「ビジネスマンの国語力」が身につく本 | |
福嶋隆史 | |
大和出版 |
国語力を鍛えるポイントは3つ。
①言いかえる力、②くらべる力 ③たどる力
この3つの力を意識的に鍛えることで
国語力すなわち論理的思考力を養うことができ、
ビジネスマンに必要な説得力や理解力を身につけることができる
というのが本書の内容です。
それぞれの力はどういう内容か、
鍛えるにはどういう点に注意を払えばよいのかを
懇切丁寧に解説しています。
「論理的思考力」すなわちロジカルシンキングと言われて、
すぐに思い浮かべる本といえば、
こんな本とか
ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution) | |
照屋 華子,岡田 恵子 | |
東洋経済新報社 |
こんな本とか
ロジカルシンキングのノウハウ・ドゥハウ (PHP文庫) | |
HRインスティテュート | |
PHP研究所 |
こんな本が有名です。
考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則 | |
バーバラ ミント,グロービスマネジメントインスティテュート | |
ダイヤモンド社 |
ビジネスマンで論理的思考力を鍛えたいというのであれば
これらの本を参照するのが一般的だと思います。
本書の特徴は、国語という学校の教科から派生しているところ。
国語を捉えどころのない教科と考えている人は意外と多いですが、
つまるところ論理をきたえる科目と考えた方が
国語の教科は理解しやすいです。
論説文はもとより、随筆文や物語文であっても
論理の積み重ねで文章は成り立っています。
そこを理解できると文章の読み取りは
格段に早くなってくるでしょう。
もちろん感性の部分があることを否定はしませんが、
感性だけで成り立っているわけではありません。
感性と論理で成り立っているように思います。
本書の著者は、国語塾を主宰していて
小学生向けの国語で人気のある本を書いています。
「本当の国語力」が驚くほど伸びる本―偏差値20アップは当たり前! | |
福嶋 隆史 | |
大和出版 |
そういえば、僕のブログでも紹介していました。
国語が苦手で、
国語は情緒的だ、感性だと考えている人や、
学校の授業の延長線上で、
国語力に磨きをかけたいという人に
お薦めの一冊です。
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