徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

参院選2019の立候補者の半分以上が、HPVワクチン接種勧奨再開に「反対」!?

2019年07月21日 06時08分47秒 | 小児科診療
 一般社団法人「予防医療普及協会」が参院選立候補者299人全員にアンケートを実施しました。
 内容は、HPVワクチン積極勧奨の賛否。

 93名(31.3%)から回答があり、
・再開すべき:20名(22%)
再開すべきでない:51人(54%)
・どちらとも言えない:22名(25%)
 と言う結果でした。



 この記事を読んで、私は愕然としました。
 まず、回答率31.3%という低さ
 選挙の街頭演説では耳当たりのよいフレーズを連呼して支持を集めようとしていますが、
 肝心の投票者が知りたいことにはスルーして口を閉ざすのです。

 無責任ですね。
 私の政治不信は、ますます強くなる一方。

 そして何よりも驚くべきことは「再開すべきでない」が半分を超えたことです。
 医学界では、HPVワクチンの有効性と安全性は科学的に確立している事実です。
 反対している人もいますが、その言い分は科学的ではありません。
 きちんと勉強すれば、それが理解できるはずなのに、その努力を怠っているとしか思えません。

コメント
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