サッカーのワールドカップで盛り上がる中、6月21日に静かに英国のウィンブルドン・テニス大会が始まりました。
1回戦にいろんなドラマが詰まっていました。
■ 錦織圭敗退;
先日のフレンチ・オープンで肘の故障からの復活を遂げ、今大会はワイルドカード(主催者推薦)で出場するに至ったエア・ケイ。なんとランキング1位のラファエル・ナダルとの対戦です。
結果はストレート負けで、試合を左右する重要ポイントでの集中力はトップに及びませんが、ストローク戦は十分互角に戦えていました。
一昔前は「出場することに意味がある」程度だった日本のレベルも、徐々に上がってきたんだなあ、と感心した次第です。
■ クルム伊達敗退;
フレンチ・オープンでトップ選手のサフィーナを退けた伊達選手。
今回はフルセットまでもつれ込んだものの、相手選手の若さに押しきられた印象でした。
他の日本の女子選手では、森田あゆみともう一人が初勝利を挙げましたね。39歳の伊達選手に頼っていてはいけません(苦笑)。
■ フェデラー危うし!
フレンチ・オープンでソダーリングに屈し、ランキング2位へ落ちたフェデラー。ウィンブルドンでも1回戦から格下のファージャというコロンビアの選手に苦戦しました。大丈夫かなあ。
「あ、今日はフェデラーの1回戦だ。どうせ楽勝だろう・・・」と寝る前にTVをつけると、セットカウント0-2、ゲームカウント4-4、自分のサービスゲームなのに0-40のトリプルブレイクポイント、という絶体絶命のスコアがそこにありました・・・絶句!
「フェ、フェデラーが1回戦で消える!?」
眠気が覚めてしまいました。
しかし、それから思うように動かない体を奮い立たせてフェデラーが奇跡の逆転劇を演じました。
最終セットこそ6-0で取りましたが、第4セットまでは体が重そうでフットワークも悪く、一方、相手のファージャのリターンやストロークは面白いようにビシビシ決まり、ホントに危なかったですね。
あと、ファージャの「勝ちビビリ」にも助けられました。
「フェデラーに勝てるかもしれない」というプレッシャーがファージャのテニスを硬直化し、体が動かなくなってミスが増えていくのが手に取るようにわかりました。こうなれば百戦錬磨のフェデラーに分があります。
ランキング上位と下位の差が出たゲームでした。
■ テニス史上試合時間最長記録が生まれる!
「男子単1回戦で3日がかりとなった11時間5分のテニス史上最長試合は第5セットの59-59で再開した後の20ゲーム目で決着し、ジョン・イスナー(米国)がニコラ・マユ(フランス)に6-4、3-6、6-7、7-6、70-68で勝った。
人間の限界を超え、すべてを出し尽くした665分だった。69-68で迎えた第138ゲーム、イスナーのバックハンドショットがマユの横を抜け、男子単1回戦で3日越しの“マラソンマッチ”がついに終了。テニス史を塗り替える激闘に惜しみない拍手が降り注ぐ中、11時間5分を戦い終えた2人はネット越しに抱き合った。
3日目も1時間ほど熱戦を繰り広げた。勝ったイスナーは「少しだけ疲れたね」とポツリ。敗れたマユは「これ以上ない戦いだった」とこぼれ落ちそうな涙をこらえた。
総ゲームは183を数えた。1969年大会で記録した単史上最多の112と、73年に国別対抗戦、デ杯の米国-チリの複で記録したテニス史上最多の122を軽く上回った。
試合時間の大会最長記録は89年の5時間28分で、2004年全仏オープンで記録した史上最長の6時間33分も大幅に超えた。2人はスコアボードに「70-68」と表示された横で記念撮影。後世に語り継がれるであろう死闘の証を残した。」(以上、サンスポの記事より)
・・・永遠に続くと思われた第5セットでした。勝利したイスナーは翌日の2回戦はボロボロで負けてしまいました。
ウィンブルドンは格式が高いと云われて久しいのですが、確かに先日終了したフレンチ・オープンと雰囲気が違います・・・どこが違うのか考えてみたら、審判がネクタイをしている(フレンチオープンはポロシャツなので街を歩いているおじさんみたかった)、コート内にスポーツ・ブランドのロゴCMがない(フレンチオープンは野球場みたいにロゴだらけ)など、ウィンブルドンの伝統を感じました。
1回戦にいろんなドラマが詰まっていました。
■ 錦織圭敗退;
先日のフレンチ・オープンで肘の故障からの復活を遂げ、今大会はワイルドカード(主催者推薦)で出場するに至ったエア・ケイ。なんとランキング1位のラファエル・ナダルとの対戦です。
結果はストレート負けで、試合を左右する重要ポイントでの集中力はトップに及びませんが、ストローク戦は十分互角に戦えていました。
一昔前は「出場することに意味がある」程度だった日本のレベルも、徐々に上がってきたんだなあ、と感心した次第です。
■ クルム伊達敗退;
フレンチ・オープンでトップ選手のサフィーナを退けた伊達選手。
今回はフルセットまでもつれ込んだものの、相手選手の若さに押しきられた印象でした。
他の日本の女子選手では、森田あゆみともう一人が初勝利を挙げましたね。39歳の伊達選手に頼っていてはいけません(苦笑)。
■ フェデラー危うし!
フレンチ・オープンでソダーリングに屈し、ランキング2位へ落ちたフェデラー。ウィンブルドンでも1回戦から格下のファージャというコロンビアの選手に苦戦しました。大丈夫かなあ。
「あ、今日はフェデラーの1回戦だ。どうせ楽勝だろう・・・」と寝る前にTVをつけると、セットカウント0-2、ゲームカウント4-4、自分のサービスゲームなのに0-40のトリプルブレイクポイント、という絶体絶命のスコアがそこにありました・・・絶句!
「フェ、フェデラーが1回戦で消える!?」
眠気が覚めてしまいました。
しかし、それから思うように動かない体を奮い立たせてフェデラーが奇跡の逆転劇を演じました。
最終セットこそ6-0で取りましたが、第4セットまでは体が重そうでフットワークも悪く、一方、相手のファージャのリターンやストロークは面白いようにビシビシ決まり、ホントに危なかったですね。
あと、ファージャの「勝ちビビリ」にも助けられました。
「フェデラーに勝てるかもしれない」というプレッシャーがファージャのテニスを硬直化し、体が動かなくなってミスが増えていくのが手に取るようにわかりました。こうなれば百戦錬磨のフェデラーに分があります。
ランキング上位と下位の差が出たゲームでした。
■ テニス史上試合時間最長記録が生まれる!
「男子単1回戦で3日がかりとなった11時間5分のテニス史上最長試合は第5セットの59-59で再開した後の20ゲーム目で決着し、ジョン・イスナー(米国)がニコラ・マユ(フランス)に6-4、3-6、6-7、7-6、70-68で勝った。
人間の限界を超え、すべてを出し尽くした665分だった。69-68で迎えた第138ゲーム、イスナーのバックハンドショットがマユの横を抜け、男子単1回戦で3日越しの“マラソンマッチ”がついに終了。テニス史を塗り替える激闘に惜しみない拍手が降り注ぐ中、11時間5分を戦い終えた2人はネット越しに抱き合った。
3日目も1時間ほど熱戦を繰り広げた。勝ったイスナーは「少しだけ疲れたね」とポツリ。敗れたマユは「これ以上ない戦いだった」とこぼれ落ちそうな涙をこらえた。
総ゲームは183を数えた。1969年大会で記録した単史上最多の112と、73年に国別対抗戦、デ杯の米国-チリの複で記録したテニス史上最多の122を軽く上回った。
試合時間の大会最長記録は89年の5時間28分で、2004年全仏オープンで記録した史上最長の6時間33分も大幅に超えた。2人はスコアボードに「70-68」と表示された横で記念撮影。後世に語り継がれるであろう死闘の証を残した。」(以上、サンスポの記事より)
・・・永遠に続くと思われた第5セットでした。勝利したイスナーは翌日の2回戦はボロボロで負けてしまいました。
ウィンブルドンは格式が高いと云われて久しいのですが、確かに先日終了したフレンチ・オープンと雰囲気が違います・・・どこが違うのか考えてみたら、審判がネクタイをしている(フレンチオープンはポロシャツなので街を歩いているおじさんみたかった)、コート内にスポーツ・ブランドのロゴCMがない(フレンチオープンは野球場みたいにロゴだらけ)など、ウィンブルドンの伝統を感じました。