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cuminseed

ちょっとだけスパイシー

大阪人権博物館(2)

2005-12-10 | 障害者
大阪人権博物館の展示の中で、
“私の価値観と差別”というコーナーがあり
中学2年生が
“誰の迷惑にもならないし、勉強とは関係ないので、
 もっと個性を尊重し、制服を着て学校には行く必要はない。
 だから私は私服で学校に行くのだ“
といった内容の作文が出ていました。

中学校って、勉強する為だけに行くのでは無いはず。
本人も、
“気が小さいしコミュニケーションが取るのが苦手で、友達も少ない”
という 意味も書いていました。

他にも不登校の人権とかもありました。
私には考えられないことですが、
時代と、価値観が変わってきたのでしょうか?

ホームレスの人権もそうですが、
義務を果たさず、権利だけを主張するのは
どうかな?
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大阪人権博物館

2005-12-09 | 障害者
8日は、社外人権研修で、
“大阪人権博物館リバティおおさか”
に行ってきました。

やはり“差別”中心の展示が多かったように思います。
私は数年前まで、実際の差別を見たこともなく、
“解放会館”を作ったり、差別反対運動を
しなければいけないのかと思った頃もありました。
障害者になってから少しずつ隣市の
“人権文化センター”に出入りするようになり、
『識字』のボランティアを少しの期間だけしたことがあります。

    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
『識字』とは、文字が読めること。文字の読み書きができるようになることです。
戦後の教育改革により義務教育として、
だれもが平等に文字の読み書きを身につけていますが、
それ以前の人たちは差別や家庭の事情、病気などで
読み書きを学ぶことができなかった人もいます。
最近では、外国から来て読み書きができない人もたくさんいます。
大阪府だけでも、読み書きができない人が5~6万人もいるらしいです。
    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

他にも
“差別を受けている人の主張と活動”
というコーナーがあり
在日コリアン   ウチナーンチュ(沖縄人/琉球人)
アイヌ民族    女性(性差別)
障害者      HIV感染者・AIDS患者
性的少数者    ハンセン病回復者
被差別    水俣病患者
公害被害者    ホームレス   
がありました。

“そうか! 公害も人権なのか!!!”
とか
“ホームレスも人権?”

などいろいろ有意義な研修でした。



          続く・・・

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別の意味での障害者自立支援法論

2005-12-07 | 障害者
私は日常の生活には介護を必要としない為か、
あまり“障害者自立支援法”には無関心な所がありました。

でも、私自身障害者となり、収入が激減してしまいました。
障害者はなかなか仕事にありつけず、
障害者雇用で採用されても、健常者に比べて
収入が少ないのが現状です。

これは、障害者当事者の話ですが、
障害児を持った親達は、
将来についてもっと厳しい状況が待っているかも知れません。

少し前のイギリスでのニュースですが、
日本でも同じことが言えると思います。

以下、DPI日本会議HPより

DNISニュースネットワーク=イギリスでの最近の研究から、障害児を養育する負担のために、両親が借金を負わされ、貧困に陥ることがあることが明らかになった。

 このマスコミの強い興味をそそった研究は、まさに、国や地域によるさらなる支援を求めてきた両親や関係者の声が実証的に正しいことを明らかにした。
この研究からは、「障害児は、障害を持たない子どもと比べて、育てるのに3倍の費用が必要となる」という結果が出されている。

 N.P.C.(ニュー・フィランソロピー・キャピタル)という団体によって作成されたこの報告書によれば、イギリスの子どもの5%(約700,000人)が一つまたは、複数の障害をもっていると推定されている。働く為に外出するのが不可能なことと、障害児を育てることに高額な費用が必要であることというこの2つが組み合わさった結果、障害児のいる家族は過度なレベルの貧困と負債を抱える状況に陥っていると報告書は警告している。

 この調査から、障害児のいる家族の55%が、貧困と隣り合わせで生活をしていることが分かった。これは、その他の世帯と比べて4倍以上の割合である。また、全世帯中、47%の世帯しか負債を抱えていないのに対して、障害児のいる家族の84%が負債を抱えていることもわかった。

 また、重度の障害児を育てるには、年平均8,300ポンド(訳注:2005年8月22日現在で約1,642,000円)かかることが、調査結果に示されている。この研究では、生まれてから17歳までにかかる必要最低限の生活費を、最も高い割合を占める移送費を含めて約143,000ポンド(訳注:約28,298,000円)としている。こうした調査結果から、障害を持たない子どもを育てるのに比べて、障害児を育てる場合、少なくとも3倍の費用が必要であることがわかったとN.P.C は述べている。

 「これは大きな社会問題であるので、政府は税に基づいた給付システムに比較的簡単な手を加えて、問題を緩和しようともしている。しかし、金銭的なことは問題の一部に過ぎないのである。これらの家族の多くは、ストレスや社会的孤独に悩みを抱えており、ここの部分は、民間団体が担える大切な役割である」とイギリスのメディアは、N.P.Cで調査チームの責任者を務めたマーティン・ブルックスの発言を紹介している。

 インドには、2800万人の障害児がいるという推計もある。政府が障害児を持つ両親を直接支援する役割をほとんど果たしていない中で、障害児を持つ家族の状況がイギリス以上に悪いことは、十分に予想されるところである。


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ある障害者雇用の苦悩(4)

2005-11-29 | 障害者
昨日から、私の職場で新体制が始まりました。
今までは、
“障害者雇用で給料がいっしょだから、
 作業を5等分し、各自が5分の1だけ仕事をすれば良い。
 その為には、各作業が均等に回るようにローテーションを決める”
といった考えでした。


しかし、同じ人が同じミスを繰り返し、
色々な対策や、改善策も出ましたが、
少しも効き目がない状態でした。
もともと、障害の場所や程度、
生まれ育った環境も違うのに、無理な注文です。
そして一番の問題は、作業当事者の意識の問題です。

今、会社自体が業績不振に陥り、
障害者雇用だからといって甘えることは出来ないはずなのですが、
それ自体が、理解出来ていない人もいます。

大企業であろうが、小企業であろうが、
会社と言うのは利益を追求するものであり、
慈善事業ではないのですね。

5人しかいない障害者の職場で、
仕事をサボる権利だけを主張し、
ミスを犯したときだけ、障害者だからと
責任を取ろうとしない人が混ざる職場で、
最良のリスク削減策。

“ミスの多発する作業はしなくて良い”

つまり
“障害の場所や程度、個人の作業能力を考慮して作業分担を決める”
出来ない人に、作業を要求してリスクを犯し、
会社に取ってマイナスや、その為に障害者雇用を廃止。
なんて事になると困りますからね。

これは、会社の上司とも話をしていた事でした。
私の、今の会社にとっての
“障害者雇用のあり方”を、
見直さなくてはいけない時期に来ていると、、、

良い結果になれば良いのですが?
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ある障害者雇用の苦悩(3)

2005-11-26 | 障害者
2日目のお昼になって、リーダーの態度に見かねたのか、
視覚障害者のAさんが
“た~や♪さんの新入社員教育は私がする”
と言い出したのです。
“私の持っている仕事の知識は、
 すべてた~や♪さんに教える“
嬉しいような、逆に何もそこまでしなくても良いのにと考えました。

その日の夜、障害者5名と上司4名で
会社近くの居酒屋で私の歓迎会が開かれました。

その時、Aさんが他の障害者雇用の人たちと
た~や♪さんはまったく違うと話しだしたのです。
昨日の朝礼で新入社員としてみんなの前で自己紹介したとき、
普通の障害者は、障害を隠そうとするのに
自分の障害を何ひとつ隠さずに話をした。
なかなか出来るものではないと。

上司の人たちも、今の状態は余りにも悪すぎる。
雰囲気を変えないといけないという話題がほとんどでした。

この歓迎会の途中で、あることに気が付きました。
いままでリハビリばかりして、
少しでも健常者に近づきたいことばかり考えてきのですが、
会社に就職して、この事は
あまり口に出してはいけないことに気が付きました。
脳梗塞や脳出血の人たちは、再発だけを気をつけ、
リハビリを続けていれば、歳による老齢化以外は、
今より悪くならないのです。

生まれ付きの障害者やAさんのように、
これ以上は良くならない。
もしくは、常に病状が悪化するかもしれないと言う
恐怖と戦っている人もいるのです。
そういった人たちと仕事をしていかなければいけない。
自分の事だけを考えるのではなく、
周りの事も考え、注意しないといけないと気付きました。

コメント (4)
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