徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

2024年10月、コロナワクチンが定期接種化します

2024年07月28日 07時47分25秒 | 新型コロナ
忘れた頃にやってくる、新型コロナ流行。
2024年夏、沖縄から始まった流行が九州に上陸し、
今や全国に拡大しています。

すると思い出すのがコロナワクチン。
「はて、最近話題にならないけど、どうなっているんだっけ?」
と皆さん思っていることでしょう。

2024年10月から、新型コロナワクチンは
「定期接種化」
されることが決まりました。

定期接種という言葉は、
子育て中の家庭と高齢者はおなじみですが、
労働世代では今ひとつ縁がなくピンとこないかもしれません。

国(厚生労働省)が推奨し、
接種対象を限定して行う予防接種事業です。
自治体からの補助があるのがふつうですが、
今回は無料(全額補助)にはならない様子。

今回の決定では、
・対象者:65歳以上と60〜65歳のハイリスク者
・年1回接種
となりました。

それ以外の方も接種は可能ですが、
“任意接種”扱いとなり自治体からの補助は基本的にありません。
自費(15000円程度)で接種することになります。

「年1回接種」はインフルエンザワクチンと同じペースですね。
現在「インフルエンザ&コロナの二価ワクチン」が開発中であり、
将来的にはこの種のワクチンを使用することになると思われます。

以下の記事を参考にしてください;

■ コロナ定期接種が10月開始 高齢者ら対象、年度末まで
 65歳以上の高齢者らを対象にした新型コロナウイルスワクチンの定期接種が10月1日から始まることが18日、厚生労働省への取材で分かった。準備が整った自治体、医療機関から順次、接種できる。具体的な接種期間は、来年3月31日までの間で各自治体が決める。 

 定期接種は、
・65歳以上の高齢者
・心臓や腎臓、呼吸器に機能障害があるなど基礎疾患を持つ60~64歳
 が対象となり、
・重症化予防を目的に、年1回接種

自己負担額は自治体によって異なるが、最大7千円となるよう、国が接種1回当たり8300円を各自治体に助成する。 
 インフルエンザや肺炎球菌などの他のワクチンとの同時接種は、医師が特に必要と認めた場合に受けられる。同時に打たない場合の接種間隔に制限は設けない。ワクチンには、オミクロン株の「JN・1」や、それに近い系統の変異株に対応したものが使われる見込み。 
 各自治体が定めた期間外の接種や、対象外の人が打つ場合は原則全額自費の任意接種となる。

...皆さんは接種しますか?
私は「60〜65歳のハイリスク者」に当てはまり、
日々、コロナ患者と接触しているので必須ですね。


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