愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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香港-日本(アジア杯 予選)

2009-11-18 21:33:06 | 日本代表
観戦日 11/18(水)       

愛丸’s チェック
この時期のアジア杯予選、日本には何の足しにもならない。
W杯を来年に控え、ここは強豪国との試合をどんどんこなしていきたいはずなのに・・・。
それでもチームに自信をつけるためにはいいかもしれん。
まず、負けることはないし、いい内容で、今年最後の代表戦を締めくくれれば、それでOKだろう。
森本がいないのはちょっと残念だが、ここでまた違ったフォーメーションを試すことができる。
南アで無得点に終わった我が代表チームは、そのうっぷんをここで晴らしてもらいたい。
ホームの香港は日本に対してどんなサッカーでくるかよくわからないが、自分たちの力を発揮しようと、必死で戦ってもらいたい。
勝ち点1ってのも夢のまた夢だが、帰化してる選手もいることだし、ちょっとは見せ場を作れるか。

先週末に南アで試合をし、中3日で、今度は香港での試合。
たしかにフィジカル的にはかなり厳しい試合。
公式戦だし、選手交代も3人までだし、完全に控えで戦うってわけにもいかない。
代表が集まれる機会もそう多くないわけで、ここはそれなりの布陣で、試したい選手をところどころに配してきた。
代表に定着できるかどうか瀬戸際の大久保、松井がスタメン。
このふたり、自分の置かれてる状況がわかってたのか、この試合ではなかなかの動きを披露。
松井は積極的に仕掛ける姿勢が目についたし、大久保もこれはってプレーを見せてくれた。
点にはならなかったが、楔を受けた大久保は後ろの選手を使うと見せかけて、反転して突破。
こんなプレーをもっと見せてもらいたい。
岡崎とのコンビって点では満足のいくプレーはなかったが、自分でって気持ちが強い選手だし、このまま代表に呼んでもらいたい。
よかったのはここだけ。
4点も取って、どこに不満があるのかと思われるだろうが、内容は酷いもんだった。
中盤で激しいプレッシャーを掛けられると、途端に機能しなくなるし、プレーがすごく遅くなる。
周りをうまく使おうって考えもなくなって、全く凡庸なチームに成り下がってしまう。
香港ぐらいのチームが相手でこんなんだから、W杯本番では、どうなってしまうのか、考えただけでもぞっとする。
セットプレーの流れからではポジションチェンジができてるが、流れの中では松井は右だし、俊輔は左に固定。
俊輔がしっかり仕事をすれば問題ないんだろうが、テクニックに走りすぎる場面が多すぎる。
キープ力があるのはわかるが、もっと簡単なプレーをしていかないと。
リズムが悪くなる。
キープして、キープしてヒールでパスってシーンで、このヒールパスが中途半端で、相手に取られては、ただの笑いもの。
角度のあまりない位置から直接FKを叩き込んだ技術は誉められるが、あれはGKのレベルが引くすぎてのもの。
世界であれは通用しない。
チームでの攻撃ってのに、俊輔はうまくフィットしてない。
それと、今、日本がかたくなにやろうとしてる、低いクロスにニアに飛び込んで点を取ろうという動き。
これ自体は何も悪いことはないが、こればっかりに固執しては、いくらの香港でもしっかり対応できる。
いろんな攻撃バリエーションの中で、このプレーを武器にするってのはわかるが、練習じゃないんだから、このプレーの動きにばっかり力を注いでは・・・。
イマジネーションが乏しすぎる。
実際、先制点は、長谷部のミドルだったわけで、あのニアへの低いクロスってのをおとりにしながら、違ったパターンで点を狙う動きも必要。
ファーへのクロスに逆サイドの選手が入ってきたり、マイナスのボールに2列目が飛び込んできたりと、いくらでも点を取るパターンはできるはず。
それを実践できるだけの選手が日本にはいるはず。
本番までそう時間があるわけではないが、岡田監督にはぜひこういった点も改善してもらいたい。
香港相手に、0-4は当たり前の結果で、あれだけ危ない場面も作られたりしてるし、もうW杯ベスト4って目標を取り下げてもらいたいんだが・・・。
韓国ですらグループ突破を目標に戦ってるって言うのに。
W杯に出場するチームを考えると、日本より下はそういない。

スコア 0-4

<得点者> 
日本   長谷部、佐藤寿、中村俊、岡崎    
~愛丸's MVP~
松井(代表に残ろうと必死のプレーが目立った。この気持ちを忘れないでもらいたい。自慢の突破力をもっともっと活かしてもらいたい)