徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

「森永ヒ素ミルク中毒事件」の記憶

2018年11月06日 14時15分44秒 | 小児科診療
 BCGワクチン溶解液にヒ素が混入・・・医療関係者が「ヒ素中毒」を聞くと、古い人間は「森永ヒ素ミルク中毒事件」を思い出します。  昭和30年、育児用ミルクにヒ素が「溶けやすいように」と危険性の検討をせずに添加され、それを飲んだ赤ちゃんに急性中毒症状が発現し、後遺症も残ったという事件です。  西日本を中心に、死亡者130人、被害者1万3000人。  例に漏れず、ミルクを製造した森永乳業は自分の非を認 . . . 本文を読む
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BCGワクチン溶解用生理食塩水から基準を越えるヒ素を検出。

2018年11月04日 13時36分36秒 | 小児科診療
 BCGワクチンに関する問題発覚です。  はじめにお断りしておきますが、ワクチンそのものの問題ではありません。    BCGワクチンの箱には溶解用の生理食塩水が一緒に入っています。  今回の問題はこちらです。  ワクチンを溶解するための生理食塩水を入れる容器にはヒ素が含まれており、熱をかける工程で溶け出したため、生理食塩水から基準を超えるヒ素が検出された、とのこと。    下記記事を読むと、この事 . . . 本文を読む
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風疹対策で明暗〜オーストラリアと日本〜

2018年11月04日 13時09分14秒 | 小児科診療
 風疹対策でモタモタしている日本は不名誉にも、米国CDCから「妊婦は渡航に注意」と指摘されてしまいました。  その昔、日本は“麻疹輸出国”と米国から非難されたことを思い出しますね。  一方、諸外国では堅実にワクチン接種が進み、今回オーストラリアで「風疹根絶」が達成されたそうです(米国では既に達成済み)。  麻疹輸出国を非難されたことに反応し、MRワクチン2回接種を導入して麻疹を根絶した日本です . . . 本文を読む
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インフルエンザワクチンの効果を整理してみました。

2018年11月03日 13時29分46秒 | 小児科診療
 何かと話題のインフルエンザワクチン。  小児科医は毎年なんだかんだで振り回されます。  もう慣れっこになっていて、今年(2018年)も「ワクチンが足りない、いや足りるはず」と騒いでいますが、ただただあきれるだけです。  先日のブログ「インフルエンザ情報アップデート2018」では菅谷憲夫先生の文章から引用したインフルエンザワクチンの効果が以下のようになっていました; <小児> ① 小児では全体的 . . . 本文を読む
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「スペイン風邪」の記憶〜100年前の読売新聞記事から〜

2018年11月03日 13時11分01秒 | 小児科診療
 ラジオNIKKEI「100年前のスペイン風邪を新聞はどう報じていたか」(読売新聞:森井雄一)を聞いて読んでみたら、興味深い文章に出会いました。 “1920年1月16日には「流行性感冒から起こる精神病」という記事があります。患者の中には、大声でわめき立てる、器物を壊す、家族を殴る、家出をする、刃物で自殺するといった行動を起こす人がいるということが紹介されています。”  これって、近年問題視され . . . 本文を読む
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次のインフルエンザ・パンデミックの有力候補は?

2018年10月29日 08時13分24秒 | 小児科診療
 2000年頃は、「次のパンデミックはH5N1(鳥インフルエンザ)が最有力候補」と云われていました。  しかし蓋を開けてみると、2009年にパンデミックを起こしたのはH1N1(豚インフルエンザ)でした。  これは専門科の間では“想定外”だったのですね。  幸いなことに、強毒性ではなかったので以前のパンデミック(スペイン風邪、香港風邪、アジア風邪)ほど多数の死者は出さずに済みましたが。  さて、次 . . . 本文を読む
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全日本ソフトテニス選手権大会2018(第73回天皇賜杯・皇后賜杯)

2018年10月27日 16時36分19秒 | テニス
 唐突ですが、私は中学から大学まで、軟式テニス(今のソフトテニス)をしていました。  現在のように「部活制限」などない時代です。  土曜日も日曜日も、コートが開いていなければふつうのグラウンドで乱打。  相手の足元に返す練習はこれが一番よいと今でも思っています。  おそらく、頭の中の7〜8割はテニス三昧の日々。  戦績は・・・  中学時代は、県大会3回戦。  高校時代は、インターハイ出場。  大 . . . 本文を読む
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インフルエンザ情報アップデート2018

2018年10月27日 07時14分39秒 | 小児科診療
 毎年、秋になると医学系雑誌ではインフルエンザ関係の特集が組まれたり、書籍が出版されます。  知識をアップデートすべく、何冊か購入して読むことが私の中で年中行事化しています。  さて、「月刊薬事2018年10月号」に「流行シーズン目前! インフルエンザ予防から治療までのホント」という特集が目にとまりましたので購入して呼んでみました。    企画は菅谷憲夫Dr.(けいゆう病院)で、言わずと知れたイ . . . 本文を読む
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あなたが“加害者”になるかもしれない「先天性風疹症候群」

2018年10月17日 06時48分49秒 | 小児科診療
1962〜1978年生まれ(現在31〜56歳)の男性は、予防接種を受けていないので風疹に罹る可能性があります。罹った時は被害者ですが、イコール他人に写す加害者にもなり得ます。そして妊婦さん(特に妊娠初期3ヶ月以内)に移してしまった場合、お腹の赤ちゃんが障害を抱えて生まれてくる(先天性風疹症候群)リスクが高いのです。そして大切なことは、このような不幸な自体はワクチン接種で防ぐことが可能なのです。このわかりきっていることを国が主導してやらないために、風疹の流行が止まりません。つまり何の罪もない赤ちゃんが犠牲になる環境が野放しになっているのです。 . . . 本文を読む
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「コウノドリ」風疹エピソードを緊急無料公開!!

2018年10月11日 20時59分41秒 | 小児科診療
【風疹患者数 昨年の10倍超】首都圏の成人男性を中心に風疹の流行が目立っていることを受け、『コウノドリ』風疹エピソードを緊急無料公開。風疹が妊婦にもたらす甚大な影響とは。 . . . 本文を読む
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