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ちょっとだけスパイシー

障害者雇用促進セミナー ~雇用機会の拡大をめざして~

2009-03-15 | 障害者
3月10日
ニューオオタニ神戸ハーバーランドで行われた

障害者雇用促進セミナー 
  ~雇用機会の拡大をめざして~

に行ってきた。



ほぼ会場が満席状態でセミナーが開催された。



不景気で失業者が急増しているなか、
障害者も雇用率が悪化している。

大企業の障害者法定雇用率(1.8%)は伸びているものの、
中小企業では低水準で停まっている。

これを改善する為に現在の障害者雇用納付金制度の対象事業主を拡大する
事が決まった。
*****************************************************
  常用雇用労働者数301人以上の事業主は
  法定雇用率(1.8%)が未達成の事業主は、
  法定雇用障害者数に不足する障害者数に応じて、
  障害者雇用納付金の納付が必要(一人当たり月5万円)
*****************************************************

内容は
平成22年7月から、常用雇用労働者が201人以上300人以下の事業主。
平成27年4月から、常用雇用労働者が101人以上200人以下の事業主。
というものである。

減額特例や各種助成金の拡充もあるが、
不景気で業績悪化している事業主は辛いだろう。

法律改正や、某企業の障害者雇用の取り組み
各種助成金の拡充が説明された。

私自身、障害者として喜ばしい事なのだが、
主催者が、
あまりにも障害者が人間ではなく、
別個のような意識を持っているような気がした。
最初から、
障害者は「お荷物である」
障害者は「税金のようなもの」
の話し方だった。

確かにそういった人もいるかもしれない。
某企業の方は、
「障害者といえば最初、車椅子しかイメージがなかった」
と話した。
たぶん、大部分がそうだろう。

障害でも身体・知的・精神・内部
様々な障害がある。そして程度もある。

健常者でも、仕事をサボる人。
責任感の無い人。企業に取って性格の合わない人。
苦労した事があると思う。

障害者でも会社に貢献した人はいくらでもいるのだ。

障害者だからお荷物なのではなく、
もっと、一人の人間として考えて頂きたいと思った。
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塀の内と外からの風景

2009-03-01 | 障害者
今日は兵庫県明石市へ、


兵庫社会福祉会 東播地区ブロック 

「塀の内と外からの風景」

―今日の刑務所の現状と触法障がい者への生活支援について―



の講演会に行って来た。

浜井 浩一
山本 譲司
原田 和明
3名の先生方の、熱く解かり易い講演だった。


私でも想像し、もしかしたら・・・
と思っていた事柄だったが、
実際には申告な社会問題になっていたようだ。

触法とは刑罰法令にふれる行為の事。

刑務所には、知的(発達)障害者の
生活するため(生きるため)の触法行為者が増加している。

働けない、住所不定なため生活保護が受けられない。
障害者手帳がなく障害福祉の手当が受けられない等の理由により、
万引きなどの窃盗行為や無銭飲食、器物損壊程度の放火など、
刑務所に入りたいがために犯罪を犯す為だ。

他にも、欲求を抑えられないとか、
善悪と理解できない行動など、
色んな事例を上げて説明して頂いた。

2007年に刑務所に入った3万450人のうち、
障害があるとされる知能指数70未満は22%の6720人。
2006年の調査では、
引き受け手のない満期釈放者約7200人のうち、
高齢・障害のため自立困難な人は約1000人に上ったという。

さらに、服役中の知的障害者410人を対象にした06年の調査でも、
約7割が再犯者で、動機は生活苦がほとんどだったらしい。

実際の内容はもっと深く、多方面に渡っての講演で、
すごく、為になった。


これからは、障害を抱えた出所者の、
社会復帰の為の支援・方法が重要な課題になるようだ。

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「尼崎障害者センター」NPO法人認証

2008-12-19 | 障害者
今日、兵庫県民会館で行われた

尼崎障害者センター

特定非営利活動法人(NPO)の認証式に行ってきました。



尼崎に住む障害者の為に、頑張ってもらいたいです。




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桜エビの刺身(3)

2008-12-16 | 障害者
今日は帰る日だ。

せっかく来たのだからもう少し、
母を観光に連れて行くことにした。

母と相談の上、鎌倉と江ノ島に行く事にした。

母は私が子供の頃、
父と江ノ島に連れて行ったと自慢に話すのだが
私にはまったく記憶に無い。

なんと、私が3つの時だそうだ。
もう45年以上も昔の事だし、
まだ3つの時の事など覚えて無くても不思議でない。

横浜からJRで鎌倉。
鎌倉で江ノ電に乗り換え、江ノ島に向かった。

江ノ島駅では観光客も数人下車した。
みんな海岸のほうに歩くのだが
足の悪い母には辛いだろうとタクシーに乗ることにした。

タクシーの運転手は、
「今はエスカーと言ってお年寄りでも楽に行けますよ」
と教えてくれた。

両側にお土産物屋の並ぶ坂道を歩き
エスカー乗り場まで行った。





乗車券を買おうとしたが往復券がない。

「帰りはどうなるんですか?」

「登るだけで、帰りは歩きになります」

「私は階段の、降りるほうが足が痛いから・・・
 ここから見るだけにしましょう」

無理して歩いて、怪我でもされては困るので、
お土産物屋を見ながら来た道を引き返した。

「何か欲しいものは?」

「別に無いけど、『釜揚げしらす』って看板が多いね」

お土産に並んでいたり、
食堂で『しらす丼』と書かれた看板を良く見るのだが、
まだ9時過ぎで昼食にしてはまだ早すぎる。

島の入り口でタクシーに乗り、
江ノ島駅にまで戻り、鎌倉の大仏を見に行く事にした。



バスで鎌倉駅まで行き、鶴岡八幡宮へ。

毎年、12月13日は屋根を掃除する日と決まっているそうで、
電力会社の人が掃除を行っていた。






鶴岡八幡宮からの帰りは「小町通り」と言う
土産物屋などの並んだ道を歩いた。
そろそろお昼だ。

「お昼ご飯は何を食べたい?」

「しらす丼」

先ほどの江ノ島で見た看板が忘れられないようだ。

「ちょうどここに『しらす丼専門店』と書いてある。
 この店に入ろう」

まだ新しい造りの店らしく、階段で2階に上がった。




「美味しいし、カルシウムたっぷりでヘルシーな丼だね」


「しらすも今が旬だと書いてあった。
 今回は、来た日も『桜エビの刺身』を食べたし、
 旬のものを2回も食べた。
 
 旬のものを食べたら長生きするというけど、
 長生きでなく、
 迷惑をかけない死に方をしたいなぁ~~~」
 
コメント (2)
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桜エビの刺身(2)

2008-12-14 | 障害者
翌12日は、病院の面会時間が午後3時からと言う事もあり、
午前中は横浜午前半日コースの観光バスに乗ることにした。

足の悪い後期高齢者とあちこち見て廻るのは、
この方が楽と考えたからだ。

電車での移動は、階段や電車内の席の確保など
老人にとって優しくない。

横浜駅すぐの場所でのホテルを取っていたので、
観光バスに乗車するのも楽だった。

横浜ベイブリッジ、大黒埠頭から三溪園へ。





実は「三溪園」って聞くのも初めてだった。
バスガイドは、
「テレビでも良く放映される・・・」
と話しているが、関東と関西では内容が少し違うのである。

ちょっと私にとっての、
「横浜のイメージ」
と違ったのだがそれなりに楽しめた。





お茶のサービス



紅葉もキレイで・・・



カメラを持った人がたくさん写真を撮っていた



お正月に向けてだろうか、
木々の手入れを行っていた。



次は中華街で食事。
でもバスコースのセットになっている料理は
ちょっと不満。
歩きながら肉まんでも・・・

ええ・・・!!!

高い!!!

大阪で有名な551の蓬莱でも、
1個160円だぞ!!!

神戸南京町でも高くて200円

何処を探しても310円より安いところが無かった。



それどころか、ほとんどが500円と書いてある。



少し外れたところで、
やたら世界一美味しいとか看板に書かれた店で、
90円と書いてあったのだが並んでいて、
バスの発車時刻に間に合いそうも無い。

「肉まんに500円は馬鹿らしい!」
母にそういってバスに乗り込んだ。

山手111番館(港の見える丘公園)を経て



赤レンガ倉庫



横浜三塔を見ながら横浜東口に戻った。



いったんホテルに戻り、
本来の目的である叔父のお見舞いに病院へ向かった。

横浜駅から東急電鉄に乗った。
後期高齢者と障害者の親子らしく優先座席に座った。
電車が発車してすぐ、
前に座る(前も優先座席)高島屋の買い物袋を持ったオバハンが、
携帯電話でメールを打ち出した。

横に座っている参考書か何かを読んで勉強していた、
20歳前ぐらいの白いダウンを着た可愛い女の子が、

「ここは優先座席です。
 ここでは携帯電話の電源を切ってくださいと書いてあります。
 人の迷惑になる事は止めてください」

「ほぉ~~~」
感心してしまった。
あんな若い女の子が、、、
顔つきも頭が良さそうだし美人だ。
親もしっかりした躾(しつけ)をしたのだろう。

次の駅でそのオバハンは降りてしまった。

「ざまぁ見ろ・・・!」
少し良い気分。

次の駅でその女の子は降りたのだが、
母が言うにその女の子は
何とか言う法律の本を持っていたらしい。

親子で
「なるほど・・・」

病院では、叔父は看護師に身体の向きを変えられていた。
ふと気になり

「床ずれは大丈夫ですか?」

「この病院では出てないのですが、
 病院に運ばれた時にもう床ずれが出来てました。
 今、その治療をしているところです」

やはり発見されるのが遅すぎたのだろう。
発見された時は、垂れ流しで酷い状態だったそうだ。

昨日、担当の先生に詳しく叔父の状態を説明して頂きたいとお願いしていた。
看護師が病室に居た私の所にやってきて、

「済みません。今、先生は急患の手術に入っています。
 何時までかかるか分からないのですが・・・」

「先生も忙しいでしょう。私はあと1時間ほどここにいます。
 それまでに終わったらお願いします。」

叔父も16日に手術の予定があるそうだ。
脳内に水が溜まるらしい。
その水を出す為の手術だそうで、
手術をしたから記憶や病状が良くなるものではないらしい。

心臓や他の臓器も弱っていて、
確実に手術が上手く行くとは限らないのだが、
このままでは死を待つだけだそうだ。

今日も母の問いかけに、
少し涙をにじませ、手を動かそうとする。

叔父のお見舞いも今日で終わりだ。
何となく、叔父は分かっているようだ。

少し不機嫌な表情をしている。

いよいよ私たちが病室を出ようとした時、
穏やかな表情に変わった。
じっと眼は母を見つめている。

手を動かし始めた。
10センチほど上げたり下げたりしている。

「バイバイ」
と手を振っているのだろう。


コメント (6)
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