグループ実験のメンバーが
最初に指導され知っているレベルの事を、理研のユニットリーダーとして
採用された方が知らずにここまで来ている事が騒動となった初期の段階から
ずっと不思議でならないのです。
いや、4/9の会見でも電気泳動ゲル画像切り貼りについて、
「結果自体が正しく提示されているので、問題がないと考えておりました。」
と仰っている事から、知っているけど結果オーライで途中経過は些細な事だ
という認識がもしもお有りになるならば、考えたくないですが「糠に釘」状態…。
自分の学部卒論でもラットの血清リポタンパクをPolyacrylamide gel disc 電気泳動で
分画をみましたが、切り貼りという手間暇をかける位なら
何故実験をやり直さないのかな~???
又、博士論文の疑義が生じた際、下書きの博士論文が誤って製本された(・・;)という
電子メールをご本人が3/14にTHE WALL STREET JOURNALに送信されたという
報道があった時から現在まで、報道が事実であれば、博士号を授与された博士論文
(2013/3までのもの)は国立国会図書館に納本され、
( 国立国会図書館関西館所蔵 請求記号UT51-2011-E426 書誌ID 000011257903 )
今後の研究のため閲覧、参照されるものという認識がなかったのかという
素朴な疑問も。前職が図書館司書なので、細かくてすいません!
現在Nature掲載論文の新たな疑問として4/12朝日新聞で報じられた
実験対象マウスの性別についても、小保方さんの博士論文に
NIH(アメリカ国立衛生研究所)サイトから20頁超の剽窃有と
最初にツイートされた11jigen さんという方がまとめられたものに
随分前から取り上げられていました。
私が最初に拝見した3/21の時点で既に、マウスの性別やstrain(系統)を統一せずに
実験を実施していたのではないかという疑惑として記されていました。
初歩の初歩の初歩レベルの自分の卒論を例に出すのもおこがましいのですが、
論文冒頭の序論や緒言に次いで、実験対象と研究方法は明記されるべきもの
と思っていました。下記は自分の記載例。
実験対象はSpraque-Dawley系雄ラット約100g。
実験方法として、血清リポタンパクはPolyacrylamide gel disc 電気泳動、
丸山らによるNarayan法改良法に従い濃縮ゲル濃度1.875%分離ゲル濃度3%と5%の2段とするという様に記します。
忘れてはいけないのが、丸山らによるNarayan法改良法って?
という疑問に答えるために参考文献の数字を振り、
丸山素弘 , 小堀裕子 . 血清リポタンパク質ディスク泳動条件の検討 .
生物物理化学, 16 : 95-97 , 1972 . という記載も。
本当に細かいですが、これが学部生でも知っているルールです。
こんな感じでリケジョという表現もなかった時代にラットのお世話をしていた身
(研究室合同で供養もします)からすると、この騒動に巻き込まれて
世界中で再現実験対象になった沢山のマウス達が一番気の毒に思えてきます。
⇒
Sorry ! 2016.3 現在公開期間が終了しています。マウスの性別より先に問題視されていた、系統についても反論が記されています。
文面からは、STAP幹細胞を作製した若山研究室の問題だと誘導する意図が
感じられるのですが………。 (◎_◎;) Σ(゜д゜lll ( ̄◇ ̄;)
更にスッキリしない展開は松戸市民としても嫌だなーと思いつつ、
日本分子生物学会理事長声明(3/3、3/11付)、
日本学術会議会長談話(3/19付)としても発表された、
異例とも思える騒動に納得のいく説明がされる事を願っています。
4/16に予定されている、笹井氏の会見はいかに?
添付写真は、3月上野駅構内で撮影。桜とパンダさんにひと時ほっこりしました!
→4/18追記
会見まで準備期間のあった笹井氏と小保方さんは、
若山教授(3/11に会見し一番真摯な対応をされていたと思いますが)への
責任転嫁で同じベクトルなのでしょうか?
これが理研の落とし所のストーリーだったら随分ですが、そうでない事を!!
→10/8追記
早稲田大学が出された結論は、狐晴れ(一般的呼称はお天気雨
もしくは狐の嫁入りでしょうか)の様な微妙な感じで、
こういう切り抜け方があったのですね。
笹井氏が自らの命を絶たれた事は本当に残念でしたし、
ご家族のお気持ちを考えると遣り切れないです。
ノーベル物理学賞に新たに三人の日本人の方が輝いた日本、
せめて「ゴネ得」の風潮が広がらない事を願いたいです。
← Merci pour votre adhesion! 文&写真 白クマ
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