GWはまとまった時間がとれ、
以前から読みたかった本を
片っぱしから読んでいます。
夢中で読んだのが、これ。
「市場検察」 村山治著 文芸春秋社です。
本書は、朝日新聞記者による、
バブル崩壊以降の特捜検察の変遷を
描いた力作です。
「市場検察」という言葉は、
市場経済に対応した検察運営の変化を指して作者が作った造語です。
90年代から起きた様々な経済事件を横軸に、
3人の中心となる検察・法務官僚とそれを取り巻く検事を縦軸にして、
新聞記者らしく詳細に事実を積み重ねていきます。
取り上げられている事件を列挙してみると、
埼玉土曜会事件
ゼネコン汚職事件
東京佐川急便事件
2信組事件
大蔵接待汚職事件
泉井石油商事件
総会屋利益供与事件
金融検査官汚職事件
新井将敬証券取引法違反事件
防衛庁背任事件
KSD事件
日本歯科医師連盟事件
UFJ銀行検査妨害事件
橋梁談合事件
ライブドア事件
村上ファンド事件 などなど
きりがありません。
90年代以降、ほんとに経済事犯が多かったように思います。
これらの事件が起きている時期が、ちょうど僕の20代に重なっており、
社会の動きに強い関心を向け始めていた年頃だったので、
これらの事件が報道されていた社会状況をよく覚えています。
一方、
ストーリーの縦軸になっている検察・法務官僚とは、
第23代検事総長原田明夫、第24代松尾邦弘、第25代但木敬一
の3人です。
彼らを取り巻く多くの検察官を
プロフィールも含めて実名で詳細に描いており、
大変生々しく好奇心をかきたてられました。
惜しむらくは、
これだけ、事件と人名が出てくるのであれば、
巻末に索引を付けて整理してもらえたら、
もっと違った読み方もできたのにと思える点です。
目次も
テーマごとに4部に分けられ、
テーマに沿った内容が描かれていますが、
若干時間が前後するため、
少し読みずらい印象を受けました。
以前から読みたかった本を
片っぱしから読んでいます。
夢中で読んだのが、これ。
「市場検察」 村山治著 文芸春秋社です。
本書は、朝日新聞記者による、
バブル崩壊以降の特捜検察の変遷を
描いた力作です。
「市場検察」という言葉は、
市場経済に対応した検察運営の変化を指して作者が作った造語です。
90年代から起きた様々な経済事件を横軸に、
3人の中心となる検察・法務官僚とそれを取り巻く検事を縦軸にして、
新聞記者らしく詳細に事実を積み重ねていきます。
取り上げられている事件を列挙してみると、
埼玉土曜会事件
ゼネコン汚職事件
東京佐川急便事件
2信組事件
大蔵接待汚職事件
泉井石油商事件
総会屋利益供与事件
金融検査官汚職事件
新井将敬証券取引法違反事件
防衛庁背任事件
KSD事件
日本歯科医師連盟事件
UFJ銀行検査妨害事件
橋梁談合事件
ライブドア事件
村上ファンド事件 などなど
きりがありません。
90年代以降、ほんとに経済事犯が多かったように思います。
これらの事件が起きている時期が、ちょうど僕の20代に重なっており、
社会の動きに強い関心を向け始めていた年頃だったので、
これらの事件が報道されていた社会状況をよく覚えています。
一方、
ストーリーの縦軸になっている検察・法務官僚とは、
第23代検事総長原田明夫、第24代松尾邦弘、第25代但木敬一
の3人です。
彼らを取り巻く多くの検察官を
プロフィールも含めて実名で詳細に描いており、
大変生々しく好奇心をかきたてられました。
惜しむらくは、
これだけ、事件と人名が出てくるのであれば、
巻末に索引を付けて整理してもらえたら、
もっと違った読み方もできたのにと思える点です。
目次も
テーマごとに4部に分けられ、
テーマに沿った内容が描かれていますが、
若干時間が前後するため、
少し読みずらい印象を受けました。