フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?

2010年7月からフランチャイズ店の営業開始。サラリーマンを辞めての再スタートになります。

富士通、前社長辞任理由を訂正

2010年03月07日 06時00分36秒 | 経済ニュース
富士通、前社長辞任理由を訂正 「不適切企業と関係」(朝日新聞) - goo ニュース

富士通前社長の野副州旦(のぞえ・くにあき)氏(62)が、社長辞任の取り消しを求めている問題で、
富士通は6日、臨時取締役会を開き、要求を拒否する方針を決めた。
同日付で野副氏の相談役職も解任した。
一方、昨年9月に野副氏が辞任した理由を訂正。
「病気療養のため」との説明を
「取引関係を持つことがふさわしくない企業との関係を継続したため」
と変えた。  
富士通は、社長辞任の際、本当の事情を説明しなかったことについて、
「関係者に迷惑がかかることや野副氏本人の名誉も考慮した。
正しい理由を開示できなかったことについては遺憾だ」(広報IR室)
と釈明した。ただ、誤った情報を公開した責任が問われることになる。


企業の不祥事が続いていますね。
富士通は、この件についてかなり詳細なコメントを発表しています。
富士通のコメント

なぜ事実上の解任に至ったのか、
それがなぜ公表できなかったのか
については、かなり詳細に述べています。
しかも、かなり練られた文章で、
あくまで社長解任は経営上の判断としたうえで、
事業に関与させてはならないとする当該企業の評価を
公表をする立場にないという論理を展開しています。

苦しいながらも公表しなかった理由の正当性を
訴えたいとの思惑が見え隠れする文章となっています。

しかし、一部上場の公開企業で、
経営トップの辞任理由を偽ったという事実は
重いのではないかと思います。

「当該企業の親会社自体は
絶対当該事業に関与させてはならないと認識」
という文言を使った以上、
当該企業の評価については
公表せざるを得ないのではないかと思います。

おそらく「反社会的勢力」なのではないかと思われますが、
苦し紛れに曖昧な表現を使ったので、
かえって注目を浴びてしまいこの件は尾を引くと思います。

取引関係は「企業秘密」に該当する可能性もありますが、
「反社会的勢力」の可能性があると判断した場合には、
正確に説明する必要が企業の社会的責任として
あるのではないでしょうか。

コメントを読む限りでは
そんなことはないとは思いますが、
かりに、「反社会的勢力」の存在に怯えて
公表を避けた事実が発覚した場合には
「富士通」の信頼は失墜し、
「FUJITSU WAY」を高らかに宣言する
このコメントも逆効果となるでしょう。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。