花粉症の時期は、家の中に花粉を持ち込まないように、
花粉の付きにくい表面がサラサラの衣服を心がけ、
玄関で花粉を払ってから家の中に入る、
など気をつけている方も多いと思われます。
私は静電気体質というのか、
空気が乾燥する冬季はビリビリ・バチバチと縁が切れません。
その私が以前から気になっていましたのが、
「静電気で花粉がくっつくのでは?」です。
それを扱った記事が目に留まりました。
▢ 静電気が花粉を引き寄せる? 衣類への「花粉の付着」を防ぐ3つのポイント
(2024.3.27:ウぇザー・ニュース)より一部抜粋;
・衣類にもたくさんの花粉が付着することがあります。『衣類にくっついて家の中に持ち込まれる花粉』は、『1時間の換気で窓から入る花粉』の6倍以上になることもあります。衣類を工夫することで、室内への花粉の侵入を減らすことが期待できます」
・衣類に付着する花粉の量は、素材によって異なります。花粉が飛散する時期に1時間の外出で付着する花粉を数えたところ、ウールのセーターについた花粉は約8万個もありました。
・同じ条件の綿シャツと比べても多かったのです。ウールのセーターは綿のシャツに比べると表面の凸凹が多く、花粉が付着しやすいといえます」(大貫さん)違いに大きく影響しているものとして静電気もあります。
・花粉は静電気によって衣類に付着しやすくなります。綿シャツは静電気が発生しにくいこともあって、花粉が付着しにくいと考えられます。また、同じ素材であっても静電気を帯電している場合とそうでない場合では、付着量に違いが見られました。
・花粉の付着量は、衣類やかばんのコーディネートによっても違いがあるといいます。「かばんと衣類がこすれたり、衣類同士がこすれるときに静電気が発生します。こすれやすい裾部分などでは、静電気が発生するからです。
・ショートコートとスラックスを着用した人と、ロングコートにスカートの人が15分歩いた後の静電気を測定したところ、静電気を帯電している部位に違いがありました。ショートコートとスラックスでは、かばんとこすれる部分、ふくらはぎ、スラックスの裾で発生しやすかったのです。
ロングコートにスカートでは、かばんとこすれる部分、コートの裾、おへそまわりでした。花粉はこれらの部位に付着しやすくなるので、帰宅時には念入りに花粉を払うといいでしょう。
花粉の付着を防ぐ3つのポイント
(1)付着しにくい素材の服を選ぶ
ウールより綿のような花粉の付着しにくいものを選びます。ウールセーターやポリエステルフリースなどは花粉が付着しやすくなります。アウターには、トレンチコート、ジャンパーなど凹凸の少ない素材を選んだり、または吸湿性の高い綿素材を選ぶとよいでしょう。
(2)静電気が起こりにくい組み合わせに
衣類の組み合わせによっても、静電気の発生が変わります。素材により、プラスの電気を帯びやすいものとマイナスの電気を帯びやすいものがあります。異なる素材がこすれ合うとき、静電気が発生しやすくなります。重ね着するときは、アクリルとアクリルなど、同じ性質の素材同士の方が静電気は発生しにくくなります。
(3)外出前に静電気防止スプレーを使用
静電気を抑える専用のスプレーを使用するのも効果的です。裏面に記載の使用量を目安にスプレーします。特に静電気が起きやすい部位は忘れずに。コートやスラックス、スカートの裾は、表だけでなく裏もスプレーします。
そうそう、「静電気が発生しやすい素材と組み合わせ」という話を聞いたことがあります。
検索すると、以下の記事がヒットしました;
(エレガード)より一部抜粋;
・衣類は様々な種類の素材からできていますが、素材によってプラスの電気を帯びやすいものと、マイナスの電気を帯びやすいものとがあります。プラス素材とマイナス素材がこすれあったときに静電気が発生しやすくなります。
・プラスとプラス、マイナスとマイナスのように、同じ性質の電気を帯電する素材ならこすれあっても静電気は発生しにくくなります。また、もともと帯電しにくい綿や麻などの素材は、こすれあっても静電気は発生しません。
イラストを見ると、天然素材は帯電しにくく静電気が発生しにくいのですね。
一方、化繊(化学線維)系は発生しやすく、しかも種類によりその程度は様々。
ありがちなナイロンとアクリルが最悪ということがわかります。
しかし化繊を使わないという生活も難しい。
ポイントは、化繊の衣服を使用する際は、
・化繊+天然素材
・化繊+おなじ化繊素材
でしょうか。