愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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ローマ-ウディネーゼ

2007-03-13 22:28:47 | セリエA
観戦日 3/13(火)       
 
愛丸’s チェック        
ローマ、CLでの勝利に溺れることなくいつものローマサッカーを披露。
気の緩みがでそうだが。
相手が難敵ウディネーゼだけあって、高い集中力だった。
CLも重要だが、セリエで2位をキープすることも重要。
スパレッティはこの気の緩みを心配してたみたいだが、そこは選手ひとりひとりがしっかりわかってた。
開始早々にトッティが決定機を外したときは嫌なムードになったが、それでもだれることなく攻守に渡ってハイパフォーマンス。
いつものエクイリブリオを発揮した。
インテルは個人に頼る部分が多いが、ローマはチームとしてしっかりやれてる。
トッティの個人技もさることながら、これは周りがしっかり連動してやれてるおかげ。
特にペロッタ。
あの豊富な運動量とタイミングのいい追越し。
これが今のローマを支えてる。
この試合では両サイドのマンシーニ、タッデイがいつもの動きではなく、どちらかというと不調気味だっただけに、この男の動きが重要だった。
このペロッタとデ・ロッシの効果的な攻め上がりがこの日のローマを救った。
このふたりのスタミナには恐れ入る。
早くCLでのセンターハーフ対決が見たい。
今シーズン、トッティがリゴーレを外すシーンを多く目撃したが、最近はきっちり。
いつか、あのクッキアイオを披露してくれるだろうと期待してるが、確実なキックでしか勝負しない。
あの大胆なリゴーレはいつ解禁してくれるのか。
ウディはやられっぱなしだったが、後半CKからの一発で形勢逆転。
流れが一気にウディに。
ローマはこのあたり運動量が落ちていた。
ここでウディはもうひとつほしかった。
頑張ってたアサモアが足をつるをアクシデントでディ・ナターレひとりに頼ることに。
そうなるといくら疲れたローマDF陣でもなんとかなった。
オリンピコでCLのベスト8進出を記念するゲームができ、ロマニスタも満足だったろうが、ひとり不満を表にだした人間が。
最近、問題になってるマンシーニ。
途中で交代させられかなりご不満のご様子。
これが内部崩壊をもたらさなければいいが。
トッティのゴール時に笑顔で抱き合ってたシーンはうそだったの?
スパレッティがうまくコントロールせんと。
ローマの敵は中にいる。

スコア 3-1
<得点者> 
ローマ    トッティ×2、ペロッタ
ウディネーゼ アサモア
~愛丸's MVP~
ペロッタ(疲れを見せない豊富な運動量。トッティを追い越してフィニッシュに絡むタイミングが絶妙)

チェルシー-スパーズ(FA杯QF)

2007-03-13 17:42:17 | プレミアリーグ
観戦日 3/13(火)       
 
愛丸’s チェック        
チェルシーの底力を見た。
クアドルプルへ向けて負けなかった。
このカップ戦を捨てることなく、最後まで必死で戦った。
前半を1-3で折り返した時はもうだめかと思ったが。
1冠は手にしており、CLもベスト8進出を決め、リーグもまだユナイテッドが射程圏内。
トレブルでいいかと諦めたくなるなる展開だった。
後半のはじめにスパーズが取ってれば諦めたかもしれんが・・・。
スパーズが悔やむのはここか。
あとはいいサッカーができてた。
それにしても取りに行って取ってしまうとこがすごい。
これがチェルシーか。
なかなかこううまくはいかない。
確かに、負けてるチームは最後は追いつこうと必死で取りに行くが、相手も守ってるわけでそう簡単に追いつけることはない。
この試合はそれが2点差だった。
それをパワープレーで、追いついてみせた。
ほんと、お見事。
どっかの監督みたいに闇雲に攻撃の選手を投入することはしないで、理にかなったしっかりした選手交代をモウリーニョはやる。
それに応える選手もすごいが、やっぱり監督の手腕もすごい。
こんな中でもシェバ、バラックは試合に入り込めてなかった。
このふたりが実力通りに働いてくれれば楽なのに。
これで負けなかったわけだが、ドローってことはリプレイがある。
また過密日程に。
19日にやるみたいだが、リーグ戦の2日後。
CLは4月になってからだが、代表戦が月末にはある。
ヨーロッパの選手はEURO予選のため辞退ってわけにはいかないだろう。
こうなると代表選手を多く抱えるチェルシーはつらくなる。
ここをどう乗り切るか楽しみ。
過密日程といえば、スパーズ。
2日前にUEFA杯を戦っており、この試合ではチェルシーよりきつかったはず。
ホームだったらまだしも、アウエーだし。
救いはロンドンだったことぐらいか。
いい流れで点が取れ、このままムードだったが、惜しかった。
エッシェンがくれた点もあり、運も味方に付けてたが。
それを力でチェルシーは追いついた。
リプレイはホワイトハートレーンでやれるし、このままのサッカーができればチェルシーの夢を打ち砕けるか。
ここはスパーズに期待したいとこだが、今週のミッドウイークにもUEFA杯がある。
カップダブルを狙ってがんばってほしい。
終了のホイッスルがなってからのスタンディングオベーションが全てを物語る試合だった。

スコア 3-3
<得点者> 
チェルシー   ランパード×2、カルー
スパーズ    ベルバトフ、OG、ガリ
~愛丸's MVP~
ドログバ(あの身体能力が落ちることがない。いつまでこの絶好調が続くのか。得点こそないが、見事な活躍っぷり)

ヒムナスティック-セビージャ

2007-03-13 15:02:23 | リーガエスパニョーラ
観戦日 3/13(火)       
 
愛丸’s チェック        
ブービーのナスティックがやってくれた。
セビージャを上回るサイド攻撃で首位のチームを粉砕。
ほんと、ナスティックの右サイドの攻撃は圧巻だった。
前のクエージャルと後ろのカルボ。
抜群のコンビネーション。
セビージャの左サイドは全く押さえ込めなかった。
プエルタもここの守備に追われ、全くいい攻撃ができず。
アドリアーノが軽いけがで出場できなかったのが響いた。
本来ならこのブラジル人が果敢に突破を図って攻撃の起点になるため相手の右サイドは守備にまわることが多い。
それができなかった。
プエルタも悪い選手ではないが、この試合では効果的なサイドアタックは見られなかった。
ここをしっかりついたナスティックの右サイドを誉めるべき。
何度となく仕掛け、唯一の得点もここから。
カルボのアーリー気味のピンポイントクロスを大器ポルティージョがカベッサ。
DFがふたりついていたが、お構いなしに決めてみせた。
ポルティージョはトップに張るのではなく、主に左サイドでプレー。
この時だけはしっかり感じて中にポジショニングするあたりたいしたもん。
これでナスティックは3試合負けなし。
こえはプリメーラに上がって初らしい。
この攻撃ができていれば降格圏の脱出も夢ではない。
まずは1つ上のビルバオに追いつくこと。
で、お互いで上を狙ってほしい。
セビージャはほんとに痛い黒星。
UEFA杯でもカーサで2失点してのエンパテだったみたいで、前節のバルサ戦での快勝が嘘のようなパフォーマンス。
どうしたセビージャ。
前の日にクラシコが行われ、結果がわかっての試合だったから余計に勝ちたかったはず。
それなのに、気持ちがなかなか伝わってこなかった。
カヌーテは打てる場面で勝負しないし、D・アウベスもいつもほどのオーバーラップはなし。
左は前に述べた通りで、これだと今シーズン好調のセビージャではない。
やるべき人間がやってくれんと。
この敗戦でセビージャとバルサは勝ち点で並んだ。
3位のバレンシアとは3差。
4位のマドリーも5差だから、今後かなりおもしろくなる。
バルサは上位チームとの直対は終わっており、その他でのつぶし合いに。
いかに下位チームから取りこぼさないかがポイント。
今節はかなり重要な一節になった。

スコア 1-0
<得点者> 
ヒムナスティック   ポルティージョ
~愛丸's MVP~
カルボ(ボカでの活躍そのままのプレー。プレーオフショックはなさそう。リーガでもこれだけやれれば十分)

オサスナ-バレンシア

2007-03-13 11:39:52 | リーガエスパニョーラ
観戦日 3/13(火)       
 
愛丸’s チェック        
レイノデ・ナバーラでバレンシアが痛い黒星を喫するとこだった。
セビージャの結果はまだわからないが、バルサがエンパテだっただけに、どうしても勝ちたかったが・・・。
相手はリーガ3連敗中のオサスナ。
リーガでは不調だが、ミッドウイークのUEFA杯ではフエラでレンジャースとエンパテ。
これがオサスナを変えた。
前節までの消極的なオサスナではなかった。
バレンシアがCLでの疲れが見え、D・シルバをサスペンシオンで欠く厳しい展開も助けてたが。
それでも中盤からのチェックに、しっかりした守備。
攻撃ではソルダードとR・ガルシアが縦の関係でうまく機能してた。
特にR・ガルシア。
伸び悩み中かと思ってたが、なんのなんの。
枠に飛ぶしっかりしたミドルに、気の利いたパス。
それに高さもあり、強さも増した感が。
そろそろオサスナを飛び出していい頃。
メディアプンタとしてそれなりのクラブでもやっていけそう。
来シーズン、バレンシアに来てくんないかな~。
ビジャとのコンビなんかすごく合うと思うが・・・。
オサスナの先制点はそのR・ガルシアがエリア内で倒されてのPK。
これをオサスナのPK職人プニャルがきっちり。
ここからこの1点が重く圧し掛かった。
バレンシアはビジャがひとりでどうにかしようと必死。
この姿勢も買えるんだが、周りにフリーな選手がいる時はもっとそこを使ってもらいたい。
そうするとチャンスはもっと増えた。
問題はH・ヴィアーナ。
左サイドでの先発だったが、何にもできず。
ピボーテが本職だからこのできも仕方ないが、ピボーテに入っても何もしない。
マルチェナの方がいい展開ができてた。
ルイ・コスタの後継者が聞いてあきれる。
終了間際のFKはとんでもないぐらい吹かすし、このまま敗戦だったら間違いなく戦犯はこの男だったのに。
それを途中出場のふたりが救った。
後半ロスタイムに奇跡の同点ゴール。
右SBに入ったミゲウが頑張ってクロス、それを中でモリエンテスが執念のカベッサ。
貴重な貴重な勝ち点1をゲット。
3を狙った試合だったが、それが0だと思ってたとこの1だから価値あるエンパテ。
まだつきはある。
CLもそうだが、リーガも優勝を狙って突き進んでもらいたい。
この試合、モウリーニョがスタンド観戦。
チェルシー様にお見せするほどのサッカーはできてないですよ。
こっちは普通にやるだけ。
バルサほどの攻撃があるわけではないし、とにかくカウンター狙い。
その1点のみ!

スコア 1-1
<得点者> 
オサスナ   プニャル
バレンシア  モリエンテス
~愛丸's MVP~
リカルド(ビジャの厳しいシュートを何度も好セーブ。ポジショニングがいいからそこまで派手には見せなかった)

ブラックバーン-マンチェスターC(FA杯QF)

2007-03-13 00:17:00 | プレミアリーグ
観戦日 3/12(月)       
 
愛丸’s チェック        
とてもベスト8に残ったチーム同士の戦いには思えず。
かなり低調な試合。
ローバーズもシティもそれなりの選手がそろってるのに。
この権威のあるカップ戦はこのぐらいのチームにとってはリーグ戦よりも重きを置いて戦いそうなのに。
まだホームのローバーズにはそれなりの気迫は感じられたが。
それでもチーム全体がってことはなかった。
ベントリー、ペデルセンなんかはもっとやれておかしくない。
気合が空回りってこともなさそうだったし。
プレミアでのローバーズの方がいいサッカーしてた。
そんな中、ダービシャーにはなにかを感じた。
やろうって気持ちは一番あった。
それがなかなか結果には繋がってなかったが、魂はあった。
それをしっかり90分続けてやれた成果がダメ押し点につながった。
いい走り込みで右からのクロスを叩き込んだ。
最後にはこういう魂がものをいう。
いつものローバーズらしさを感じなかったのは、激しいプレーが少なかったからか。
あの悪いサッカーが魅力なのに。
それはサベージがいなかったから。
リプレイに持ち込むことなく、しっかり勝てたわけだから、セミファイナルはもっと激しいプレーで立ち向かってほしい。
あのサッカーが出来たら、どのチームも嫌なはず。
トレブルだのクアドルプルだの狙ってるチームに一泡吹かせてやれ!
シティはあのメンバーが噛み合ってない。
コラッディーはさっぱりだし、バッセルとのコンビプレーも皆無。
期待のアイルランドはそれなりのプレーは見せてくれたが、まだまだ。
ハマンもリバプール時代の出来にはほど遠いし、リチャーズはいたの?って感じ。
今年に入って、プレミアのチームには勝ってないのがわかる。
くじ運を味方につけてここまで来たようなもん。
ベスト8の実力は微塵もなかった。
プレミアでも降格圏ギリギリでちょっと危ないかも。
ディコフのけがが治って、この男に魂を注入してもらわんと。
この試合にディコフがいてくれたらおもしろかったのに。
古巣相手にあの熱い魂をぶつけてたら・・・。
激しい試合になったろうに。
バートンもいつもの荒々しさはなかった。
ほんとこの両チームのセールスポイントである熱い魂がなく、がっかりだった。
ガツガツした試合を期待してただけに残念。

スコア 2-0
<得点者> 
ブラックバーン   モコエナ、ダービシャー
~愛丸's MVP~
ダービシャー(空回ってた部分はあったが、一番熱いものを感じられた。早くレギュラーの座を勝ち取ってもらいたい)