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cuminseed

ちょっとだけスパイシー

桜エビの刺身

2008-12-12 | 障害者
横浜の居酒屋でお刺身盛合せを注文したら、
その中の一品に、
小さく半分透きとおったピンク色したエビが入っていた。
新鮮で甘くとろりとし、
それでいて尾ひれの食感が気持ちよい。

店員に
「これは何と言うエビですか?」

と尋ねたら桜エビだと教えてくれた。

「大阪で、桜エビの刺身は食べた事がありません。
 乾燥したお好み焼きに入っているものだけ。
 凄く美味しいです。」

と言うと、店員は喜び自慢げに

「これは駿河湾近郊でしか獲れなく、
 湘南の漁港で水揚げされたものを出してます。
 春と秋の短い期間しか取れなく、
 水揚げ量も制限されていて、
 お刺身で食べれるのは少ないんですよ」


昨日、母と二人で横浜まで来た。
母と二人っきりの旅行は私が脳出血を発病して初めてである。
旅行といっても、川崎の病院に入院する叔父のお見舞いだ。

先月、急の知らせで川崎に独り住む叔父が入院したのを知った。
脳梗塞で部屋に倒れていたらしい。
アパートの管理人が様子がおかしいので、
不審に思い、部屋に入って分かったそうだ。
3日ほど、部屋で倒れたままの状態だったらしく、
すぐに救急車で運ばれ入院した。

食事も出来ず言葉もでない。
右半身は完全な麻痺。
左半身も少し動くだけ。
人の識別も出来ているかどうかも分からないと言う。

母もすでに後期高齢者。
弟の状態が気になるものの、
独りでお見舞いに行ける状態でもないし、
決心もつかない。

年末で多忙なのだが、妻と相談し
母を連れて来ることにした。

ベットに寝かされた叔父は眼だけが私たちを追っているようだった。
声をかけ、手足をさすり、母の名前を書いた紙を目に持っていく・・・

少し、眼に涙がにじみ出た。

母が会いに来たのが解ったようだ。

でも長くは続かなかった。
疲れたのだろう。すぐに眠ってしまった。

看護師さんから、紙オムツやシャンプー、タオルなど
必要なものを用意して下さいと頼まれ、
母が1階にある売店に買いに行った。

30分ほどだろうか、
母が帰ると薄っすらと眼を開けた。
医療器具を付けられ手袋をはめた左手を、
動かそうとしている。

10センチほど手が上がった。

顔が笑った!

「オレは生きているぞ!
 お姉さんも元気か?」

そう言っているように聞こえた。

それも長く続かなかったかも知れない。

10分ほどの間は、
私たちの問いかけに、
手を動かすことで返事をしていた。

そのうち、考える事に疲れたのだろうか?
手を動かし、足を動かそうとするし、
眼も私たちを追いかけるのだが、
顔の表情は消え、
無意識に身体を動かしているだけのように思えて来た。
ただ、自分の存在を誰かに伝えたい。
それだけのように思えて来た。





母は辛いだろう。
でも確かに笑い、涙を流した。
母が会いに来てくれたことを喜んでくれた。

今日もお見舞いに行きます。

次に来る時は・・・
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四川大地震障害者被災写真展inあかし

2008-10-16 | 障害者
10月25日
明石市立産業交流センターで

「四川大地震障害者被災写真展 in あかし」

が開催されます。

あかし☆ふれあいフェスティバル2008
笑顔で・で愛・ふれ愛・たすけ愛

の2階ふれあいステージ会場で

NPO 明石障がい者者地域生活ケアネットワーク
NPO 関西障害者国際交流協会

が写真パネル展示と
四川省被災障害者の支援活動を行います。

7月に四川省成都市障害者連合会に義援金をお渡し、
被災障害者にお見舞いに行きました。
その時に撮った写真と障害者連合会の写真を展示致します。
特に農村部の被災障害者の生活は苦しいのが現状です。

是非
あかし☆ふれあいフェスティバル2008
四川大地震障害者被災写真展inあかし
にお越し下さい
お待ちしております。





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障害者東京へ

2008-06-22 | 障害者
先週の土曜・日曜と東京に行ってきた。
同じ脳血管障害(脳梗塞・脳出血・脳動静脈奇形)
で後遺症を持つ人達のオフ会に参加する為である。

京都駅で、京都や奈良からの参加者と合流し、
私を含む障害者3人と介護1名が新幹線に乗り込んだ。
名古屋駅で車椅子の方も合流。
JRは、外来線から乗換でも駅員に連絡しておけば、
車椅子の方でも介助してくれるので安心だ。
東京駅でも、駅構内なら駅員さんが目的地まで連れて行ってくれる。

東京駅近くで他のメンバーと合流。
東京を始め、北は北海道網走から南は九州福岡まで、
11名の障害者と3人の介護者(旦那様)がそろった。

車椅子が2人。他は杖に装具など・・・
私が一番歩くのに不便はないだろう。
東京駅から山手線で池袋へ行った。

山手線は、大阪環状線より
ホームと乗降口の段差が高いような気がした。
各都市の市営地下鉄など、
乗降口とホームの高さが同じに作られだしている。
なんとかしてもらいたいものだ。

大きな駅で障害者(特に片麻痺)が乗り降りするとき、
段差と、ホームから電車のとの隙間が重要になってくる。
ホームとの隙間が15センチもあれば介助が必要な人はたくさんいるだろう。
健常者なら大した事がない幅でも、
運動機能の低下に加え、幅があるというだけで
筋肉に緊張がおこり身体が固まってしまう方もおられる。

怖いのは下車のときである。
段差を下る方が不便なのだ。

池袋駅では、学生がたくさん乗ってきた。
杖を突いた障害者が降りようとしているのに、
おかまいなしに、空いている座席に直行する。

「障害者がいるので、前をあけてください」

と言うと、素直に通してくれたのだが、
一人だったり、慣れていなかったりすると、
不安から身体に緊張が走り、
どうして良いか分からなくなるだろう。

今回の東京行きでは、
たくさんの勉強になった。
歩いている途中で疲れたり足が痛くなったときにどうするか、
最近は車椅子を設置している駅や施設が増えてきた。

今回は池袋駅とサンシャインビルで車椅子を借りた。

池袋駅は緊急用で駅構内だけの利用。
原則として、駅員の介助によるもので、
駅の出口まで押していってもらえた。

サンシャインビルでは名前住所電話番号と返却時間を用紙に記入し、
あとは自由に使って、受付に返せば良いというものだった。

大阪では気付かなかったのだが、
東京人って、
なんで駅を歩きながら携帯メールをするの?
杖を突いた障害者に平気でぶつかってくる。
まったく前を見ずに歩いている。
大阪の方が、歩くスピードは早いが、
人にぶつかるのは少ないぞ!

もっとも

大阪で人にぶつかる=ケンカになる

と言うこともあるのだが、


翌日、少し焦ったのは、
池袋駅には、
地上から地下の電車乗り場まで行く
エレベータが少ないのと、
各出入り口に、
その事を書いた標識が無い事だ。

6月15日池袋西口で、
車椅子を担いで降ろしてくれた方。
ありがとうございました!
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四川省大震災障害者の被災情報(1)

2008-06-17 | 障害者
6月15日12時現在、四川汶川地震で死者は69,170人、
負傷者は374,159人、
80%の負傷者は障害を負ったといわれます。
その他、失踪者は17,427人にも及びます。

四川省の障害者人数は622.3万人、全省総人口の7.57%。
1年毎におよそ8万人の障害者が増えています。
その中で70%以上の障害者がリハビリを期待しています。
今回の大震災で大勢の障害者が増えてしまいましたが、
障害者を向かえるリハビリ施設(障害者総合サービスセンター)の
被害が大きく、大変深刻な状態になりました。

概算すると、5月29日17時までの四川汶川地震、
障害者傷亡人数は約13,461人。
76,668軒の障害者自宅は倒壊、または危険な状態です。
330,000軒の障害者住宅は半壊または一部損害。
障害者連合会のスタッフが27人死亡、
61軒の障害者施設や障害者総合サービスセンターが全半壊になりました。
都江堰特殊教育学校の校舎は倒壊。
40名の障害者生徒は一部の室外で活動していた生徒以外は、
全員が行方不明になりました。
都江堰市障害者連合会の建物が倒壊、
最近リフォームしたばかりの障害者総合サービスセンターの建物も危険です。

聚源中学の校舎が倒壊、特殊教育学級の20名の障害者生徒が行方不明になっています。
崇州市障害者連合会の建物も全壊してしまいました。

青羊区、都江堰市、彭州市、崇州市、大邑县、蒲江县など地域の障害者総合サービスセンターも
いつ倒壊するかも知れない危険状態です。
青白江区、金堂县、双流县、郫县、新津县の障害者総合サービスセンターも半壊になってしまいました。

汶水県は未だ立ち入り出来ないので、
障害者および障害者施設の被災写真や情報が入手出来ませんでした。

地震が発生してから、中国障害者連合会の国家リハビリ医療団を始め、
各省や市もリハビリ医療団を派遣し、被災地で活躍しています。
成都市障害者連合会も救援計画を立てて、
重災区の障害者へ支援活動を行います。

23個市県の障害者連合会は、
それぞれにリハビリセンターを作りたいのですが、
経済的に大変厳しい状態です。
皆様のご支援をお願い致します。
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青い鳥郵便葉書

2008-04-05 | 障害者
今年も日本郵便では、
4月1日から6月2日まで重度の身体及び知的障害者へ一人につき
20枚の通常郵便葉書(青い鳥郵便はがき)を配布します。
手帳を持って郵便局で申し出るか、
郵送での申込みもできます。

初めての方も、
一度申請してください。

青い鳥郵便葉書の無償配布


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