徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

日本を襲う大寒波

2012年12月26日 06時18分59秒 | 日記
 上空5000mに-48℃の大寒波が北日本~日本海側を覆っているそうです。12月では10年に一度のレベルとか。
 めっきり寒さに弱くなってきた私ですが、実は雪国で過ごしたことがあります。

 大学生時代は青森県弘前市で6年間を過ごしました。
 雪国の生活に憧れての東北行きでしたが、最初の1年で「大変なところに来てしまった」と半分後悔。
 雪国の生活は「雪に閉じ込められる生活」だと気づいたのでした。
 最高気温-7℃も経験しました(本日の予想は-6℃ですね)。寒いと云うより空気が痛かったです。

 先日の北海道旭川市では-20℃をさらに下回る最低気温を記録しました。どんな寒さなのか想像がつきません。
 大学の同級生に北海道出身者もいましたが、意外なことに彼らは関東人より寒がりです。
 北海道では完全暖房なので、部屋の中は温かいのですね。
 一方、関東では寒くなってギリギリ我慢してから暖房を使用する傾向があり、多少の寒さに耐える習慣が身についているようです。

 もう一つ雪国話を。

 私の母は新潟出身です。
 それも雪と米で有名な魚沼郡。
 小さい頃からお盆になると毎年のように実家に遊びに行きました。
 一回だけ、冬に行ったことがあります。もう30年以上前ですね。
 雪が積もりに積もって、確か2階から出入りしていたおぼろげな記憶も・・・。
 新潟の家がずん胴の二階屋になっている理由が初めてわかりました。一階で屋根を作ると雪下ろしが大変なのです。
 もっと昔の家屋は二階が蚕部屋でした。現在は建て直してふつうの家になっています。
 その後は雪の量が減ってきて、昔のような生活は消えつつあるようです。

 皆さんは雪国というと何をイメージしますか。
 スキー? かまくら?
 私は瞽女さんを連想します。
 実物は見たことがないのですが、映像で観た盲目の歌芸人が雪の中をとぼとぼとおぼつかない足取りで歩く姿が目に焼き付いているのです。

 

 動画はこちら;

■ 「瞽女さんの唄が聞こえる」(YouTube)

 それから60年、日本は経済成長を遂げ先進国の仲間入り。
 すでに失われてしまった日本の原風景の一つとなりました。

 現在の女性歌芸人(?)の代表の一つAKB48のビデオを観ると、隔世の感があります;

■ 「ヘビーローテーション/AKB48」(YouTube)

 当時の誰がこの変化を予想したことでしょう。
 そして未来の50年後にはどんな風になっているのでしょうね。
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