愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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日本-アルゼンチン(キリンチャレンジ)

2010-10-09 00:57:43 | 日本代表
観戦日 10/8(金)       

愛丸’s チェック
ザックジャパンの船出はこれまで6戦全敗のアルゼンチン戦。
かなり厳しい戦いになると思うが、W杯で得た自信と、カルチョの融合でどこまで強豪に立ち向かえるか。
世界に旅立った選手たちのコンディションが不安だが、それはアルゼンチンも同じ。
ホームで戦えるし、自信を持って、この戦いに挑んでもらいたい。
アルゼンチンは自国開催のコパ・アメリカに向けて、全ての親善試合が、真剣勝負。
それに、バティスタ暫定監督は、このまま監督として指揮を執りたいみたいで、そのためにも結果を残さないといけない。
完全にベストのチームとして来日はしてないが、それでも、この召集メンバーはかなり豪華。
長旅の疲れはあるだろうが、力の差をここでは見せつけたいところ。

日本が歴史的な勝利を収めることができた。
ザッケローニ体制になって、この勝利はかなり大きな意味を持つ。
これまでの日本には見られなかったプレーも多くみられた。
監督のおかげと言うよりかは、W杯で得た自信が大きかった。
それと、世界でやってる選手たちが、全くアルゼンチンを怖がってなかった。
これまでは、攻撃的な選手だけが、海外でプレーしてたが、今は阿部、長友、内田、川島と守備陣も海外でプレーできてる。
これがこの結果にあらわられたのかも。
ちょっとラインが下がりすぎてるシーンは見られたが、あのアルゼンチンを相手に失点をしなかったわけで、この守備も合格点だろう。
この守備に関してはザッケローニが就任した賜物か。
栗原、今野のCBコンビは国内でのプレーになるんだが、周りに乗せられたのか、あのアルゼンチンの攻撃にしっかり対応できてた。
この試合、日本は、森本を1トップに左から香川、本田、岡崎の並び。
FW的に振舞える岡崎を右に置くのは岡田の意思を引き継いでのものだったかどうか・・・。
この起用が見事に的中。
長谷部のミドルにいち早く反応してたのが、岡崎。
このプレーの直前までは右で本田にパスを出してたのに、あのシュートのシーンではしっかり中にポジショニング。
この前に右の内田からのクロスをどんぴしゃで合わせるもシュートはロメロの正面で、悔しい思いをしてたはず。
そのうっぷんを晴らすようなゴールだった。
岡崎にはこういうプレーが見られるから、今の日本には必要な選手かも。
香川、本田、森本をそれなりのプレーを見せはしたが、やっぱりコンデジションは万全ではなかったはず。
それを国内でやってる選手がカバーしてるし、日本の力が底上げされた証拠。
カウンターからの速攻もやれるようになったてたし、細かいパス回しもうまくなってる。
ボールを回すスピードもあの頃よりも速くなってたし、今の日本は試合を重ねるたびに成長してる感じ。
W杯前にはこのまま日本代表は衰退してしまうのではと心配になったが、ちゃんと選手を選考すれば、これぐらいのサッカーはできることを証明してっみせた。
今のサッカーにはスピードが重要。
この試合の日本はアルゼンチンよりもスピードが感じられた。
ひとりのボールを持つ時間を短縮し、共通理解の下サッカーがやれれば、アルゼンチンとも勝負になる。
テクニックを持った選手もいるし、スーパーなプレーヤーがいなくても、チームとしてやれれば、世界に出ても恥ずかしくない試合ができる。
これからザッケローニが日本というチームを理解していけば、更に強さを増してくるはず。
アルゼンチンは明らかにコンディション不良だった。
それに、日本を舐めてた部分もあったのだろう。
個人でプレーするシーンが多かった。
これまでの日本が相手だったら、簡単にやれてたのかもしれんが、今はあのW杯で自信をつけてる。
それにイタリア人の監督なんだし、守備はこの短い時間で鍛えられてた。
メッシには切れが感じられたし、テベスの気迫もいつも通り。
ただ、トップに入ったD・ミリート、それに代わったイグアインがクラブでのパフォーマンスになかった。
トップがもっとDFを引き付けることができれば、テベス、メッシがもっと危険なプレーができたはず。
それと中盤でゴールに直結する仕事をする選手がまだはっきりしない。
この試合はダレッサンドロが先発し、後半途中にパストーレが入ったが、メッシが下がってプレーすることが多かったのも見ると、どうもここに問題が。
チャビみたいな選手がいてくれれば、メッシは絶えず危険な位置でプレーできるはず。
今のアルゼンチンでそれができそうなのはリケルメなんだが・・・。
ダレッサンドロはトップ下で自由を与えた方が生きるだろうし、パストーレはまだアルゼンチンでこのポジションを任せられるほどの力がない。
メッシを活かすならリケルメが必要かも。
真剣勝負だったら、日本に負けたかどうかわからないが、それでも、この敗戦はアルゼンチンにとっていただけない。
この敗戦で、バティスタは窮地に追い込まれたかも。
 

スコア
1-0

<得点者> 
日本   岡崎   

~愛丸's MVP~
今野(本職ではないCBとしてのプレーだったが、あのアルゼンチンの攻撃陣に対してしっかりプレーできてた。気持ちが入ってたし、このままこのポジションにコンバートしてもいいぐらい)