私的に思い出深い偉人たちについて記してみます.
■「アーサー・C・クラーク」(SF作家)
巷ではスタンリー・キューブリック監督の映画「2001年宇宙の旅」の原作者として有名ですが、SF少年だった私にとっては昔からお気に入りの作家の一人でした.
彼の小説は構成がしっかりしていて読み応え十分.
多々あるSF小説の中には「?」というものに遭遇することもありますが、クラークの作品はぐんぐん引き込まれて期待はずれになることは皆無でした。
最高傑作は誰もが認める「地球幼年期の終わり」ですね.
テーマは「未来の記憶」(SF的でしょう?)
ヒトが共通して深層心理の中に有しているイメージは、実は未来の記憶だった・・・。
この作品は全世界SF小説のベストに挙げられることが多いようです.
イギリス人で「Sir」の称号も得ていますが、晩年はスリランカ(セイロン島)で余生を過ごしたと記憶しています。
他にアイザック・アシモフやレイ・ブラッドベリ、ロバート・A・ハインラインなどもお気に入りでしたが・・・皆さんまだ健在なのかなあ.
■「チャールストン・ヘストン」(アメリカの俳優)
言わずと知れた有名男優ですが、私にとっては「ベン・ハー」よりも全米ライフル協会会長としてのイメージが強い人です.
マイケル・ムーア監督の「ボウリング・フォー・コロンバイン」というアメリカ銃社会の歪みを描いた作品に、彼は「銃賛成派」の代表として登場します.彼の言葉の中に「開拓」という名の原住民制圧で発展してきたアメリカの歴史を感じました.相手を排除することで自分の生活が成り立ってきたので、いつ背後を狙われるかわからない、銃を持っていないと不安で仕方がない、というアメリカ人の精神的病理を垣間見るようです.現在でも周囲で反抗する勢力を見つけると躍起になってつぶそうとする姿勢は日本人から見ると異様に感じることがあります.
実はヘストン氏は若かりし頃公民権運動に参加し、逆にマイケル・ムーアは全米ライフル協会員だったそうです.
人生、いろいろな転機があるのですねえ.
■「ポール・ニューマン」(アメリカの俳優)
説明は必要ないですね.
私にとってはロバート・レッドフォードの共演作である「明日に向かって打て」と「スティング」が印象深いです(古い!).
アウトサイダーを描いた作品ですが、時代の閉塞感を良くも悪くも反映している内容だと思います.
「スティング」に出てくるバーボンを飲みたくて探し回ったこともありましたっけ.
■「小川国夫」(作家)
学生時代に古本屋で見つけた「アポロンの島」という小説.
オートバイに乗ってヨーロッパの辺境を一人旅する内容だと記憶しています.
ギリシャの熱い陽射しが生々しく感じられる文章.
ナイフで削いだような簡潔で乾いた文体に魅せられ続けて数冊をむさぼり読みました.
いわゆる「文壇」に縁を持たずに活動した孤高の作家であることは後に知りました.
彫りの深い端正な風貌も記憶に残リます.
最近、ネット・オークションで見つけて十数冊まとめ買いしました.
余裕ができたらじっくり読むつもりです.
あの感覚が甦るでしょうか・・・.
■「アーサー・C・クラーク」(SF作家)
巷ではスタンリー・キューブリック監督の映画「2001年宇宙の旅」の原作者として有名ですが、SF少年だった私にとっては昔からお気に入りの作家の一人でした.
彼の小説は構成がしっかりしていて読み応え十分.
多々あるSF小説の中には「?」というものに遭遇することもありますが、クラークの作品はぐんぐん引き込まれて期待はずれになることは皆無でした。
最高傑作は誰もが認める「地球幼年期の終わり」ですね.
テーマは「未来の記憶」(SF的でしょう?)
ヒトが共通して深層心理の中に有しているイメージは、実は未来の記憶だった・・・。
この作品は全世界SF小説のベストに挙げられることが多いようです.
イギリス人で「Sir」の称号も得ていますが、晩年はスリランカ(セイロン島)で余生を過ごしたと記憶しています。
他にアイザック・アシモフやレイ・ブラッドベリ、ロバート・A・ハインラインなどもお気に入りでしたが・・・皆さんまだ健在なのかなあ.
■「チャールストン・ヘストン」(アメリカの俳優)
言わずと知れた有名男優ですが、私にとっては「ベン・ハー」よりも全米ライフル協会会長としてのイメージが強い人です.
マイケル・ムーア監督の「ボウリング・フォー・コロンバイン」というアメリカ銃社会の歪みを描いた作品に、彼は「銃賛成派」の代表として登場します.彼の言葉の中に「開拓」という名の原住民制圧で発展してきたアメリカの歴史を感じました.相手を排除することで自分の生活が成り立ってきたので、いつ背後を狙われるかわからない、銃を持っていないと不安で仕方がない、というアメリカ人の精神的病理を垣間見るようです.現在でも周囲で反抗する勢力を見つけると躍起になってつぶそうとする姿勢は日本人から見ると異様に感じることがあります.
実はヘストン氏は若かりし頃公民権運動に参加し、逆にマイケル・ムーアは全米ライフル協会員だったそうです.
人生、いろいろな転機があるのですねえ.
■「ポール・ニューマン」(アメリカの俳優)
説明は必要ないですね.
私にとってはロバート・レッドフォードの共演作である「明日に向かって打て」と「スティング」が印象深いです(古い!).
アウトサイダーを描いた作品ですが、時代の閉塞感を良くも悪くも反映している内容だと思います.
「スティング」に出てくるバーボンを飲みたくて探し回ったこともありましたっけ.
■「小川国夫」(作家)
学生時代に古本屋で見つけた「アポロンの島」という小説.
オートバイに乗ってヨーロッパの辺境を一人旅する内容だと記憶しています.
ギリシャの熱い陽射しが生々しく感じられる文章.
ナイフで削いだような簡潔で乾いた文体に魅せられ続けて数冊をむさぼり読みました.
いわゆる「文壇」に縁を持たずに活動した孤高の作家であることは後に知りました.
彫りの深い端正な風貌も記憶に残リます.
最近、ネット・オークションで見つけて十数冊まとめ買いしました.
余裕ができたらじっくり読むつもりです.
あの感覚が甦るでしょうか・・・.