徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

「夕立ち」と「ゲリラ豪雨」

2009年08月30日 11時13分16秒 | 日記
NHKの「アインシュタインの眼」という番組で「ヒートアイランド特集」を放映していました。

ヒートアイランドの原因は、アスファルトが物理的に熱をためやすい性質を持つこと、高層ビル群により空が覆い隠され、夜になっても放射冷却ができずに夜間の気温が下がらないこと、などとわかわりやすく解説されていました。
現在の東京の気温は100年前の宮崎県と同じだそうです!

ため込んだ熱気に海風が当たると上昇気流を起こしやすく、局地的に積乱雲が発生し、結果としてゲリラ豪雨となるという説が紹介されました。それがちょうど練馬あたりで、近年ゲリラ豪雨が多発している地域と一致します。

確かに近年の夏の雨は異常です。

今から約40年前、小学生の私は夏休みには毎日プール通いをしていました。
太陽がサンサンと降り注ぐ日中はプールの冷たい水でクールダウン。
午後になると北の空にモクモクと積乱雲が発生してきます。
ドンドン高さが増すとともに空が暗くなってきて怪しい雰囲気に。
遠くで「ゴロゴロゴロ・・・」と低く雷の音が聞こえ始めます。
「夕立が来るぞ!」と逃げるように皆家路につきます。
雷が鳴り響き、大粒の雨が降り始めたらあきらめて途中で雨宿り。
30分くらいで雨はやんでしまい、心地よい涼しい風が吹いてきます。
子ども心に夏の夕立ちは「怖いけど嫌いではない」存在で、風情も少し感じていました。

しかし、近年の「ゲリラ豪雨」はわけが違います。
雨の激しさは台風直撃並みの「嵐」。
身の危険さえ感じるほどです。
風情なんてあったものではありません。

東京の都市計画を修正してください!
と言いたいところですが、ちゃんと対策も取られつつあるようです。
現在東京駅付近を工事していますが、あれはビルの位置を変えて海風の通り道を造り、自然の力を利用して冷やす目的だそうです。
また、「保水性舗装」という新開発の舗装材料は、従来のアスファルトに「土」の機能を持たせるべく保水剤を混ぜたもの。打ち水のように放射冷却が期待され、試験的に導入した場所ではアスファルトより10℃も温度が下がったそうです。
なるほど、なるほど。

ちなみに、「ヒートアイランド」「ゲリラ豪雨」は日本特有の現象であり、地球温暖化とは別の現象なので切り離して考えてください、と専門家はコメントしていました。
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2009年夏休み家族旅行

2009年08月30日 10時37分18秒 | 旅行
毎年夏休み家族旅行には頭を悩ませます。
如何に楽しめて記憶に残る夏休みにすべきか・・・父親の企画力が試されます。

子どもの年齢を考慮しつつ、10年前は山と海の両方に行っていました。
でも、私自身が海より山の方が好きなので、近年は山で川遊びをする機会が増えてきました(妻には不評)。
ラフティングは白馬と北海道と鬼怒川で経験し、白馬ではシャワークライミング(沢登り)も。
カヌーは鬼怒川と日光中禅寺湖で。

昨年夏、日光プリンスホテルに宿泊して中禅寺湖でカヌーを漕いだのは良い思い出です。
お盆過ぎの少し涼しく、混雑が和らいだリゾート地でゆったり過ごすことができました。
離れで食べるバイキング料理もおいしく「ここを定宿にしよう」とさえ考えましたが・・・その秋に「日光プリンスホテルは休業し再開の予定なし」とのニュースが届きショックを受けました。
ウ~ン、確かに満室ではなかったようだけど・・・残念。

今年の夏はどこへ行こう?
やはり山かな。
いろいろな場所が候補にのぼりました。
黒部ダムに一回行ってみたいなあ。
ニコルさんゆかりの黒姫山周辺で森林浴も良いなあ。
まだ行ったことのない福島県はどうかな。
いっそのこと、青森県の奥入瀬まで足を伸ばそうか・・・。
ただ、家族で宿泊可能な適当なホテルがなかなか見つかりません。
うちはバイキング料理が大好きなので、ある程度規模の大きなホテルに限定されてしまうのです。

基本に立ち返って避暑地の軽井沢を考えました。
大学生時代にはテニスの大会で毎年1週間ほど過ごした思い出の地でもあります。

ちょっと高いけど評判の良い「軽井沢プリンスホテル」のコテージ。
大きくてホテル内に何でもある「ホテル軽井沢1130」。
2000mの高地にあり望遠鏡を備え、晴れれば天の川がバッチリ見える「高峰高原ホテル」。
検討に検討を重ねて、この3つをセレクトしました。

結果として、企画大成功!
子どものつけた順位は以下の通り;

1.軽井沢プリンス
 コテージなので多少騒いでも周囲を気にせずに済みます。我が家の夏休み旅行定番のトランプ(七並べとババ抜き)と人生ゲームで盛り上がりました。ちょっと気晴らしに散歩ができるのも開放感があってよいですね。
 なんと言ってもショッピングプラザが隣接しているので便利。長袖を忘れてもすぐに調達できます。夕食はレストラン街の「味の街」で好きなものを食べられます。子ども達はその通りにある「ミカドコーヒー」のモカソフトにはまりました。まろやかな甘みとほろ苦さのバランスが絶妙な味です。
 テニスのあとに温浴施設にも入りました。

2.高峰高原ホテル
 料理がおいしい、特にパンがおいしい。厨房で焼くパンはロビーでも販売しており、すぐに売り切れてしまうそうです。
 天文ドームには口径15cmのタカハシ製屈折式望遠鏡が鎮座していました。昔天文少年だった私には憧れの高級機です。しかし夜空は雲に隠れてしまい、天の川は残念ながら見ることができませんでした。せっかく来ていただいたインストラクターのお兄さん、ご苦労様。でも、翌朝は美しい「雲海」を見ることができて満足。
 実は、夏休み旅行では「天の川を見る」ことを毎年想定してホテルを選んでいます。でも今まではっきり拝めたのはたったの一回(涙)。来年もめげずに企画するぞ~。
 翌日は高峯山まで約2時間のハイキング。案内人のおじさんに子ども達はいろいろ教えていただき楽しめたようです(私は体調が優れず留守番でした)。

3.ホテル軽井沢1130
 部屋も広く、バイキング料理も一工夫ある多彩な料理で良かったのですが・・・ホテル内だけで過ごす閉塞感が他のホテルより点数が低かった原因でしょうか。

それから、オープンしたばかりの「フォレスト・アドベンチャー」へ行きました。
http://www.foret-aventure.jp/parkinfo/asama/asama.html
アスレチックの上級版という感じで、木の上を渡り歩き、10m以上の高さからターザンのように飛んだりします。
私は筋肉痛が怖いのでカメラマンに徹しましたが、子ども達はとても楽しそうでした。

今回の旅行で一番印象に残った場所は、軽井沢の奥にある有名な「白糸の滝」でした。
なんと地下水が湧き出ていきなり滝になっているのですね。
冷たくて気持ちの良い水でした。

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ソフトテニス中体連予選観戦記

2009年08月06日 07時19分09秒 | テニス
市営コートで行われた中体連予選を観戦してきました。

中学三年生の長男は最後の大会。
この日のために練習を積んできましたが、県大会へは手が届かずに終わりました。
結構、いい球を打っていたんだけど・・・残念!
努力してもすべてが報われるわけではない、という社会勉強になったことでしょう。

実は今を去ること30年前、私も同じ場所で白球を追っていました。
コートのフェイスこそクレーからオムニに変わりましたが、観覧席などは昔のままで懐かしい。
あの頃は「協和中学校」の全盛期で毎年全国大会レベルの選手が街から輩出されていました。

地元中学校の選手達、みな上手になっていました。
1年生の頃から何回か練習を覗いたことがありますので、2年間の成長には目を見張るものがあります。
でも、あと一歩、勝利に手が届かない。

思うに、ラリーを続けられるレベルにはあるのだけれど、その先の攻めのボールが打てていない。
チャンスボールを相手コートに打ち込むのではなく、打点を落とすのでつなぎボールになってしまう。
見ていてもどかしい。

ソフトテニスの後衛の技術レベルは以下のように考えられます。
1.初級者:ラリーを続けることができ、サーブも入れることができる(試合が成り立つレベルですが、ミスの多さで勝敗が決まります)。
2.中級者:チャンスボールが来たら上から叩きつけるシュートボールで攻めることができる(ポイントの多さで勝敗が決まります)。
3.上級者:上記プラス、一つ一つのショットがコーナーに集まる(攻められないので負けない、勝敗は総合力で決まります)。

とすると、みな初級者から中級者になかなか上がれないレベル、ということになりますか。
まあ「言うは安し、行うは難し」。
私も12年間かかってわかったことを「こうすると勝てるから」と言われても、すぐにできるものではありません。

さて、長男は「高校に入ったらインターハイを目指して硬式テニスをやりたい」とすでに心は次の目標に移っていました。
たくましい限りです。

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